第129話 遊園地の終わり
「ねぇ、もうちょっとだけみやびと一緒にいてもいいかな?」
帰り道、遥は俺の目を見ながらそんなことを言う。
「うーん...ちょっとだけだぞ」
「うん!」
もう夕方ごろのため、あまり長くはいられない。
「あー!楽しかった!」
あれから美央と俺と遥の3人でゲームなどをして遊んでいた。
しかし、そろそろ夜遅いため今日は終わりである。
「もう終わりかー...」
遥は寂しそうにする。
しかし
「あ!」
不意に思いついたような表情をすると
「今日はみやびの家に泊まりたい!」
「え...?」
突然そんなことを言い出し、俺は戸惑ってしまった。
「いいじゃん、お願い!」
どうやら遥は帰るつもりは無いらしい。
「おいおい、家まで送るから、な?」
「いやだ!今日は泊まるもん!」
「まいったな..」
なかなか言うことを聞いてくれない遥に頭を悩ませていると
「いいじゃないですか!今日は3人で過ごしましょう!」
「え?」
そんなことを言い出したのは美央だ。
驚いた。美央がまさかそんなことを言うとは。
最近の美央は妙に遥を誘うことが多いような気がする。
「だよね!ねぇみやび!止まっていいでしょ?」
「ま、まぁみおがいいなら」
「やった!じゃあ今日は泊まるね!」
「あ、ああ」
こうして、遥は今日家に泊まることとなった。
俺の彼女と許嫁 朝霧 紅魔 @SIROKA0329
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