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2021年9月14日 21:03
ホラー作品ではあるのですが、「僕」がこの状況に驚きもせず、むしろ喜んでいるのが新しく思いました。異常な状態なのに、まず最初に出勤せずにすむことに触れている一文で、彼の生活や思想などを察せられます。「燻る」で焦げ臭さ、それもゴムの匂いが連想されるのには、意外性がありました。その匂いを嗅いだらきっと、永遠に忘れられないような気がします。最後に大変遅くなりましたが、自主企画ヘの参加、ありがとうございました!
作者からの返信
こちらこそ、いつも楽しく自主企画に参加させていただき、どうもありがとうございます。今回もレビューまでいただきまして、大変嬉しいです。主人公、むしろ出社の方を恐れていますよね笑 何気なく書いた一文だったと思うのですが、これで性格的なものが決まった気がします。最初に「燻る」という字面を見たとき、「燻製」を思い浮かべまして…そこから燻す→煙が立つ→焦げ臭い…と連想していった気がします。ゴムが焦げると臭いですよね…インパクトを残せていたら嬉しいです。今回も素敵なタイトルのおかげで、楽しくお話を考えることができました。重ねてお礼申し上げます。
2021年9月2日 23:56
めちゃくちゃ気持ち悪くて最高でした。体の状態が半分半分という書き出しから引っ張られました。終始悪夢的で山岸涼子さんのホラー作品を思い出しました。怖すぎです。
ありがとうございます!「気持ち悪い」はホラーにとって最高の誉め言葉です。山岸凉子さんのホラー漫画、本当に怖いですよね。そのような作品を思い出していただけて嬉しいです。
2021年8月29日 06:42
ぱふって音がいいですね。冷蔵庫閉めると気持ちのいい音が鳴ります。死にそうになりながら、死にながら、明日の会社行かなくていいやって考えてるあたり、半分死にながら生きていたのかなと思いました。りおちゃんは、自分のことを覚えててくれていたようで、良かったです。
コメントありがとうございます!我が家の冷蔵庫をそっと開け閉めすると、ぱふ、みたいな音がします。仕事のことも考えちゃうあたり、生活感があって生きている感じがしますね。明記していないので、お好きにご想像いただけると嬉しいです。りおちゃんも何を思って開け閉てしているのか謎ですが、主人公に好意的だといいですね。
2021年8月16日 02:50
りおちゃんのことを主人公は想いながら死んでいくんでしょうが、何か最後にりおちゃんが冷蔵庫の中に戻ったのって、主人公を見て「思ったような成長してない……」みたいに振られたんじゃないかと感じてしまいました。それも怖かったです。
お読みいただきありがとうございます!りおちゃんは何も言っていないので、振られた説も大いに可能性がありますね…色々ご想像いただいて、お楽しみいただけたら嬉しいです!
2021年8月14日 20:11
真昼に出る幽霊なのに怖い。主人公の時はあの夏から止まったままなのですね。
ありがとうございます!怖がっていただけたら何よりです!そうですね、それ以降は惰性で生きてきたという感じがします…
2021年8月8日 16:18
りおちゃんが冷蔵庫に戻ってしまったという事は、主人公はまだ生きていたのでしょうか…?先が書かれていないからこそ、想像する楽しさが生まれますね。とはいえ、自分が側溝に落ちてこの状況だったら仕事どころではなく発狂しそうです…苦笑
お読みいただきありがとうございます!主人公が生きているのか死んでいるのか、そこは読んだ方のご想像におまかせしています。お楽しみいただけたら嬉しいです!よっぽど出勤が憂鬱だったんでしょうね、主人公…
ホラー作品ではあるのですが、「僕」がこの状況に驚きもせず、むしろ喜んでいるのが新しく思いました。
異常な状態なのに、まず最初に出勤せずにすむことに触れている一文で、彼の生活や思想などを察せられます。
「燻る」で焦げ臭さ、それもゴムの匂いが連想されるのには、意外性がありました。その匂いを嗅いだらきっと、永遠に忘れられないような気がします。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画ヘの参加、ありがとうございました!
作者からの返信
こちらこそ、いつも楽しく自主企画に参加させていただき、どうもありがとうございます。今回もレビューまでいただきまして、大変嬉しいです。
主人公、むしろ出社の方を恐れていますよね笑 何気なく書いた一文だったと思うのですが、これで性格的なものが決まった気がします。
最初に「燻る」という字面を見たとき、「燻製」を思い浮かべまして…そこから燻す→煙が立つ→焦げ臭い…と連想していった気がします。ゴムが焦げると臭いですよね…インパクトを残せていたら嬉しいです。
今回も素敵なタイトルのおかげで、楽しくお話を考えることができました。重ねてお礼申し上げます。