第20話 保健室の異世科医診療タイム
廊下を保健室へと向かうわたし。後には
保健室の扉をコンコンっと、ノックし、「
「おはようございます、
「おはようございます、
室内から返ってくる声は、特命で保健室の先生となった
先輩といっても
鬼姉様はこのまま、保健室の扉の前に立つとのこと。
保健室内には、セーラー服姿の肩までの黒髪セミロングな正統派の美人。
そう、
「では、服を脱いでくださいね」
前回と同じく、
わたしは背負っていたミカ校指定のリュックを肩から外し、制服を脱いでいく。
島外の異世界化に居合わせてしまい医学部入学が叶わなくとも、自称異世科医(?)として医学の道を進もうとしている
Tシャツを脱ぎ下着姿となったわたしは、患者用の丸椅子に座る。
聴診器修行タイムの開始だ。絶賛ナノマシン取込中で、今も
肺の音を丁寧に聴くということで、丸椅子の上のわたしくるりと回しながら、
「呼吸音は概ね前回通りね」
「心音、心雑音共に、正常と思われるわ」
前回、
……そうですね。さすがに5日間の夜の別命で、
そう思うわたしの顔を正面からしげしけと眺めていた
「はい、本日の異世科医ごっこはおしまいね」
最後は身体測定だ。
身長は当然146cmで変化なしなのに対し、体重は48Kgになっていた。5日前からの体重増加は、3.5㎏。そのほとんどが、煌めく身体か取り込んだナノマシンのレムちゃんたちなのだろう。
はたして、わたしの体重は最終的には、何kgとなるのだろうか?
じみか。 於・自衛高等ミサイル科学校ST℮M少女之学舎 人道的異世界探訪記 十夜永ソフィア零 @e-a-st
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