書き出しと出来が素晴らしい。読み終えて一話冒頭を読み直すと、主人公が感じた郷愁の念を読者も味わえる構成となっている。会話に方言が出てくるので、世界観に現実味を与えてくれる。
好きな作家は、ミヒャエル・エンデ、灰谷健次郎、谷川俊太郎、司馬遼太郎、村上龍、上橋菜穂子、小手鞠るい、川上未映子、乾石智子、川上弘美、三浦しをん、西加奈子、米…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(134文字)
いとこが彫ったタトゥーの意味を焦点にあてたライトミステリーです。美しく丁寧な描写や、方言の使い方も小気味が良くて読みやすいです。限られた文字数でありながら、キャラクターもしっかり立っていると思い…続きを読む
同い年のいとこ。久しぶりにあったら、タトゥーをしていて……。美しい文体、描写。タトゥー、星座の使い方が素敵でした。ラストに意外な展開もあります。
綺麗な文章で構成された切ない現代ミステリーです。 ミステリーでありがちな壮大なラストの前にある伏線だけの文章ではなく、惹き込まれるストーリーとその先にある切ない結末といったような感じで、一つの物…続きを読む
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