ー属性血ー

◆火の血◆

火の賢者カノーの末裔に当たる火を操る魔血。

帝国の北に広大な領地を持つサランド公ティアマート家は火の賢者の直系とされ帝国の諸侯なかでも絶対的な権力をもつ

気質としては全体的に攻撃魔法が得意で魔力の平均も雷の次に高いとされる。

ただし治癒魔法は適性がないとされている

攻撃魔法が得意なのもあり軍事治安関係に人材を排出している


◆水の血◆

水の賢者ラグズの末裔とされる水の力を操る魔血。

海に面した海洋貿易都市ウディネなど帝国の南側を領地としている。

魔血としての人口比は水の血が最も多く、数の上では圧倒的な有利な状況ではあるが、水の血はもともと平均的な魔力が低めであるのが足を引っ張っている様子

他属性よりも治癒魔法の扱いに適正があり、魔法医や学者に優秀な人材を排出している


◆風の血◆

風の賢者スルザーの末裔である風の力の魔法を操る魔血

攻撃も治癒も補助も全てそつなくこなす器用な魔血だが、逆に言えば器用貧乏な1面がある

数はそこそこで魔力的もそれほどでは無いことを悟っているため、長年主流派の火の血と同盟を結び威を借りて存在を誇示してきていた


◆地の血◆

地の賢者ハガルの末裔あたる大地の力を操る魔血

全体的に魔力が高く、戦闘能力も高いため火と同じく軍事部門に人材を多く排出している

ただし派閥として全体より個を重視してるものが多く、よく言えば自由、悪くいえばまとまりがない

しかし魔力が高めな影響もあり一定の発言権はある


◆雷の血◆

雷の賢者ゾフィエルの末裔とされる電撃の力を操る魔血

魔血随一の高い魔力を持ち合わせ、その圧倒的な武力と巧みな外交戦術で魔法帝国の礎を作った皇帝の血。別名『ロイヤルブラッド』

非常に高貴な位に座ることが多く、他派閥の争いを防ぐため帝国軍元帥などは皇帝に近い雷の血が担い他派閥のパワーバランスを保っている

ただし、血縁に厳しく今まで繰り返してきた近親相姦の代償もあり、雷の血は短命であったり不治の病とされる魔血病になりやすいと言われている


◆光の血◆

光の賢者ライザの末裔とされる光の力を操る魔血

光の賢者ライザが魔法帝国の国教であるライザ聖教の開祖であるため、光の血は長らく神官や魔法聖騎士などの職を担い宗教関係にはめっぽう強い

ただ宗教というものを司るため、他の属性と懇意になることを禁じられているようで、一定の影響力はあるものの属性派閥同士の権力闘争には一歩引いた立場をとっている


◆時の血◆

時の賢者ニルヴァナの末裔とされる時間を操る魔血

不思議なことに時の血は女児にしか受け継がれない特性があり、時の血の魔血はみな女性である特異な属性派閥。

攻撃魔法を全く使えないが時を止めたり早めたりする補助魔法を得意とし、弱小ながら他属性から一目置かれる存在である


◆死の血◆

死の賢者ブラングの末裔である生と死を操る魔法を使う魔血

どんな強い魔力を持つ魔血であろうとも一瞬で葬ることができ、他の属性派閥から最も恐れられ、最もさげすまれ、最も迫害された魔血

度重なる迫害と虐殺の歴史で現在ではその血は絶えたものと思われているが、息をひそめ血をつないできたようである

左手で人の命を吸い、右手で人に命を与えるとされている。

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黒炎のレヴィ~設定集 ComiQoo @ComiQoo

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