自分の色ってなんだろう?

開催されている企画をみていたらこの作品に出会いました。短編で話はすごく短いのですが、とても考えさせられる小説だと思いました。『特徴』や『才能』を色に例えて表しているその表現力。自分の『色』が欲しい登場人物の切実な思いや葛藤が短い話で凝縮されていて、無駄な文章が一切ないことに驚きました。
丁寧な文でしっかり『物語』が描かれていてとても読みやすかったです。
この作者様は表現力が傑出していると感じました。
以下ネタバレになるかもしれません。
色(才能を表していると私は思いました)が欲しい登場人物を物語のテーマにして話紡がれていくのですが、彼女が吐露する言葉だけで、彼女の背景や悩み、葛藤が浮かんで来ました。
続編を読みたいくらいです笑

本当に良い作品をありがとうございます。面白かったです。