椅子から見る窓の外にへの応援コメント
この文体で官能入れたら、読まれるのわかります。近況読んだ後だからかもしれないですけど、ものすごくセクシーな感じがします。エロじゃなくて純文学。官能が入ることで描ける世界を見せてもらえそうな気がします。
作者からの返信
そう言われると、どことなく官能の雰囲気がある文章になっているかもしれません。(言われるまで全然意識してなかった……。)
最近はずっとChatGPTを触っているせいで、人間の身体や、身体の持つ感覚、というのを描きたい欲望が強くなっています。その欲望が、私の文章と官能と結びつけたのかもしれません。
そこにいるのにいないみたいと言う君の笑みへの応援コメント
タイトルを呼んだ瞬間から惹かれました。
本文を読み、すごく共感している自分がいました。
私自身が人付き合いが上手い方では無いので、『空気で居るのも悪くない』願望があるせいかも知れません。
目立たず、そつなく――そう生きるのも、現代に置いては難しいかも知れませんが。
作者からの返信
むしろ、社会という場においては誰もが空気であろうと努めているが故に、閉じたコミュニティ内では必要以上に自分であろうとして、中間において避け難い齟齬が生まれているように思います。
ほとんど無に近いからこそ、存在を必死に主張しようとこうして書いているのかもしれません。
いつもお読みいただきありがとうございます。
悪魔のいざないへの応援コメント
度々の応援、ありがとうございます。励みになります。『百年の孤独』、いいですよね。G・G・マルケスと訳者さんが物語を楽しんでる感じ、伝わってきます。これまでに3回くらい読みましたけど、1年に4回って、すごいと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
『百年の孤独』との出会いは、私にとってはそれだけ衝撃的なできごとだったのだと思います。
有名な作家の有名な作品ではありますが、重量感があってなかなか手が伸びませんでした。でも、本当に読んで良かった。
と、書いているうちに、また読みたくなってきました……。久々にあの不思議な世界にとっぷり浸りたいです。
そろそろいかなくちゃへの応援コメント
こういうのを読むと、男性の方が自分なんかよりもっと繊細でロマンチックなんだなあ、と思う。でも、そのロマンチックが自分の求めているのと同じというわけではないけど。
作者からの返信
恋愛においては、男性のほうが過去に執着するのかもしれません。それがロマンティシズムと結びつくのでしょうね。
この物語の最後の段は、ゲーテの初恋に関する格言に由来します。以下、ご参考までに。
『初恋が唯一の恋愛だ、といわれるのは至言である。 というのは、第二の恋愛では、また第二の恋愛によって、恋愛の最高の意味が失われるからである。 女は決して自分の自然な姿を見せない。 なぜならば女は、自然から生みつけられたままでもきっと人から好かれるものだ、といういうふうに考えることのできる男ほどのうぬぼれがないからである。』
中心のない円の縁をいつまでも撫でているへの応援コメント
胸が切り裂かれそうです。どんなにがんばってもどうにもならない様々なことについて。
作者からの返信
どうにもならないことの積み重ねで人生はできていて、それをどうにかしようと愚かにもがくのが私たちなのでしょうね。とても嬉しいコメント、ありがとうございます。
山積みになった手紙の束への応援コメント
ありますよね。恋の何たるかを分からずに、逃がしてしまった数々。今考えると、惜しい。……さすがに書き残しはしないけど。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私にとっては未だに恋がなんたるかもわからないので、子供の頃も大人になった今も大差ない気がしています……。
結局そうなったのだからそうでしかなかった、などと考えてしまいます。
彼女がそうして書き残しているのは、そこになにもなかったなんて思いたくないからなのではないでしょうか。手紙にしろ、小説にしろ、言葉は自分が生きた証ですから。
お読みいただきありがとうございました。
黒いディスプレイに映る姿はへの応援コメント
執筆する者の端くれとして、すごく共感できる物語でした。
中盤の文章の「必然性から運命に昇華する」の一連の部分に、何度も頷きました。
改めて「書くこと」の意義を噛み締めました。
作者からの返信
書く、とりわけ小説を書くということは、なにを意味しているのでしょうかね。長い間考え続けていますが、私自身、よくわかりません。
運命として昇華された先では、素敵な文章なり小説なりができあがっているのかもしれません。ですが、そこに辿り着くにはまだ遠いだけではなく、それがどこなのかもよくわからないまま延々と彷徨している……。
まあ、ひたすらもがく以外に、仕方ないのかなとは思いますが。
コメントありがとうございました。
哀哭と咆哮への応援コメント
例えば、賞レースに勝ったら、その主催者が
連続出版を約束してくれるかも知れない。
第02話の「もっともっともっと」にも通じる所があって
一作の受賞と、無冠の凡人の差は大きい。
受賞してからが地獄だよって声も聴こえて来るけど
いわゆる書き溜めた原稿が活きて来るのは受賞後の世界です。
一つの目的を果たしたらその件は終わり。
そう言う筋書きの話でしたね。
独りの死刑囚と、男の妻娘が死ぬ話。
僕は不殺の誓いを立てています。
話の成り行きであっても、人を殺さない。
吹雪斬と言う少年がコロナウイルスで絶命する描写しましたが
一年の内、四十九日ほど生き返られる特例を敷きました。
黄泉の短冊と言う冥界の道具を使用します。
不殺の誓いは守れませんでしたが
斬少年はその短い期間を謳歌しています。
作者からの返信
不殺の誓いですか、面白いですね。(一時期私は、必ず作中で誰かを殺す、というのをやっていました)
生を描くには死の側から見てみるのが手っ取り早いので、私はそのための道具としてすぐに死や自殺に手を出してしまいます。
とりわけ小説において死はすぐに持ち出したくなる道具です。
そもそも、そのくらいに死は必然的でありふれているわけなのだと思います。
ただ、その安易さに寄りかかってしまうと、肝心の死そのものを忘れて書けなくなる、と同時に、生も書けなくなるのかもしれません。
最近、自分で書いているものに「生」と呼べるものが希薄になっているような気がしています。
その希薄さを、さらに書けないものだろうか、などと考えています。
薄い生でも、私たちはおそらく生きていけるだろうから。そうした希薄さ、軽さ、平凡さ、つまらなさ、そういうのを、書きたいのかもしれません。
とても話がそれました。
お読みいただきありがとうございました!
もっともっともっとへの応援コメント
人生で読んで来た作品の中で、一番好きな作品です。
一目惚れしました。心を射抜かれた。
宮崎駿監督のアトリエに持って行っても
新海誠監督の仕事場に持参しても
秀逸なイラストを付してくれるでしょう。
これから恋仲になるかも知れない
電車の中の少年少女にも名前と顔を与えて。
コンセプトは名前を持たない主人公ですが
名前以上の看板を背負った人物像でした。
もっと書いていたいですが
これから日課のウォーキングなので
コート着込んで行って来ます!
ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
作者からの返信
過分なお褒めのお言葉、大変嬉しく思います。
この作品は部分的に私の経験が反映されています。
創作、という意味で絵にしろ小説にしろ音楽にしろなんにしろ、境界はないと思います。
そんな中で刺激しあい、影響しあい、感化しあうような関係性を誰かと築くことは、それ以上に幸福なことはないのでは、というくらいに喜びに満ちています。
ほんの一時期ですが、私にとってそうした刺激を与えてくれる人がいました。
今でも、その時を思い出すととても力と意欲が湧いてきます。
(そういう動機で書いたのかもしれません
姉妹への応援コメント
さて、お返事です。家の親は戦中派で、かぼちゃとさつまいもが大嫌いでした。戦争中はそれしか食べるものがなかったからです。「もう勘弁してくれ、他のものが食べたい」私も、「異世界転生もう勘弁してくれ」なのです。なろう系の長いタイトル見ただけで逃げます。(書き手の方が悪いわけでは無いのです。ゴメン)では、コメント。
ドロドロのホームドラマ設定。如何様にも面白く成るのに、家族、姉妹というものを理解も観察もできてない。若い独身男性の限界、あなたには向いてない分野です。
なぜそう思うかというと、父・母・弟達を書いたエピソードが何一つ刺さらなかったから。短編なんて、「心に残るエピソード」が全て。「あのシーンが忘れられない」
が、一つでもあればそれでOK。「人質」「午後の虹」「哀哭と咆哮」等、結構好きなのあります。でも、ムードに溺れて読み手を無視した、独りよがりに成ることが多々あります。「私の視線」は、「この子パソコンなのかな?」と思ったが、それにしては辻褄が合わないところもあるし、訳がわからない。ここまで読んだとき、「この人は、一年後にどう変わってるかな」と興味が湧いて、一年後の日付あたりの作品を適当に開いたら、長所も、短所も、観念も、文体も同じでした。ずーっと同じなら「もう飽きた、他のもん食べたい」ってなります。それが、読む人間の都合なのです。
そして、不思議になりました。「この人何をやりたいの?年間目標とかないの?」
2017年還暦過ぎてから、「小説書いて、投稿して、Webサイトに発表しよう」と決心した時、iPadしか無く(田舎すぎて、Wifiなし)パソコン教室を探し、手書き文をかわりに打ってくれる人をさがし、iPadで投稿できるところを探し、2018〜19年Bookショートアワードに投稿(全部落選)10,000字打てる様になり、2020年引越して、パソコンを買う。短編の投稿先にともかく応募しまくり、コバルト短編で、「もう一歩」2021〜22年、苦手な「お題もの」をマスターするため「公募ガイド」に一年間投稿(全部落選)2021年12月「カクヨム」発表。5年もかかってしまいました。いまは、「100ページ以上作品を書いて、『電撃』(20000字)『ミステリーズ!』『コバルト長編』に投稿の、年間目標・2023年3月末」をクリアするため、三本並行で書いていて、時間がないので、最後まで読めなかった。ごめんなさい。カクヨムの12月1日応募の「10000字短編」にも、旧作だけど、応募します。きっと、全部落選するけど、(私が、編集だったら、66歳のおばーちゃんの書く作品なんか入選させないよ。伸び代ないもん)「入選」が、目標ではありません。「全力で書いた悔いのない一本を書き上げて(これが本当の目標)好きな出版社に投稿する」あと、角川・創元・集英社で、最後なんだ。(講談社と、早川は好きじゃないからパス)でも、2023年4月からは、目標全部クリアして、やることないの。カクヨムで、しばらくあそんで、やめちやうかもしれないね。還暦過ぎてから書き出したばあちゃんだって、ここまでやれるんだよ。あなたも、カクヨムの12月1日の「10000字短編」に、「これを落とすなら、審査員はアキメクラだ」の一本書いて、応募したら? 好き勝手書かれて、嫌な思いしたろうから、私の読んで、ウンと腐していいよ。「虹の彼方に」(5ページ)「宵待草の咲く時」「お休み前にホットミルクを」(1000字内)なら、短いから5分で読めます。強制ではありません、読み手にも都合があるのです。
作者からの返信
>「人質」「午後の虹」「哀哭と咆哮」等、結構好きなのあります。
その一言で私にとっては十分です。むしろ身に余ります。たとえ他の作品が悪く言われようが。
私にとってカクヨムで書く意味は、それだけです。誰かが私の作品を読み、なにかを感じてくれたのであれば、それほど嬉しいことはない。
目標、というのは難しいですね。
カクヨムで書くことも公募に出すことも、私にとっては単なる手段であって、目標にはなり得ません。便宜上、文字数や話数を目標とすることはありますが、畢竟、それも実際は手段に過ぎません。
強いていうならば、私の目標は、自分で納得できる作品を書くこと、ですかね。そういう作品が書けたならば終着点になるのだと思います。そんな日が訪れるとも思いませんが……。
多忙な中、作品をお読みいただきありがとうございました。
執筆、頑張ってください。
桎梏への応援コメント
12話一気読みしたので、疲れました。どんどん上手くなってる。言葉の選び方と、何よりその書くスピードに感嘆。「質を高めるには、ともかく量をこなすしかない」(天才一万時間説)は本当ですね。初期の作品読んでコメントして失敗したかな。
せっかくカクヨムにきたけど、「異世界転生」ばっかりで嫌になって辞めるつもりだったけど、もうちょっと居ようかと思う。引き続き最後まで読みますので、よろしく。
作者からの返信
この作品の場合、並びが必ずしも私の書いた時系列にはなっていないので、過去よりも今の方が良くなっているとも自分では言い難い側面があります。また、書くスピードに関しては、私は遅筆の部類です。一日に二、三時間ほどかけ、かつ、過去作も加筆しながらアップしてこの分量なので……。
気分や体調、直前にした経験などによって内容や文章は大きく左右されるため、一番わかりやすくそれらの影響が(良くも悪くも)反映されているのがこの作品です。そのため、ふりかえってひどい出来だと感じたり、ある程度はまとまったなと感じたりとまちまちです。
実力に関しては、書いても書いてもどこまでも足りないと感じます。自分の文章が良くなっているという確信もほとんどありません。それでも、自分が書きたいと思うものに少しでも近づくためには、書き続けるしかない。
そして読む。そして書く。ひたすらそれの繰り返しだと思っているので、時間が許す限りは書いています。
異世界転生も悪くはないと思いますよ。結局、異世界転生で何を書くか、の方が大切なことなので。
引き続きお読みいただきありがとうございました。
哀哭と咆哮への応援コメント
これ文章違う。うまく言えないけど違う。観念の説明文にしかなってない。(説明文と描写は違う)五感使った皮膚で感じる触覚のような文で書けば完璧だった。素晴らしいチャレンジだったのに惜しい!そして男の子にはこれが限界なのかとも思う。それは女の専売特許かもしれない。(今回の芥川賞候補は全員女でした)ちなみに、私は66歳。それだけ生きてた経験者としての言葉です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、ここが今の私の限界なのかもしれません(男女関係なく、私の実力の問題です。強いていうならば、私のうちにある男性性と女性性の問題、と換言できるかもしれませんが)。
これを書いた時に、そもそもの出発点が論理的批判にあったのだと思います。それゆえ、肉付けしていく過程で説明的な文章が先行し、描写が甘く、薄くなったのでしょう。
私は書いているとき、「論理」が走ることもあれば、「感覚」が走ることもあり、その時の自分に任せるままにしております。とりわけ、この掌編集においては。
なんだか言い訳がましくなってしまいましたが、どうかご容赦ください。
源公子様のコメントにより視野がひらけ、作品を改善する余地が大きく広がったような気がします。
お読みいただきありがとうございました。
色と配置の戯れの夜への応援コメント
前半の文章の流麗さ、何度も読み返しました。
表現者の苦悩が伝わる物語ですね。
登場する男は、私そのものな気がします。
稚拙な文章しか書けなくても、やはりほんの片隅でいいから表現者でありたい。
たとえ向こうに「いけなく」ても。
それを改めて実感させられた作品です。
作者からの返信
あらためて読み直してみましたが、小説と呼ぶにはあまりに荒い構成ですね……。
でも、これは間違いなく、私が私のために書いた小説だという気がしました。私が強く感銘を受けた作品からの影響が多くみられます。
これを書いた瞬間から、一歩でも私にとっての「完成」に近づいたのか、よくわかりませんが……やはり今日も書きます。書く以外にないのですよね。
「いきたい」には「生きたい」と「行きたい」の意味がこめられています。終着点でありかつ道でもあるような、多分、そういう場所なのだと思うから。
お読みいただきありがとうございました!
共感、理解、光への応援コメント
昔、尊敬している恩師に
「少年Aでも話は進む」
って力説されて、それを目の前で体現された心地です。
名前って名札、看板を背負わなくても物語は成立する。
もう一回咀嚼して来ます。間違い無く、神回だっ!
作者からの返信
名前はとても大切なものです。
関係性や背景を説明するものとして、なくてはならないものです。
ですが、私が掌編集で書きたかったことは、自分とは無関係などこかでだれかが別の人生を生きている、というなのかもしれません。
一瞬すれ違うだけの誰かにも同じように人生があるのだ、と。当然そこには、それぞれの物語があるわけです。
ここに一つの物語を読んでいただき、大変嬉しく思います。ありがとうございました。
共感、理解、光への応援コメント
文章のリズムがよくとても読みやすかったです。
私はSNSを使わないタイプですので、誰かが炎上と報道されるたびに「何をやってるんだ」と他人事に感じていますが、『叩く』ために悪意を持って炎上させる側の人もいるのでしょう。
オンラインという実体の存在しない世界で弾かれることが実生活にも大きな影響を及ぼす。
誰かが間違っていたら指摘すべきですが、それがストレスの発散や攻撃をするための行為にならないように気をつけたいものです。
非常に考えさせられる内容でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
叩く人の大部分は確信犯だとは思いますが、がみ様のおっしゃる通り、一部は悪意や好奇心という気がします。
今の時代は、仮想世界(ネット)が現実を既に凌駕しているように私には思えます。とりわけ若年層においては顕著かと。
という意味で、私はこの小説で描いたような結末にしました。
私には正誤の判断を下す勇気もなければ、誰かを傷つけずに生きていけるだけの知恵も力もないです……。
世のほとんどの人が私と同じなのだと思います。私のように他者を非難したり責めたり詰ったりして、軋轢が生じ、歪みが生じ、それらが顕在化した一例が炎上や誹謗中傷なのだろうな、と……。
嫌だな、とは思うんですけどね。多くの人はきっと、誰かのせいにしたり、責任を負わせたりしないとバランスが取れないんですよね。
なんの話かよくわからなくなってしまいました。
申し訳ないです……。
お読みいただきありがとうございました!
石を積むへの応援コメント
鮮烈な作品ですね。
二年前に祖父を亡くした身としては、色々と考えさせられます。
少年の石積みは、賽の河原の暗喩でしょうか?
老人の中には、生者と死者・男と女が同居している……
生と死の境を表した物語に思えました。
作者からの返信
mamalica様のおっしゃる通り、賽の河原、三途の川、ひいては生死の境界を暗示的に表しています。
人々の断片的な生活の一部分に複数の時間軸を生み出したかったがゆえに、どうしても入れずにはいられなかった情景です。
私には、死があらがいようのない断絶に見えます。ですが、多くの人々はそれを受容するだけの心(信仰)をもって生きているように見えます。生と死の境界が曖昧で、溶け合っているかのように。
この作品ではその心(信仰)の表れをひとつの明瞭な形として描きたかったのかもしれません。
お読みいただきありがとうございました!
人質への応援コメント
社会の孤独感を考えさせられます。令和の時代は、レイ〇輪(ワ)になって、みんな繋がるといいなと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
読み返してみて、我ながら寂しい物語を描くものだなと……。
絆は「きずな」とも「ほだし」とも読むそうです。前者は繋がりや結びつき、後者は縛めや桎梏を意味します。
私には、皆が手を取り合って幸福に生きる社会というのは想像ができません。女や老人のように薄い繋がりしか持たない(持てない)人間のほうが案外幸福かもしれない、とすら思えたりもします。
どんな世になっていくか先行きがまるで見通せない時代ですが、そこに希望があれば良いなと思います。
お読みいただきありがとうございました!
やがて散る花の美しさの秘密への応援コメント
文章の美しさ、情景、色彩に、心がほんわりしました。
ラスト一行を読んで、思わず微笑んでしまいました。
春の香りを感じさせてくれる素敵な作品ですね、
作者からの返信
いつもお読みいただきありがとうございます!
春の持つ朗らかな雰囲気と同時に、その鮮やかな色彩に隠れた不穏な暗さとの対照を描こうと試みた作品でした。
明暗の明が印象として強過ぎたかもしれません……。ただ、女の少女じみた天真爛漫さは、とても春らしく美しく描けた点は良かったかな、とも思います……。
mamalica様からコメントいただくと、私にとって自らの作品を顧みる契機となります。ありがとうございます。
言葉や表現、全体の構成や情景の機微など、もっと深く学んでいきたいです。
編集済
共感、理解、光への応援コメント
企画に参加してくださり誠に有難うございます。
SNSでの繋がり…僕もゲームではあるかな?
けど…炎上して絶縁とかはなったことがないから、わからない。
アイドルに関しても、乃木坂とかナナニジとか好きだったりするけども…握手会に行くほどでもないし…
よくわかりませんが
…
現代人の関係性は脆いってことですかね?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
現代人、というより、特定のコミュニティを背景にした繋がりは常に脆い、というのを描きたかったのかなと思います。
コミュニティにおける規律や暗黙の了解を破る行為に対してリンチで応じるような人間の卑劣さや浅はかさは、いつの時代も変わりません。昔でいうところの村八分のようなものですね。
ちなみに、私もいわゆる「推し」というのはよくわかりません……。人から力をもらう、という感覚はわからなくもないのですが、生きる意味や糧をそこから得るというように考えたことはありません。
だからこそ書いてみたかった、というのもあるかもしれません。
お読みいただきありがとうございました!!
あいまいな記憶の隙をいつまでも泳いでいるへの応援コメント
とても面白いですね。
私の中ではっきりと結論付けられないお話しでしたが、だからこそずっと心に残るような掌編になったと思います。
女にとって理想とは何でしょう。
それがたとえ理想であっても現実として触れるのが怖い?
孤独に耐え切れなかったのはおじいさんだけ?
女はアイスを食うかどうかでも逡巡する。
案外、今の状況も理想的なのかも知れない。
何も整理できませんが、いろいろと考えることができて面白いです。
ライトの光に照らされた灰と埃、公園の灯りに照らされた自分(女)。この表現がとても素晴らしく、唸りました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
女にとっての理想はおそらく過去なのだと思います。
過去は時間の経過にともない不要なものが削がれ、純度を高め、美しいものはより美しく、醜いものはより醜く感じられます。
そして、かつて共に過ごしたはずの少年こそが、女にとっては理想なわけですが、もはやそんな人間はどこにもいないと気づき始めています。
女が過去を老人に語ろうとするのは、あるがままの今を受け入れるための通過儀礼なのかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。
星屑、重力加速度、大地、時間への応援コメント
😳
共感、理解、光への応援コメント
おお~
SNSの希薄さや現代社会の怖さ。
それと現実の世界でどのような場でどのように自分の感動を伝えればいいのわからない若者の憂いも作品から感じました。
地文は洗練された詩のようで軽快で、主人公に名前を付けないことで、誰もの事だということを表現してます。
他の作品も読ませていただきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「〜が好き」というのはその人物を措定しうる重要な一因だと思っています。結果としてなのか目的としてなのかは不明ですが、「〜が好き」というのが属性を生み、コミュニティを形成します。
主眼の置かれた人物は、自らの軽率な過ちと、社会やSNSの不寛容とにより、コミュニティから排除されます。
そして問われるわけです。
「あなたは誰ですか?」と。
そのときにはじめて、本質としての「〜が好き」の意味が見えてくるのではないかと思って、この作品を書きました。
お読みいただきありがとうございました!!
共感、理解、光への応援コメント
拝読致しました!
社会、というかコミュニティーからの拒絶、怖いですよね、依存していればいるほど。
最早狂信といっても過言ではないくらいのめり込んでいる様子の描写、そしてその世界がたった一つの行動でいとも容易く壊れていく有様をまざまざと表現なさっていて、まるで短編文学を読んでいるかの心情になりました、見事な文章です!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!
コミュニティは同じ属性のもと一つになっているように見えますが、実際はそれぞれが別の感じ方、考え方をしていて、一枚岩ではないのですよね。
ですが、外から見れば「同じ属性」を持つ集団として見られる。だからこそ、集団の価値を落とす可能性のある個人は排除されるのかなと思います。
それが人間というものをよく表しているのかなと思い、書いた作品でした。
身に余る言葉、大変ありがたく思います。
コメントありがとうございました。
星屑、重力加速度、大地、時間への応援コメント
企画からお邪魔しております!
読んでいてまず思ったのが、表現力や文章力がとても綺麗ということでした!
同じ物書きとしてこういう言葉運びはすごく勉強になります。
一話完結の短編というのも大変読みやすいです。引き続き楽しませていただきますね!
お互い執筆頑張りましょう〜(≧▽≦)
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
文章のリズムや言葉選びは特に気にかけていることなので、大変嬉しく思います。
お褒めいただいた点を一層と洗練させ、人の心を動かせる作品を書けるようになっていきたいものです。
コメントありがとうございました。
蒼さかな様の作品も拝読いたしますね(ΦωΦ)ノ
星屑、重力加速度、大地、時間への応援コメント
読み合い企画から来ました。
知的さを感じられる、美しい文章にうっとりさせられました。綺麗な情景を容易に想像させる文章を書けるのが、本当に羨ましいです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
身に余るお言葉、たいへん嬉しく思います。
一部実体験を含む作品なので、虚実の入り混じった不思議な文章となっているようですね。
あらためて読み直してみると、ところどころ粗さや雑さが感じられました。執筆とは実に難しいものです。
お褒めの言葉に能うよう、今後も描き続ける所存です。
ありがとうございました。
編集済
共感、理解、光への応援コメント
自主企画から来ました。
他のエピソードも拝読させて頂いたのですが、書き慣れている方の文章なのかなと感じました。説明や描写が丁度良いバランスで、読みやすかったです。
登場人物の名前が出てこないので、良い距離感を保って、小説内で生きている人たちを眺めることができたように思います。「名のない人々」というタイトルが俊逸だなと思いました。
「共感と理解」はリアルな生々しさや怖さが身近に感じられました。ラストが好きです。
これからも、頑張って下さい!
作者からの返信
緩ヒソカ様
お読みいただきありがとうございます。
かなり無理矢理に量を書いていた時期の作品なので荒いところが目立つかと思いますが、身に余るお褒めの言葉をいただき嬉しく思います。
小説を書く時、「どこかにいる誰か」を念頭に置いて、自分が入り込みすぎないことを意識しているので、そう言っていただけると光栄です。
ラスト……あらためて読み直してみて、自分でも悪くないなと思いました。
緩ヒソカ様の作品へもお邪魔しますね。
企画はまだ続くので、他の方の作品も時間があればお読みいただければ幸いです!
あめはやさしいへの応援コメント
こんにちは。
余韻に満ちた、清々しさの残る物語でした。
いつだって跳べる、のリフレインの解放感と、トンネルの中で迎えるラストシーンとの対比が面白かったです。
疲れた時に読み返したいと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
(返事が遅くなって申し訳ないです……
私自身、あらためて読み返してみて、
自分にこんなものが書けたのだなと驚きました。
最近がむしゃらに書き続けていたのですが、
ここ数週間、ぱたんと書けなくなってしまった。
mamalicaさんからのコメントを読み、
ゆっくりでもいいからまた書こう、そう思えました。
お読みいただきありがとうございました。