第2話 あだ名

全員の紹介が終わり先生が今後の方針について説明する。

「俺はeスポーツとかはよくわからないやったことあるといえばパズルゲームをちょこっととかだけだからな」

俺は顧問の先生違う人のほうがよかったんじゃとも少し思ったが気にせずに話を聞く。

「だからやるゲームはお前たちに任せる。

あっでも大会とかあるゲームにしてくれよ。活動報告とかのためにな」

先生はそう言うとあとは自分は関係なさげに本を読み始めた。

俺たちはとりあえず円を作ってこれからやるゲームを決めることにした。


円を囲む人数は六人いたが、しゃべっていたのは四人だった。

わざわざ一つに絞る必要もないという意見を出したが、人数が少ないということで却下を食らった。楓さんに

そして最終的には六人でチームでできるゲームを探すことになった。

そして真っ先に出たのは今流行っているTGSが真っ先に上がった。

そしてその他にもいろいろのゲームが上がったが最終的には一番プレイ人口の多いTGSに決まった。


そして各々パソコンを起動しTGSを始める準備をはじめる。

ちなみに俺は機械音痴なので隣にいる薫に教えてもらいながらダウンロードやその他諸々を進めていく。

なぜか視線を少し感じる気がするがこれはたぶん気のせいだろう。

そしてダウンロードのパーセントが100になったとき、下校のチャイムが鳴った。

先生が「チャイムが鳴ったから帰るように」

と一言だけ言って部室から去っていった。いや俺たちを残していくのかよ。

「みんなダウンロード終わった?」

薫がそう聞くと朱莉以外は終わっているようだった。

「あっでもあと少しでダウンロードできるので先帰っといてください。

鍵も閉めておくんで」

朱莉以外の部員はそれを聞いて部室を出ていく。


いつもと同じ帰り道、薫と一緒に帰っていると後ろから声が聞こえた。

「おぉ帰り道同じだったのか!」

薫と一緒に後ろに振り向くと今日初めて見たがみたことのある顔や姿があった。

「あっ、こんにちは愛花さん」

「なんか愛花さんって何かぞくぞくしてきていやだなぁ」

「じゃあ愛花っちということで」

「いきなりフレンドリー過ぎない?」

愛花はその青い髪の毛をいじりながら少し困惑の顔を浮かべているが別段気にしているわけではないようだった。

だが別に愛華っちと呼ぶつもりなかったのだが

「じゃあ愛花っちということで」

薫が横から愛花っちを推進したことによって俺と薫の愛花の呼び方は愛花っちになることは決定した。


「それで愛花っちの家ってどこらへんなの?」

「薫それでいくのか」

そんな俺の言葉を無視して薫は尋ねる。

そして聞かれた本人は何か手でジェスチャーしながら一生懸命説明している

「あそこの道路を右に回ってそしてあそこらへんある交差点を右に四十度ぐらい回ってそしてそこらへんにある路地をぐわってまっすぐ行ったところの住宅街の近くにあるよ」

「絶望的にわかりづらいねそれ」

薫が少し困惑を表情を浮かべながら苦笑していた。

「道案内でぐわってなに?」

そして俺が疑問を問いかける。

だがその俺を薫の言葉を受けた愛花は笑みを浮かべながら

「いい説明だと思ったんだけどなぁ」とコンクリートの地面に向けて小さくつぶやいている。

だが地面を向いていた時間は一瞬ですぐに前を向いた。

「ところで健太君ってそんなにしゃべる人だったっけ?

中学校一緒だったけどそんなイメージないや」

「まぁ話しかけられたりするか一定の人としか話してなかったから」

俺は中学校時代の光景を思い出すがほとんど薫と話しているか本を読んでいるかの二択だった。

そしてそんな中学校時代を思い出しながら三人で雑談をじていると家にたどり着いた

「じゃあまた明日ということで」

そうして俺は二階建ての一軒家のドアの鍵を開けて中に入っていく。

そして靴を脱いでそのまま何かにつられるように二階に上がっていってベッドに倒れ伏す。

「友達が一人増えたっということでいいのかなぁ」

と小さくつぶやいた


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