第7話 エピローグ

私の家庭の事情で満足した食事を食べられなかった。

朝昼夜に食パン一枚だけしか食べないで、バイトと勉強をして生活を続いた。強烈な空腹に襲われながら生きた。

ある日、私と同じようにガリガリと痩せていたモモさんが捨てられた。餌を買う金がないなと思うけど、逆い思いついた。

私は何も食べないで我慢して、太らせようと考えた。

しかし、モモさんあまり可愛すぎて、食べられなかった。

ただモモさんを見るだけでも幸せな気持ちになれた。

この幸せをそのまま続くといいなと思った。

だが、優衣さんがわざと私に酔わせて、モモさんをこっそりと持って帰った。モモさんがいないと気づいた。

モモさんは優衣さんの家にいると紙に書いてあったと知って、優衣さんの家まで駆けた。

優衣さんがモモさんを解体してさつま汁を作ったと告げた。

私は今まで感じたことのない最大なショックを受けた。

怒りを爆発しないように我慢したが、我慢できなかった。

モモさんを食べるために家に持って帰ったのは確かそうだけど、途中から心境の変化が現れた。

優衣さんは私の反応を見て、楽しんでいた。最後にネタバラシをして、モモさんは生きていた。

生きていたことを聞いて、力が抜くように安心した。

そして、優衣さんが作った朝ごはんをいただいた。

今に思えば、モモさんのおかげで繋がりを作れたなと思った。あの日にモモさんを拾わなかったら、このような展開にならなかったかもしれない。

私はモモさんを食べなくて良かった。

モモさんが私に出会ってくれてありがとう。








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貧乏な女子大学生が猫を食べたい 龍川嵐 @takaccti

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