俺と君は、似てるようで似てない

似てるやつ？

　ということで気分転換？をしに目的地へ向かった。　

　まぁ気分転換ってもただ公園でゆっくりするだけなんだけどな。でもここは俺のお気に入りの場所でもある、なんたってここは景色が良く展望台もどきみたいなタワーもあっていい感じの場所なのにあまり人に知られてないせいでらほぼ人が来ないのだ。だからここのベンチに座って、本を読んだりゆったりするのが気分転換にうってつけなのである。

　そんなことを考えていると公園の近くまできた、今日はちょっとベンチで寝よう。

なぜなら昨日は新刊のラノベを読んでたら寝るのが遅くなってしまっただ。そうして坂を登っていったららベンチが見えてきた。

ん？誰かいるなまじかぁ、まぁでもベンチは二個あるしもう一個の所で静かにしとけだいいだろ。

　今思い返してみればここで引いておくべきだったなと思う

　そのままベンチに行こうとしたらイヤホンをしている女子高生が座って寝ていた。

、、、、確かこの女子は俺のクラスのトップカースト女子の高花　優子(たかばな　ゆうこ)

確かテニスの試合で全国まで上り詰めたり人のお手伝いとかを進んでやるみんなからの人気者いわゆる「凄く良い人」だ。

　というかそんな人がなんで放課後一人で座って寝てるんだ？　、、、、、、、、

まぁ考えても無駄か。途中で起きたくないからイヤホンでもつけとくか、というかガチで眠い

ねる、、、か。

＊＊＊＊＊＊＊＊

　「、、、、い、、、お、、、」

誰かなんかいってるなぁ

「おーーい君大丈夫？」

んぁ誰だよ俺寝起き悪いんですけど。

「ん、んー」

「あ、やった起きたーえっとたしかー

たち、、たち、、立花君だっけ？」

「そうだけど、どうかしました？」

「いや、なんか私もさっきまで寝てたんだけど気づいたら6時になってるし隣のベンチで寝てる人がいたから」

「あぁもうこんな時間か」

「というか、よく私が寝てるのに写メ撮ったりしなかったね。君もしかしてロリコン？」

　なんだこの女出会い頭にロリコンとか泣きたい、いいや泣く。ただでさえ人とあまり喋る機会ないのに、、、、、落ち着け冬夜しっかりと返答しよう

「ひ、ひどいなぁーそんなことないよー」ﾆｺﾆｺ

「うっわ今、きょどったー」

　ん？(^-^)💢なんだ喧嘩か？受けるぞ多分負けるけど。

落ち着けーこういう時は猫のことを考えよう

、、、、、、、ふぅー少し落ち着いた。

「で、じゃあなんでお前はここで寝てんだよ？」

「ん、、、あぁ今日は部活なかったからゆっくりしようと思ってね」

ん、なんか今少し違和感とある感じだったけど、、、まぁ気のせいか。

「じゃあ、またねーもしかしたらまたここで会うかもね」

　なんだったんだ、というか最近の女子って言葉の切れ味が凄い。小学校の頃道徳で習わんかったのかよ。それに高花さんっていろんな人に優しい人じゃなかったっけ？俺みたいなボッチじゃないけど一人でいることが多い人には厳しいのか。

　まぁ流石にそんな、連続で会うことはないだろうし忘れよう、いいや忘れたいただでさえ女子と話すの難しいし。

＊＊＊＊＊＊

「ただいまー」

ん？電気消えてるし母さん買い物でも行ってるのか？

　メモ

母さんと父さんは夏広の連ドラとCM決定祝いでご飯に行ってきます。ご飯は昨日の残りがあるからレンジでチンしてね。

　まぁいつものことか、昔から母さんと父さんは夏広にばっか構ってるし夏広が何か成功するたびに祝ってたし。それに俺が夏広に何か勝ったことがあっても祝ってくれたことはないし。

それに公園に行こうと思ったのも元はといえば家の雰囲気があまり好きじゃないからなんだよな。

音楽聴いて気を紛らわすか、、、、、、、、ん？ない

イヤホンどこだ？

　そういやあの女子が話しかけてきた時、俺何にも行けてなかったよな。

公園で落としたのか？はぁまじかぁー明日公園に取りに行くか。