今まで怪異など信じてこなかった霊感ゼロの怪談作家と、怪異によく遭う友人が東京の怪異の名所を巡る短編。
主人公の作家は、たまには他人に勧められた観光をしてみたい。あわよくば、小説のネタにしたい。そんな欲求から霊感のある友人に東京案内を頼む。何とか友人に了承してい貰い、「東京怪異あるき」がスタートする。
有名な四谷怪談の名残がある場所に案内され、この怪談に関する秘密を聞く。しかし、友人はどうやら甘味目当てだったようで……。
さらに、友人が自ら体験した不思議なことや、古本の話しを聞くのだが……。
作者様の『ホラーが書けない』シリーズのスピンオフ的な短編だが、この作品だけでも十分に楽しむことができます。
意外な雑学に唸ったり、美味しそうな甘味に涎を垂らしたりしながら、東京観光を楽しんでみて下さい。
是非、御一読下さい。
散策と写真が好きな主人公の紫桃君が、『友人のお勧めスポット』を一緒に巡りたいと思い立って、このツアーが計画されました。
その友人と言うのは、人とは違う経験の持ち主なので、紫桃君の期待値も高くて……
今回は四谷と大門編です。身近なところに、こんな場所があったんだと。
ふと、足を止めて見つめてみたくなりました。
東京はビジネス街や流行の最先端のイメージが強かったのですが、実は大切に守られた歴史が溢れる、懐が大きい街だと気づくことができました。
美味しい情報も満喫できますよ。
是非、みなさんも一緒に巡ってみてください。
そして作者様には、他の街のツアーも計画していただきたいです!