12・評価

「私がついていながら申し訳ありません」

 そういって、男はソルマーレに向かって頭を下げた。

 現在、シルバルド師団事務所には雪中行軍訓練に帯同していた濃紺隊服組―――佐官全員とソルマーレが集まっている。

「結果全員無事だったんだ、これ以上は気に病むな」

 ソルマーレはそう返して、手元に集まった報告書の束をめくる。

 ウォードの報告書を一番上にして、その内容を目で追いながらあの日の事を思い浮かべる。

 下山猶予期限の二日目、焦れるように全員の下山完了を待っていた。帰ってこないのは全部で六名。その中にアレックス・ロル組も含まれていることに内心で驚きを隠せなかった。彼らの問題処理能力については何も懸念していなかったからだ。だとすれば、下山できない不測の事態に陥ったのだということになる。

 止んでいた小雪がまたちらつき夕暮れが闇へと変わり始めた頃、さすがに王城へ早馬を出して山狩りの人員を確保すべきか、と思い始めた所でようやく全員がそこに戻ってきた。

 内一名は左足を骨折しており、登山道入口へは即席担架に乗せられての帰還だった。

 現場指揮を任されてもう数年になるが、今回のような事故は始めての事だ。

「しかし、私の判断ミスで、アレックスとロルの訓練は中止になってしまいました」

「そうだな、あの沢は降りるとまずいんだ。だからあの上に吊り橋がかかってただろう。沢に降りることを止めなかったのはお前の判断ミスだな」

 谷の勾配がキツいのと、一度降りてしまえば泥濘んで足をとられる粘度層のせいで尾根側に上がるのが困難な場所だった。

 それでも、結局その吊り橋も負傷した組では問題を解決できなかったかもしれない、と思う。

 本来なら、アレックス達以外があの吊り橋のルートを通る事を想定していなかった。おそらく方角を見失い、本来進むべきではないルートを選択してあそこにたどり着いてしまったのだ。

 その後下山ペースを保って移動したため彼らより後に吊り橋にたどり着いたアレックスとロルは、その場で橋の修繕を行っている。

 採点としては、あそこを迂回して沢に降りる以外の別のルートを選択するのは並、橋を修繕して進むのは優良の加点がつく場所だった。

 だからあえて上等兵達の山岳地図には吊り橋を記載していなかった。もちろんあそこに橋があるのは士官の地図には載っている。

「反対側の尾根の一見低勾配に見えるところから止める間もなく降りてしまって……泥濘んだ斜面を流れるように滑落して」

 言い訳にしかなりませんが、と悔しげに続く。

「指揮官の判断ミスが命取りになる、という良い勉強になっただろう。後悔しても時間は巻き戻らん。皆一層励めよ」

 ソルマーレの言葉に一同から、はっ、と声が上がる。

「でもまぁ、ウォードとスレイの報告を見る限り、訓練中止までの間の分だけでも等級を上げるのに必要な点は充分稼いでいますよ」

 ルカはそう言って、ソルマーレの手元の報告書を覗き込んでいる。

「そうだな、アレックスは濃紺、ロルは臙脂のレベルには達している」

 グレーの隊服を着た者達だけ、等級を示す腕章をつけている。その腕章の色は、上から濃紺、臙脂、緑、白となる。

「アレックスに限っては、私は正直尉官まで上げても良いのではないかと思います」

 そういったのは、負傷組を担当していた士官―――スレイだ。

「実際のところ、あの時アレックスがうちを助けるという判断をしていなかったら、あそこで誰か死んでいてもおかしくなかったかと」

 最悪三人全員死んでいた、とスレイは思う。

 士官候補生といえども一般兵訓練を終えてある程度体の出来ている軍人だ。負傷者を背負って下山することも考えたが、あの谷を背負って上がれる可能性は低かった。

 尾根側からウォードの声が聞こえたとき、助かった、と安堵したのはまぎれもない事実だ。

 アレックス・ロル組のその後の対応もまた見事だった。

 尾根側で幄と切り出した木を使って即席の担架をこしらえ、それに縄をかけて太い木の枝の根元に縄を通して沢に降ろしてくれた。

 担架に負傷者を載せ、幄用の縄で彼を担架に固定しろと指示される。

 すぐにそのまま上げるのかと思ったら、準備ができたら負傷者以外を先に上げるという。

 疑問を感じながらも言われるままに縄の先に重めの枝を括りつけ、反対側は自分の体に。それらの縄の通し方や括り方は、全部ロルから指示があった。高低差の低いところから括った枝を尾根側に何度か投擲して、上がったそれを三人がかりで引いてくれる。そうして自分と無傷の上等兵は尾根側に引き上げられ、今度は五人がかりで担架に取り掛かることになった。

 木の枝の根元の二股部分に縄を掛けて引き上げるのは、てこの原理を応用したものだし、先に二人をあげたのも、後から担架を引き上げるのに必要な人力と、そのままでは少々長さが足りない縄を確保するためだと分かって、スレイは舌を巻いた。

 やたらと縄の通し方結び方に詳しく、緩まず固定できるように指示を出していたロルは、マーレイ造船の四番目だと後に聞いて合点がいった。船乗りが使っている結縄方法だったのだ。

 全員が尾根に上がりきると、そこからは五人で協力しながら下山した。夜は動くことができないし、担架で通れない場所は負傷者を背負ったり迂回したりを繰り返していたため、どうしても時間がかかってしまった。

 それでも、あのまま自分が救援を求めて下山するよりも、ずっと早くに下山出来たことは明らかだった。

「能力でみればそうだが、今回はやはり一旦訓練中止を決断したんだ。他の者が同条件で能力を試される機会がないのだから、公平性に欠けるのも気になる。今回の尉官昇進については見送る」

 副師団長のその言葉に、多少の失望があったのは否めない。それと同時に、アレックスが微妙な立ち位置にいることもまた分かっている。昇進させてやるのなら、誰の目にも不足がない状態で上げてやらなくてはならないのだ。ただでさえ、王太子に色目を使っているだの、祖父であるグフタス卿の力で特別扱いを受けているだのとまことしやかに言われているのだから。残念ではあるがしかたがない。

「わかりました」

 ソルマーレの言葉に頷いて、だが、とスレイは思考を続ける。

 あれだけの能力をもっているのだ。きっと遅くないうちに実力で上がってくるだろう、と確信に近い予感がしていた。



 雪中行軍訓練から帰還して三日後、騎士団演習場での訓練終わりに副師団長の副官であるルカ・ユーゲント中佐から白腕章組はその場に残るようにとの指示を受けた。

 負傷者を救助して下山して以降、アレックスと団員達の距離は目に見えて縮まっている。

 誰も話しかけなかったアレックスと会話するものが増え、雑談をしながら冗談を言い合ったりするようになっていた。師団内でアレックスに一目置くものも増えた。

「アレックス、お前なんかやらかしただろ? 連帯責任とか勘弁な」

 二日間共に下山したセスタがまさにそれで、すっかりアレックスと親しくなって、こうして冗談を言っている。

「何かした記憶はないけどね……でも、その時は付き合え、セスタ。一緒に始末書を書こう。もしくは訓練の特別メニューの追加かな?」

 ニッとセスタに笑うアレックスにつられて、周囲に和やかな笑いが起きる。

 笑い声が収まるのと同時に、ユーゲント中佐は口を開いた。

「先日の雪中行軍訓練の成績を発表する。昇級を果たした者には新しい腕章を渡すから取りに来るように」

 昇級された者達の名が下位から順に読み上げられていく。

 アレックスとロル、それにセスタは訓練を途中で中止しているので、全員自分の名を呼ばれるとは思っていなかった。セスタとペアだったグレンは負傷によりしばらく訓練を休むことになっているからここには居ない。

 アレックスは緑の腕章を渡された者に、やったな、などと声を掛けている。

 緑が終わると、中佐は臙脂の腕章者の読み上げに取り掛かる。手にした腕章の数をみると、さすがに緑より数はぐっと減っている。

 二名を読み終え、手にした臙脂色の腕章が最後の一つだと視認できた瞬間信じられない名前が読み上げられてロルは目を見開いた。

「ロル・マーレイ」

「……ッ、はい!」

 信じられない思いで、ロルは腕章を受け取りに行く。

 中佐からそれを受け取って両手で握り締めると、頭に浮かんだ疑問が口をついて飛び出してくる。

「中佐、これは……俺たちは訓練を途中放棄しました」

 うん、とユーゲント中佐は頷く。

「これは皆にも聞いてもらおう。負傷者を救助するため、ロルとアレックスは自分たちの意思で訓練中止をゲルドラド少佐に申し出た。今回の昇級にあたって、その救助における功績は一切点数として反映されていない。訓練中止までに行った諸々の判断、問題処理能力及びペア指定された者との協力姿勢が、臙脂に昇級する点数に達していたということだ」

 おめでとう、と中佐が笑うのを見て、ロルはホッとして笑みを浮かべた。

 腕章を手にその場からさがる途中で、また新しい疑問が湧いた。臙脂の腕章は自分が受け取ったもので最後だった。


 ―――アレックスは?


 モヤモヤするものを抱きながら中佐を振り返ると、いつの間にか彼の手には濃紺の腕章が握られている。

「アレクサンドル・ローゼンタール」

「はい」

 ピンと背筋を張り、凛とした表情をしたアレックスの声が響く。

 中佐に近づいていくその後ろ姿を見て自然と笑みが溢れた。

「おめでとう。成績最上位だ」

 ありがとうございます、と言ったアレックスの言葉は、周囲の者たちの歓声によってかき消された。

「すげぇよアレックス」

「やっぱなんかしてたじゃねーかよ」

 などと、皆から言われて小突き回されていた。

 アレックスはそれにはにかんだ様子を見せながら、ありがとうとか、やらかしてたなどと返している。

 こちらに向かって帰ってくるアレックスに、ロルは利き手を握って腕を掲げた。

 それに気がついたアレックスの腕が、ロルの腕に交差される。

「やったな」

 そう言って笑って見せると、アレックスも嬉しそうに笑う。

「ああ、ロルのおかげだ。ありがとう」

 おう、と返して周りを見ると、全員中佐を見て前を向いている。これからまだ話があるのだ、と察して口をつぐんで姿勢を正した。

 全員が静かになって整列したのを機に、ユーゲント中佐はまた口を開いた。

「出征後の進路の状態によって、現地で材料を調達しながら土木作業をすることがある。自陣に入られたくない敵が橋を落としたり、悪路で人馬が進めなかったりと戦場では想定外の事が起きる。今回の訓練で支給された背嚢に鋸と手斧が入っていたのは、そういった事態をどうやって切り抜けるかを見ていたからだ。また、馬を捨ててあえて条件の悪い山に逃げ込んだり、上官不在で自分が隊を率いたりせねばならん場合もある。ペアで行動させたのも、どこまで人と協力できるか、小隊全体をどう導いていくかの能力を見ていた」

 そこまでを一気に言って、中佐は口を閉じる。少し考え込むような表情を見せたあと、また先を続ける。

「お前たちに不満はなさそうだがあえて伝えるならば、今回この土木作業にあたる行為を行ったのはアレックス・ロル組のみだ。先を急いで判断を誤り、初日に幄を張れなくて木の洞や崖下で夜をしのいだ者もいるな。その判断が隊の生死を左右する」

 ああ、俺たちだ、と近くにいたセスタが小さく漏らしたのを耳に拾う。

 おそらく幄が張れなくて悪条件下で夜を過ごし、満足な休息が取れずに判断ミスをしたのだろう。

「お前たちは将来一般兵を率いて行く士官候補生だということを忘れるな。今後もより一層励むように。以上、解散」

 中佐の言葉が、ロルの胸には痛かった。

 今までは常に上官の言うことを聞いて居さえすればそれで良かった。だが、彼の言葉通り、いつかは隊を率いて行かなければならないのだ、と言われてみて初めて実感した気がする。

 山にいるときは、アレックスの提案をどこか大げさなように感じていた。だが、そうで無くてはならなかったのだ。いかに自分が一般兵気分が抜けていなかったかを思い知る。

 正直なところ、まだ臙脂の腕章をもらうようなレベルではないと自分では思う。それでも、この腕章にふさわしくなろう、とロルは心の中で誓った。

 

 

 アレックスは思いがけず手に入れた腕章を、じっと見つめる。

 正直なところ、これをもらうのは申し訳ない気がしている。確かに採点基準で言えば自分の実力で勝ち取ったものではあるし、恥ずべきことではないのだと分かってはいる。

 けれど、そもそもグスタフの英才教育を十年以上に渡って受けてきたのだ。あの祖父の教育を他の者も同じように受けていれば、この濃紺の腕章を受け取った者も多く居たに違いない。

 だから自分はできて当たり前なのだ、と思う。

 けれど、そんな祖父の威光を使って騎士団入りをしたのは自分だから、今更それを申し訳ないなどと口にすることはできない。それを後悔するくらいなら、最初からドレスを着て後宮に上がれば良かったのだ。

 だから、せめてこの腕章に恥じない自分であろう、と思う。

 中佐から解散の号令がでたので、自室に戻ろうと演習場の入口までロルと連れ立って歩いている時だった。

 前から緑の隊服を着た人物がやってくる。面識はないので道を譲って通り過ぎようとした時だった。

「良いよなぁ。最初の評価訓練でいきなり濃紺をもらうなんて、優遇されてるよなぁ」

 声の方に顔を向けると、絡んでくるその人物と眼があった。

 侮蔑するような、軽蔑するようなその嫌な視線が、うっかり忘れそうになっていた感覚を取り戻させる。

 士官候補生達と打ち解けて来ていたけれど、本来はこれが当たり前なのだ、という事を思い知る。

 こういった手合いの方が多いのが貴族社会だ。だから、不快ではあるが失望はしない。

 アレックスはその悪意の塊のような言葉に、爽やかに笑って見せた。

「尉官殿は王太子殿下を信じておられないのですね。私は、正当な評価をしていただいた、と思っております」

 おそらく評価を決めたのは副師団長だが、王太子直属の師団ということもあって、最高責任者はカイルラーンとなっている。その評価にケチをつけるということは、王太子にケチをつけるということである。

 階級的にも物理的にも上から目線だったその尉官の顔が、不快感に歪んだのが分かった。

 わざわざそれ以上の相手をする気にはなれなくて、すぐにその場を後にしようと、失礼しますと言いさした矢先、耳を塞ぎたくなるような言葉が帰ってくる。

「殿下を誑し込んだと噂の半分姫だ。お前も誑し込まれたんだろう、ロル・マーレイ」

 ボッと何かが燃えるような気がした。けれど、それを顔に出すほど素直ではない。

「行くぞ、アレックス」

 ロルは尉官の言葉を無視して、アレックスの手を引いた。

 だが、それを何事もなかったことにはできなかった。自分のことなら笑って受け流してやる。けれど、仲間を馬鹿にして欲しくはない。

「殿下を誑し込むなら、私ならドレスを着て迫りますね。それとも尉官殿は男の方がお好きですか?」

「貴様、上官にその口の利き方、許さんぞ」

 王太子を侮辱している事に気付かない上に、今度は階級を傘に着るその態度がアレックスの癇に障る。金藍の瞳がスゥと細くなる。

「よせ、アレックス。俺なら気にしない」

 何かを感じ取ったのか止めに入るロルに、大丈夫だ、というふうに笑って見せる。

「では、私があなたと同じ階級に上がれば問題はありませんね」

「何を言っている、お前はその腕章があっても俺より下だ」

「尉官殿、試合を申し込みます」

 いつのまにか騒ぎを聞きつけて、人が集まりつつあった。

 その中の幾人かが、驚きにざわめく。

 騎士団では、下位の者が上位の者に試合と言う名の決闘を申し込む事が許されている。

 本来これは、戦力差が少なくなってきた佐官以上の士官が、代替わりを求めるのに認められた行為で、一般兵から上がったばかりの士官候補生が士官に試合を申し込む事など前代未聞だった。

 士官候補生とは違って、軍事訓練を受けて昇進した士官は強い。尉官以上に昇進するには、一定の戦闘力が求められるからだ。

 上位者からは下位者への試合の申し込みは出来ないが、その逆ならば必ず受けなければならないという規定がある。騎士団が実力社会と言われるのは、それも理由の一つだった。

「それを受けて俺になんのメリットがある」

「もしかして、勝つ自信がお有りではないのですか?」

 今にも爆発しそうな表情をしてぐっと押し黙った尉官に向かって、アレックスはまた作り笑いを浮かべる。

「しかし、尉官殿のおっしゃる事も尤もだ。こうしましょう……尉官殿が勝てば、私を抱けばいい」

 周囲は唖然とするもの、口笛を鳴らすもの、止めに入るもの、野次を飛ばすもの等で騒然となった。

 尉官は一瞬理解できないというふうに驚いた表情を見せたが、すぐに我に返って口を開く。

「貴様、なんのつもりだ! 俺まで誑し込む気か!」

「尉官殿はどうしても私を女として扱いたいようだから言ったまでですよ。正妃候補に上がる際に陛下からくだされた王命の一文に、貴族としての品位を著しく損なう行為があった場合、正妃候補の取り消しを行うという文言があるんです。真実私と事に及ぶかどうかは別として、数時間同じ部屋に二人きりで居さえすれば、おそらく私は正妃候補としての資格を失うでしょう。負けてもあなたにはなんのペナルティもない。逆にあなたは、気に入らない私を後宮からも騎士団からも追い出すことができる」

 それがあなたのメリットです、と続ける。

 下位者が勝者だった場合は相手の階級と同じところまで昇進する事ができるが、その逆の場合降格はない。

 同意の上で男に抱かれた、という噂がたてば、半分は男であるという部分は意味を持たなくなる。

 男としては騎士団での席を失い、女としては正妃候補の資格を失う。

「どうせ負けたらそんなことは言っていないというんだろう」

「証人ならここにたくさん居る。言い逃れなんてできるわけがないでしょう。それくらいの覚悟を持って、私は騎士団に入ったと言っておきます」

 ここにいる間は男なのだ。売られた喧嘩は貴族らしいやり方で買ってやる。

「わかった、そこまで言うなら受けてやる」

 そう言った尉官の瞳を、アレックスは冷めた目で見返した。


 ―――正々堂々戦って勝ってやる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る