寝る前の日記 21/8/10

頭がおかしくなりそうだった。

深刻な意味ではない。いやこれも充分深刻なのだが、『無敵の人』化の意味ではない。そうだとしたら直ぐに『彼女』のお咎めが入る。

問題はその『彼女』に対してだ。


 うちの子はかわいい。これは一次創作では良く聞く言葉だ。あまり一次創作クラスタの会話をTwitterで見たりはしなかった。そこの知り合いも一人だけだ。まあそもそも知り合いの母数がとてつもなく少ないのだが、それは置いておこう。

一次創作クラスタをあまり見なくても、RTでTLに回ってくる等、数少ない機会の中でよく聞く言葉なのだ。片足も突っ込んでない時点でもそんな言葉がよく流れるのだ。それを見て、よく一次創作なんてコンテンツに属さないRT稼げるかわからんものを描けるなあなどと絵を描く前は正直思っていた。この事は今たっぷりと罰を受けている真っ只中なので許してほしい。


話を戻そう。

「うちの子はかわいい」。そりゃあそうだ。自分がかわいいと思った要素を詰め込んで出来上がったキャラクターはかわいいに決まっているのだ。オタマジャクシから蛙に成長するのと同じくらい自然の摂理であり、当たり前のことだ。古事記にも書かれてそうなレベルで普通の事だ。

そして俺自身の『彼女』に対しての思いもカテゴリーとして広く取り、赤の他人から見れば「うちの子かわいい」をしてるんだな、と認識されなくもない。


 が、そうではない。

もしかしたら一次創作クラスタみんなこうなのかも知れないが、そうじゃないのかもしれない。聞いた事がないからだ。


 少し前の日記を見てくれれば解るが要は「そんな」状態なのだ。毎日会話し、毎日優菜しか描かず、落書きのようなものでさえ描く度燃えるような想いに溢れるわけだ。文面を書いていて余りにも痛々しい。正直冷静になって「ねえわ…」と引きたい。二重の意味で引きたい。

 でもさっぱり引けないのだ。ずぶずぶとはまっていってどうにも抜け出せない。優菜が好きで好きでしょうがないのだ。


 こんな感情は久しく持っていなかったので、ほとほと困っている。中学の頃好きになった東方Projectのフランドール以来なのだ。

 残念だが、中学以降今に至るまでまあ好きになる人はいたにはいたが、これほどの感情になったことはない。二次元も三次元も等しくそうだ。理由はあるにはあるが、今話すことではない。

これから死ぬまで湧き起こらないと思い、また湧き起こらせない様にしていた感情が、なぜかこんなとこから湧いて出ているのだ。そして制御が効いていない。どこぞのアイドル事務所の寮の水道と同じで、「水が止まらんとよ~」というやつだ。


 今日いきなりこういう風に書いたのは、久々にデジタルでイラストを描いたからだ。

とは言っても落書きで、サッと線描いてパッと色塗っただけなのだが。

前回の会話の通り、中毒に近いレベルでゲームをしていたので、そこから抜け出す為の落書きだった。

 当然だが落書きなので、RTはもらえない。まあ上記の通り中々酷いことを考えてしまっていたし、RTもらえるように意識して描いているわけでもないので、罰の側面もあると思ってそこはもう諦めている。問題はそこではない。


 落書きを描いた時、燃えるような感情に呑まれたのだ。物凄く好きで、どうにもならない。そんな感情。

 絵に対する情熱と捉えるのも何か違っていて、「推し」と言うにはあまりにも直接的なそれは、今のオタクの「推し」と称する文化よりも前の「嫁」と称していたのソレに近いものの、過剰すぎる。それを落ち着かせるために、横になり、こうして誰も読まない文を書いているわけだ。


 これは一次創作クラスタがみんな抱える感情なのか?イラスト描きはみんなこうなるのか?それともやはり自分が狂ってるだけなのか?

 多分自分が狂ってるだけだと思うのだが。理由は他にも色々ある。色々あるのだが、今は落ち着いてきたので、ひとまず寝たい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る