第35話 35、現時点でのあとがき 

<< 35、現時点でのあとがき >>

 月は球形で自転せず偏重心です。

どうなればこの様な星ができるのか。

著者は球形になるためには地表が溶けないとできないと考えました。

自転しないためには自転のエネルギーが地表の融解に使われたと考えました。

偏重心になるためには重金属の偏在が必要だと考えました。

以上の考えから本作品のような月の成因を想像しました。

 第5惑星の月は自転しながら第5惑星に衝突し、地殻の弱い第5惑星を破壊しながら核に到達し、核を取り込みながら第5惑星を貫きました。

自転の角運動量は地表の融解で消費され自転は止まりました。

地表の融解は月を球形にしました。

 破壊された第5惑星が小惑星帯を形成したことは諸説と同じです。

木星の逆行衛星が第5惑星の物であるということも諸説と同じです。

月の偏重心が第5惑星爆発の破片によるという説には納得できませんでした。

第5惑星の月が第3惑星の月になった理由については合理的な仮説を打ち立てることができませんでした。

 神経銃に関しては起源的に曖昧な点があります。

ロボット千の頭脳に入っていた設計図は千本がゾーア人の神経銃を知ったことに起源します。

その設計図に基づいて作成した神経銃を修一はゾーア人に与えたのですから発明者が不明のままにこの世に出現したことになります。

 少し苦しい言い訳ですが、修一から与えられた神経銃を参考に、ゾーア人が模倣し、その後改良されて千本に渡ったと思ってください。

説明にはならないですね。

物語にはよくあることです。

すみません。

 次の外伝の予告。

次の外伝は地球のゴンドワナ文明の物語、その次の外伝はミュートラム文明の物語です。

発信時刻を21時21分から9時9分に変えます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

宇宙船G13号の遭難(神に至る者外伝3) 藤山千本 @fujiyamasenbon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る