第8話 崩壊と天の邪眼
「暗黒魔闘光線波ァァァァァ!」
世にも恥ずかしい詠唱と共に怜人が腰だめに構えていた両手を前に突き出すと、手の中に収束していたマナが一気に放出されてる。極太のレーザーとなった赤い光が一直線に扉を打ち抜く。
「これで、どうだ!」
光線を斜めにスライドさせると、それに沿って城壁に取り付けられた分厚い鉄製の扉が溶解しながら崩れ落ちる。ガラガラと音を立てながら扉が崩れて消えると、その向こうで唖然とした表情の兵士達数人と目が合った。
「ヨシ! 今だ行くぞ!」
そう言って背後に立つ市民たちに叫ぶが続いて来る足音が無い。振り向くとこちらを指さしてひそひそと話しているのが見えた。
「皆さん、レイトのダサい技はどうでもいい。今のうちに連れ去られた人を助ける」
その言葉にざわついていた市民たちがはっとした顔になる。
「そうだ」
「行くぞ!」
「地下室が怪しい、こっちだ!」
市民たちが雪崩を打って領主の城へと飛び込んでいく。
その様子を怜人は膝から地面に崩れ落ちて見ていた。
「俺がダサいんじゃない……詠唱のせいなんだ……」
「分かってるから早く立つ。偉そうなのが来た」
そう言われて顔を上げると、腰に剣を下げた鎧姿の男がこちらへ歩いて来る。風格と背後に続く二人の部下らしき兵士の様子からおそらく隊長格だと思われた。
だが彼は城になだれ込む市民たちを止めることも、ましてや腰に差した剣を抜くことすらしなかった。そしてそれは城の内側にいた他の兵士たちも同じだ。全員武器を抜くこともなく、侵入してくる市民たちを棒立ちで見送っているだけだ。
隊長格の男は怜人とミリアの前までやってくると周囲に鋭い視線を向けながら深いバリトンボイスで訊ねて来た。
「これは、君たちがやったのか?」
視線が怜人とミリアを往復する。ここに来たのは二人だけだ。ユーノはパン屋に預けて来たし、エレイーナには別件で動いてもらっている。
「あんたは?」
「申し遅れた。自分はルスタ領領軍軍団長ガンジンだ。この城の守備も任されている」
「……その団長様が何の用だ? 俺達を捕まえるか?」
だがその問いにガンジンは首を振った。
「いや、今この城にいる兵士たちには全員暇を出した。ここにいる彼らはもう兵士ではない」
「は?」
「ルスタ領の兵士はもう自分だけだ。彼らは……そうだな、ただのコスプレ野郎たちさ。だから侵入してきた市民たちを攻撃することもないし、止めることもない」
そう言って笑みを浮かべる。
「俺達としては助かるが、良いのかそんなことして」
「まぁ処罰は免れんだろうな。だが、我々もこの街に暮らす住民の一人なのだ。不正や圧政は見過ごすにも限度がある」
聞けばどうやら領軍のほとんどはこの街の平民らしい。ガンジン自身もそうだ。
「それよりもよくこれだけの数の市民を動員出来たな」
「ああ、それはこいつが上手くやった」
そう言って隣に立つミリアに視線を向けるとコクリと頷きを返す。
「ほう、君が……」
「彼らは我慢の限界だった。だから私は道を示しただけ。後は彼らが勝手に自分で自分を助ける」
異端審問官らから助けられた市民たちに声をかけると、彼らは喜んで協力してくれた。恐らくこのまま放置していれば早晩暴動が起こっていたのは間違いない。
彼らを言葉でまとめ上げ城へと誘導したのはミリアだ。
その際ミリアは市民たちに約束をさせた。
一つ、暴力に訴えないこと。
一つ、囚われていた人々を見つけたらすぐに城を出ること。
一つ、後の処理は全てミリアたちに任せること。
それに頷いた者達だけを怜人たちは引き連れて城へとやって来た。
「でも、ボクはレイトの言う通りにこの街の人たちを巻き込んだだけ」
「いや、あれだけの人間を巻きこめた時点で相当すごいからな?」
怜人としては不満を口にしていた数人程度を集められれば御の字だと思っていた。あとは口八丁手八丁で何とかするつもりだったのだ。
だがガンジンは感心したように頷く。
「なるほど、君たちの力はよくわかった。確かに城の地下の方に教団の者達が使っている部屋がある。囚われている者達はおそらくそこだろう。案内するか?」
「いや、それなら行先が違う」
ガンジンの申し出はありがたいが怜人たちが探しているのは別だ。
「領主は今どこにいる?」
◇
「ギンドロ、わ、私はどうすればいい!?」
「落ち着き下されオルバス様。すぐに配下の者達が侵入者共を血祭りにあげて見せますとも」
「そ、そうか……?」
ギンドロの言葉を聞いて、玉座から腰を浮かせかけていたオルバスは再び深く腰掛けた。
だがギンドロの言った事はもちろん嘘である。
弱小貴族の役立たずとしてくすぶっていた次男、三男などを集めたギンドロだったが彼らの事は全く信用していない。せいぜい彼らに憂さ晴らしをさせつつ都合よく動かせる手駒が欲しかっただけだ。そしてそんなくすぶっている連中が大した戦闘力を持っている訳もない。何人かは道連れにするだろうがそれで終いだとギンドロは思っていた。
ギンドロは改めて目の前に座る自分の主の姿を眺める。
年は確か30半ばほどだっただろうか。金髪は萎れ、目の下には疲れが浮かんでいる。何よりもギンドロの言葉に一度は落ち着きを見せたもののまたオロオロと視線をさまよわせる姿が滑稽だった。
オルバスは優秀な領主だとギンドロは思う。早世した前領主である父の後を継いだのは10年前。つまり彼が20半ば頃のことだ。これほどの大領地を引き継ぐには若すぎる年齢だった。
それでもオルバスはしっかりとその役目を引き継ぎ果たした。領内は一部を除けは平穏であるし、国王陛下への納税は一度として不足させたことはない。
だがそれはオルバスの臆病さが噛み合った結果に過ぎないことをギンドロは知っていた。
この地へ左遷されるにあたり、ギンドロは王宮内で伯爵という地位と金に物を言わせてオルバスの情報を集めて回った。
結果としてギンドロはこの地に来て早々にオルバスに取り入る算段を付け、このわずかな期間で彼の父の代からの臣下よりも重用されるようになったのだ。
だがもはや目の前の領主は役に立たないだろう。
このままでは王宮に戻ることなど出来はしない。犯罪者として捕まるなどもってのほかだった。
変わらずオロオロとするオルバスを見下ろして、ギンドロは覚悟を決めた。
すべての罪をオルバスにかぶせて逃げる。
幸いにも逃走ルートはある。
「……私めもこれから侵入者の排除に参ります。オルバス様はこちらで吉報をお待ち下され」
「おお、お前が行くと言うのなら安心だ。き、期待しているぞ」
その言葉にギンドロが頭を下げた時だった。
部屋の扉が大きな音を立てて開かれた。
◇
「何者だ!」
扉を開けていきなり大声を浴びせかけられて、怜人はその相手を睨む。
ホールの様に広い部屋の奥、玉座に身を縮こまらせるように座っている男がいる。顔を青くしてガタガタと震えているが、おそらくこちらが領主のオルバスだろうと思われた。
そしてその隣に立つ中年の小男。低身長だがでっぷりと太った体系が子豚を連想させる男だ。身に纏っている服は無駄に華美で、手の指全てに大粒の宝石が付いた指輪をはめている。顔には憤怒と傲慢がちらつき怜人は一目で誰かが分かった。
「あんたがギンドロだな?」
「貴様、下民の分際で私の問いに応えぬか。無礼者め」
「あんたほど卑しくはないさ」
「よくもぬけぬけと、貴様らだな? この騒動を起こしているのは」
ぎょろりとした視線がホールに入った怜人とミリアを睨み付ける。
「こいつらを捕らえよ! 抵抗するならば殺しても構わん!」
ホールの中にはギンドロの背後に控える紫ローブの異端審問官が2人の他、護衛のための兵士が二人いたが彼らはその言葉に剣を抜くこともなかった。
「どうした、私の命令が聞けんのか!?」
「彼らはあなたの命令には従いませんよ」
キレ散らかすギンドロにそう言いながらガンジンが姿を現す。ギンドロがカッと目を見開きさらに顔を赤くさせる。
「ガンジン! 貴様そちら側に付いたのか!?」
「ええ、領主様には申し訳ないですがね。さすがにこれ以上は見ていられませんので」
そう悲し気に話すガンジンを目にしてオルバスは顔を伏せて「もう、お終いだ……お終いだ」と呟いている。
領主の方は完全に戦意を失っているようだったが、隣に立つギンドロはそのつもりは全くないようだった。
「くそっ! こんなところで諦められるか! 貴様ら、こいつらを排除しろ!」
そう声をかけられた異端審問官二人がしかし顔を見合わせる。戸惑ったように武器を抜く様子すらない。
「どうした!? 私が戦えと言っておるのだぞ!?」
「し、しかし……」
「ガンジン軍団長には敵いませんよ」
「足止めだけで構わん、さっさと行け! さもなくば私がお前達を殺す!」
そう言われて二人の異端審問官はしぶしぶ杖を抜き、こちらへと向かってくる。
杖をこちらに向け精神を集中させる二人。
だが、
「あれで戦うつもり?」
「恥ずかしい話だが彼らは貴族としてあれで頑張っているつもりなのだ。一応、正式な魔法部隊のメンバーならまともだと弁明させてくれ。この領地は原生大森林に面している分出動の回数が多いのだ」
ガンジンとミリアがゆっくりと異端審問官たちに近づきながら話す内容には魔法を向けられていながら全く緊張感という物がなかった。自分たちが侮られているのが分かったのだろう二人の異端審問官たちが声高に詠唱した。
「ファイヤブラスト!」
「アイシングショット!」
炎塊が杖先から一気に飛翔し、氷の礫が幾つも空気を切り裂く。
それぞれがガンジンとミリアの立っていた場所へと迫るが、その時には既に二人の姿はそこにない。
「いくらなんでも隙だらけ」
「そう言う時間のために我々前衛の兵士がいるのだが……まぁだからと言って責めないでくれとは言えないか」
それぞれが手にしていた武器で異端審問官それぞれの頭をぽこんとひと殴りすると、それで終わりだった。二人とも気を失って床に倒れ込む。あっけないほどに弱かった。
「さ、ギンドロ殿。そろそろ諦めてもらおうか」
「ふん、誰が諦めるものか。私は必ずもう一度王宮へ戻るのだからな」
その言葉と共に、ギンドロが手に握っていた小さな何かを宙に投げた。
「指輪?」
爆弾の類かと一瞬警戒をあらわにしたミリアがその影を正確にとらえて呟く。投げ上げられたのは確かに指輪だった。ホールの高い天井近くまで投げ上げられたそれはつい先ほどまでギンドロの指にはまっていた物だ。
「貴様らはここで死ね!」
天井近くで三つの指輪がいきなり輝き出す。
漏れ出るのは紫の閃光。
迸った光は雷へと姿を変え、細い光条が幾つも打ち付けられて床を砕き大気を膨張させた。
「な、魔法具か!?」
ガンジンが初めて焦ったように叫ぶ様子を見てギンドロが愉悦を浮かべる。
「そうとも。王宮の魔法師団を抜けるときに宝物庫から拝借して来たとっておきよ! 今漏れ出ているのは中に込められた上級魔法の余剰エネルギーに過ぎんぞ」
「上級魔法が封じられた魔法具が3つだと!? シャレにならん。このあたり一帯吹き飛ばす気か!? お前もただでは済まんぞ?」
ガンジンが自爆覚悟かと叫ぶのと同時、紫の閃光がギンドロに向かうが直撃する寸前で透明な壁に阻まれて雷の鞭が弾ける。
「私には結界魔法を封じた指輪があるからな。あの魔法が発動しても私だけは大丈夫という訳だよ」
そう言って大声で笑う。
だがこれに足もとにうずくまっていたオルバスが黙っていられなかった。
「ぎ、ギンドロ! 私も守ってくれぇ!」
「オルバス様、短い付き合いとなりましたがこれにておさらばです。ご安心下され、ルスタ家の名を汚さぬようこの場で賊と共に自決したと後世にはお伝えいたしましょう」
「や、やめてくれぇ! たのむ、頼む助けてくれ!」
「ふはははははははは! もう遅い! みんな死ねぇ!」
天井近くで3つの宝石が高速で振動し、大気を震わせる。溢れ出る紫の光は臨界を表しているかのように強烈で目を覆いたくなるほどだ。
「クソッ、あれを何とかしないと本当にマズいぞ! 何か手はないか?」
しかし尋ねられたミリアは首を振る。
「ボクには無理。でも――」
そう言って怜人の方へ振り返る。
「心配はいらない」
「もう使いたくないんだけどな」
同じように怜人を振り返ったガンジンが目を驚きに開いたのが分かった。
怜人は腰を低く落とし、両手を腰だめに構えていた。その上下からボールを抱え込むかのよにした空間には真紅の光が収束している。その光の強さは城の入り口で城門を吹き飛ばした時の比ではない。
「この技はこのポーズで溜めた時間に比例して威力が上がるんだよ。あんたらが時間を稼いでくれたおかげで助かった」
「本当にレイトはダサい格好が好き」
「俺が好きなんじゃねえ! 俺だってこんな技使いたくねえんだよ!」
そう騒ぎながらも集中は乱さない。もし気を散らせばあたり一帯をさらに焼け野原にしてしまうだろう。
怜人は二人に下がっているように伝えると、結界の中でわなわなと震えているギンドロに目を向ける。
「やめるなら今の内だぞ?」
「うるさいっ! 今すぐ殺してやる! 『深淵に眠りし地獄の大王よ! 今こそその力の一端を我らに触れさせ給え――』」
大仰に両腕を広げて朗々とギンドロは詠唱する。
だが長い詠唱なら怜人にとっても好都合だ。その分こちらも力を籠められるから。
「《汝の願いを解き放ち、目に入るすべてを滅ぼし給え》!」
本当に大仰な詠唱だ。そう感じた怜人が視線をすぐ隣に立つミリアへと向けると、彼女は何故か青い顔をしている。
「ミリア?」
「だめ……レイト! 早くあれを壊して!」
いつになく焦ったミリアの声。視線を壇上のギンガロへと戻すと、奴も額に冷や汗を浮かべながら詠唱をまだ続けている。いや、その様はまるで詠唱させられているかのようだった。
「《汝の視線はあまねくすべてを破砕する天破の眼光! 降臨せよ、【天神邪眼】》!」
その言葉と共に震え続けていた宝石たちが破裂した。封じ込められていた魔法が発動する気配。一気に膨張した魔力の波動に、怜人も対抗するべく息を深く吸って、吐き出す前に硬直した。
「な……に?」
最初にそう漏らしたのは怜人たちではなく、ギンドロだった。息も絶え絶えな様子で、結界の中で床にへばりついて見上げている。
発動する魔法を直視していた怜人は顔を動かすことが出来ず、声しか聞こえなかったが明らかな動揺が伝わって来る。
宝石が砕け、魔法が発動するはずの場所に巨大な眼が浮かんでいた。
その目はぎょろりと床に這いつくばる羽虫を睥睨して、怜人たちのほうを見て止まった。
言葉はなかった。だがはっきりと感じる。見られている。
ゾワリと全身の毛が逆立つ感覚。
何かとんでもないことが起こっている気がした。このままあの力を解放させるわけにはいかないという直感。
ミリアの言葉の意味を考える間でもない。あれは危険な何かだった。
怜人は再度心臓の裏側にあるマナジウム結晶体からマナを抽出する。両腕を伝って収束された手の中のエネルギーはさらに大きなものとなる。収束されたマナはとっくに臨界を越えていた。そこへさらにマナを増やしたことで収束されたエネルギーが解放されようと暴れ出す。
「暗黒魔闘光線波ァァァァァ!」
荒れ狂うマナが極太の光線となって天井に浮かぶ眼球を打ち抜こうと迫る。それと同時に眼球からまっすぐに紫の雷が奔流となって襲ってくる。
両者はちょうど中間地点でぶつかり、一瞬の均衡ののち天井側へと赤色の光線が突き抜けて行った。
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
眼球を根こそぎ消し去るつもりでマナを放出する。
「ギュオオオオオオオオオオオオオオ」
眼球が断末魔のような悲鳴を上げると同時にホール全体に紫の雷が雨の様に降り注いだ。紫と赤の光がホール中を満たして一瞬視界が奪われる。
耳がキーンという耳鳴りに塞がれて、上下の間隔もあやふやになった。
はっきりとした感覚が戻ったのは、すべてのマナを出し切って、いつの間にか床に膝をついた状態になってからだった。
肩を強く揺すられている。
振り返るとミリアが珍しく心配をにじませた目で何か言っている。
「――ト、レイト!」
「あ、ああ。ミリアか」
「無事?」
ようやく返事をした怜人に少し安堵した顔でミリアが頷く。
あたりを見回すと、天井がすべてなくなっていた。壁も吹き飛んで青い空が丸見えだ。玉座の方ではオルバスとギンドロが折り重なるようにして倒れている。
「何だったんだ、あれ?」
「分からんな。あんな上級魔法など見たこと無い」
後ろからやって来たガンジンがそう言う。土埃に汚れていたがこちらも怪我はないようだった。
ミリアへと視線を戻すが、彼女は眼球が浮かんでいた場所を睨み付けていてこちらを見ていなかった。その横顔に何かただならぬ物を感じて、怜人は尋ねるのを先送りにすることにした。
「とりあえず、何とかなったか」
そう言ってごろんと床に背中から転がる。
全部を出し切って疲れ果てていた。
大きく息を吐くだけで睡魔が襲ってくる。
「ちょっと休む」
「ここで?」
「もう無理」
目を開けていられそうになかった。視界が瞼で狭まる。
「仕方ない」
そう言って隣のミリアがしゃがみこむ気配がする。それと同時に硬い床に接していたはずの後頭部が何か柔らかいものに乗る感覚。
それがミリアの膝枕であることを理解こそしたものの怜人は睡魔に抗うことが出来ず、結局後からやって来たエレイーナに見つかって騒がれるまでそのまま眠ってしまうのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます