第4章　クラス

範　浩然（ファン・ハオラン）

日本育ちの中国人、19歳。男子大学生。日本文学専攻で、日本語のレベルは高いが、中国語は聞いて分かる程度で話すことはできない。185センチと高身長で鼻が高いがそれ以外は特に特徴がない。性格は非常に内向的で、相手を観察してから行動することが多い。推理スタイルは洞察型。考える時に喉を触る癖がある。本作の主人公。

酒村　希（さけむら　のぞむ）

日中のダブル（ハーフ）、18歳。通信制高校に通う男子高校生。日本語と中国語を話すことができるがどちらも実年齢レベルに達していないダブルリミテッドバイリンガル。話すことに関しては苦手だが勘は鋭い。推理スタイルは直感型。黄緑色がかった鳶色の眼、“ヘーゼルアイ”を持ち、見た目はエルフのようだが中身は非常に皮肉屋。

岡　優馬（おか　ゆうま）

浩然の大学の友達。純ジャパ。日焼けしていて、町おこしなどのフィールドワークに取り組み、全力で生きる男。座右の銘は『死ぬまで生きる』。外国語学習は飛びぬけてセンスがない。

欧陽　雪梅（オーヤン・シュエメイ）

曾祖父母の代から日本に住む中国人。大学2年生。ふわふわした髪にアイドルのような可愛らしい見た目であるが、自分をしっかりと持っているので案外気が強い。

杉浦　真美（すぎうら　まみ）

通称シャンプー。高校生のころから中国語学習をする。国際コミュニケーション学部中国語専攻。純ジャパ。芋臭い恰好だが磨けばかわいいと思われる顔立ち。地味な見た目とは裏腹に超ストレートに物事を聞く。悪気はない。