エピローグ
と、まぁ二人の付き合いは始まったわけで。
順調に進んでいったわけですよ。はい。
それもこれもあの時僕がお見合いを企画しなければ成立しなかったわけですから、主人にはもう少し感謝していただきたいものですねぇ。
あぁ、申し遅れました。クロード様の側近であるステファンです。
え?結局血の提供はどうなったのかって?
そうですよねぇ。お相手のフィルミーヌ様は人間じゃありませんからねぇ。フィルミーヌ様の血を分けてもらったとて、吸血鬼の養分にらならない...と、思いきやですね!!
彼女もクロード様と同じく人間の血が混じっていたものですから、ちゃんと養分を補給できるんだそうです!!すごいですねぇ。
あ、それとフィルミーヌ様もサキュバスですから力はクロード様からいただいているようですよ。こちらも問題なく養分は採れているそうで。
まあまあ纏めますと、万事パッピーエンドということですね。
え?吸血鬼やサキュバスなんているわけない?
まぁ、そうですね。この話を信じるも信じないあなた次第でございますよ。ははは...
あらま、主人がお呼びだ。
ごめんなさいね。本当はもっとお話しさせていただきたいところなんですけど、今日は結婚式なものですから...
え?誰のって?それもご想像にお任せしますよ。
霊や化物
といった類の生き物たちは、
本当に存在するのであろうか。
信じられないかもしれないが、
彼らは意外にも、
私たちのすぐそばにいる。
そして以外にも、私たちと同じように
悩み、苦しみ、悲しんでいる。
人にはわからない想いを、
抱えたまま孤独に生きている。
だが、彼らは独りではない。
分かり合える仲間たちは、
きっと、すぐそこにいる。
不器用な契約 永山文佳 @msae200517
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