エピローグ

結局、告白はできなかった。

彼女に話しかけることも出来ずに彼女は俺の前から消えた。

雫玖に話を聞くと、彼女は佐倉市に引っ越したようだ。

理由は分からずじまい。


俺は「告白されずに振られた」と言うバッドエンドを迎えたわけだ。

まあ、この恋がハッピーエンドだなんて、おとぎ話の世界みたいになる事は

絶対にないだろう。

俺はそれでよかった。


今も雫玖とは親友だ。

瑞穂はどこで何をしているのかは知らない。

ただ、「幸せでありますように」と願おう。


元気でな、瑞穂。

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恋の音が聞こえたあの日から僕は君に恋をした さくら ゆい @yui_0830

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