60 捧ぐ音色
退院してから、トニアはピエレットが開発したコンタクトレンズを日々装着し、騒動前と同じような日々を過ごした。
ピエレット曰く、定期的に検査は必要で、薬もある程度は飲み続けてもらうことになるとの話だった。
彼女は研究所で新たに専門のチームを発足。まだ世界のどこかに残っているかもしれない魔法に対する対策を模索するリーダーとなった。彼女がチームをつくったことに、事件が実際に起きたことを踏まえた王室も議会も文句を言うこともなく同意した。
トニアはピエレットのいる研究所を訪れる度に、すぐ隣にあるネルフェットがいる宮殿を見上げる。本格的に王室を継ぐ人間となったネルフェットは、これまでにも増して自らの仕事に勤しんでいる。
そこで彼が頑張っている様を思うと、ライセンスを取得して夢の第一歩を踏み出した自分も鼓舞されるからだ。
研究所がある離宮の前で、たまにネルフェットがトニアが来るのを待っていてくれることもある。
トニアは相変わらず飼ってもいない小鳥たちに餌をあげている彼の憩いの時間を眺めるのが大好きだった。
彼女が見ていることに気づいたネルフェットはいつも、飽きることのない幸せを詰め込んだ笑顔で迎えてくれた。
学院のカリキュラムがすべて修了すると、トニアはネルフェットが進める文化財公開プロジェクトの調査リーダーの紹介で師匠を得る。
お預けになっていたクジラの館の調査以降、トニアは毎回調査員としての参加が認められ、その意欲や知識が認められたおかげだった。
ライセンスを取得したばかりで建築業界でもまだまだ新米のトニアは、建築の歴史について話していると何時間でも盛り上がってしまう師匠のもとで修行する毎日を送った。
トニアは一度マニトーアに帰ったものの、師匠の拠点がソグラツィオであることもあり、またすぐに戻ってきた。
充実した日常を送る中で、テレビの中や、映画のポスターに写る兄の姿を度々目にするようになっていく。
ソグラツィオが世界の文化に対して関心を広めていくと同時に、国内の進歩だけではなく、他国の俳優やアーティストたちがソグラツィオで人気を得ることも珍しくなくなったのだ。
水面下で国内に蔓延っていた恐れは徐々に薄くなっていき、王子に倣って以前よりも国民に寄り添おうとする国王や王妃たちの活躍もあり、ソグラツィオは、これまでにないほどの豊かな発展を軽やかに遂げていった。
トニアもネルフェットも互いに自らの夢のために忙しくなってしまったが、トニアの検査日以外でも、ネルフェットは彼女に会おうと努力する。
どちらかと言うとスケジュールに隙間がないのは彼の方だったからだ。
しかしそれでは彼の方が耐えられなくなる。
ネルフェットはたまに会うだけでも十分に嬉しそうな顔をして、彼のことを気遣い続ける彼女に会うために、時々宮殿を抜け出しては彼女のいるところへと向かった。
トニアはずるをしてやってきた彼に毎度驚いては、彼が聞きたくてうずうずしている、仕事やそれ以外で最近起こったことを話すのだった。
ネルフェットは時間がある時は楽器の練習も続け、ミハウやベッテたちに教えを請いながらも趣味にも没頭した。隠れて練習する必要もなくなった彼の腕前はみるみるうちに上達し、最近の演奏会では彼の演目を楽しみにする観客も多い。
ネルフェットはミハウから注目を奪ってしまったことをからかうように笑いながら、いつの日かミハウに宣言したソロ曲に相応するものをようやく務められるようになったと誇らしげに語った。
トニアは仕事が終わると、個人的な設計に一日に残された時間の大半を割いた。
いつか立派な劇場を建ててみせる。
彼が夢見たその場所を実現させるために、夢中になって手を動かすことが、彼女にとっての至福の時間だったのだ。
リリオラの騒動から二年も経たないうちに、ネルフェットはついにトニアに公式の申し出をする。
トニアはまだたくさんの不安を消化することはできていない。
けれど彼女は迷うことなく彼の申し出を受け入れた。
そして今日、トニアはソグラツィオの次期国王の婚約者として、お披露目パーティーへと出席する。
落ち着いたオレンジ色のドレスを着て、自分では再現するのが難しいほどに繊細で美しい化粧を施してもらい、トニアは緊張で吐き気がする中、出番を待った。
質の良いカーテンの向こうでは、既に多くの招待客が集まり、国王や王妃をはじめとした王室関係者や政府の人間が待ち構えている。
トニアは何度も深呼吸を試みるが、なかなかうまく息が吸えなかった。吐き出す息は震え、トニアはレースの手袋をした指先の感覚を失っていく。
生きてきた中で、こんなに緊張したことはない。
高いところやスリリングなことはあまり好まないトニアでも、今はバンジージャンプを飛べと言われた方がマシなように思えた。
自らの心臓がもう口元まで来ているのではないかと錯覚する。トニアは前に躍り出てきた従者二人がそっとカーテンに手をかけこちらを見ていることに気づいた。
その分厚い布を開ければ、もう逃げだすことも隠れることもできない。
国の第一言語が片言で、仕事を続けたいと望んでいて、そもそも外国人である自分がネルフェットに相応しいのかを品定めするように皆が見上げてくるはずだ。皆の品評を浴びることに耐えられるだろうか。
トニアは小さくなっていく心を押し殺しながら、瞼を閉じて最後にもう一度深呼吸をしてみる。
すると、ようやく新鮮な空気が鼻を通って胸を広げてくれた。たっぷりの息を吐きだし、トニアは覚悟を決めて胸を張る。
「お願いします」
トニアの合図に従者の二人は揃って頷き、互いに顔を見合わせてタイミングを窺ってから丁寧に、そして注目を集めるように大胆にカーテンを開く。
開かれたカーテンの向こうからは、溢れんばかりの眩しい光が差しこんできた。
トニアが控えている照明を最小限までに落とした裏側を強烈な明かりが照らし、彼女は目をつぶってしまわないようにぐっと堪える。
彼女の三歩後ろに下がった従者に挟まれて、トニアは震える足を一歩ずつ前に出す。どうにか転ばないように、慎重に。
トニアが姿を現したのは左右に大階段を構えたバルコニーの中央部分。眩い光に包まれた階下には、舞踏会の如く華やかな正装に身を包んだ大勢の来客たち。
一斉にトニアに目を向けて、緊張で顔がこわばっている彼女を拍手で迎え入れた。
トニアが階下を見下ろす余裕もなく、かちこちに固まっていると、ホールの端の方に集まった楽団員たちに向かってベッテが指揮を執る。
彼女の手が動き出すと、楽団員たちは待ってましたと言わんばかりに楽しそうな様子で演奏を始めた。
その音楽を皮切りに、ホールに集まった来客たちの中から人々が出てきて、中央部分で踊り出す。
「…………あ」
心臓音で耳が塞がっていたトニアのもとに、微かにベッテたちの奏でる音楽が伝わってきた。徐々によく聞こえてくるその演奏に、トニアは凍っていた身体を一歩前に動かす。
階下に注目すると、人々は音楽に合わせて華麗なダンスを繰り広げている。トニアは思わずバルコニーの手すりにつかまって彼らの動きを見た。
聞こえてくる音楽は、幻惑的で陽気なマニトーア音楽の特徴によく似ている。彼女がよくフェスティバルなどで耳にしてきた、心躍らせるものだった。
まるでショーを見ているような彼らの息の合ったダンスに、トニアの気分は勝手に高揚していく。
ホール全体を使った彼らのお出迎えに見惚れていると、ふとトニアの真下であるホールの中央を意図的に人々が空けていく。
どうしたのかと思う間もなく、皆が空けた空間には凛々しく着飾ったネルフェットが人々の花道を抜けて姿を現す。
「ネルフェット…………」
彼のいつになく華やかな姿に、トニアはつい胸をときめかせる。ずっと探していた秘宝を念願の末に見つけたような感覚だった。
ネルフェットは腕を上げてからトニアに紳士的なお辞儀をすると、彼もまた音楽に合わせて踊り出す。
運動神経に自信がなく、必要な時はいつもダンスを事前にたくさんの練習をすると言っていた彼。そんな彼が、周りの皆を凌駕するほどに優雅に舞い躍る。
近くの人と顔を合わせて時に笑いながら、彼は皆とともに祝福のダンスを弾むように体現する。
身を乗り出して彼らの舞を見ていると、ホール内に響く音楽に誘われて心が瞬く間にうずうずとしてきた。
目と耳。そしてこの場を漂う彼女を迎える空気に勇気を貰い、彼女はいてもたっても居られずに右に駆け出しスカートを踏みつけないようにしながら急いで階段を下りる。
ホールに下りれば、目の前で楽しそうに踊っている人々の晴れやかな表情が間近に見え、トニアはさらに胸を高鳴らせた。
素晴らしい舞を披露する彼らにぶつかってしまわないように器用に間をすり抜けながら、トニアはホールの中央部を目指す。
彼女が駆けて行くホールの反対側からは、一度中央を離れていたネルフェットが音楽に身を任せたままにステップを踏みながら中央へと戻っていく。
「……ふふっ」
途中、トニアも周りの真似をして少しステップを踏んでみた。よく知っている動きだから、思ったよりもスムーズに身体を動かせたトニアは嬉しそうに笑う。
「ネルフェット……!」
人々のベールを抜けた先に見える空間に彼の姿を捉え、トニアは気持ちよりも先を急ぐ足に一層の力を込めた。
胸に飛び込んでくるトニアを両手で受け止め、ネルフェットは勢いのままに彼女を抱き上げて一回転した。
「こんなことするなんて、聞いてないよ」
ネルフェットの首に手を回しているトニアは、回転が落ち着くと彼を見上げて感激で瞳を潤ませる。
「トニアを歓迎してるって、なかなか信じてもらえないからさ」
ネルフェットはしてやったりと歯を見せて笑うと、フィナーレを迎える音楽とともに最後の盛り上がりを見せる群衆のダンスを見回し、嬉しそうにトニアを抱き寄せた。
「ネルフェット、このダンス、練習したの?」
「当たり前だろ。トニアに恥をかかせるかよ」
「ふふふっ」
トニアは彼の照れた表情が愛おしくてくすくすと笑った。
「ありがとうネルフェット。すごく素敵な贈り物だった」
彼女の言葉にネルフェットが微笑み返すと、盛大な音楽はベッテの力強い指揮とともに鳴り止む。
ベッテはホールの真ん中で幸せそうに見つめ合う二人を見やると、満足そうに微かな笑みを浮かべる。
オープニングを飾る曲は、ずっと前から準備をしていたベッテが作曲したものだった。トニアが弱気になってしまうことは容易に予想できた。
だからこそベッテは、彼女を迎えるに相応しい曲を作ることにこだわり、それを聴いたネルフェットの提案によってパーティーの幕開けの方針は決まったのだった。
演奏を終え、トニアが国王によって祝福を受けると、会場はこの上ない歓喜に包まれた。
トニアは国王や王妃に挨拶をしてから、ネルフェットとともに来賓のもとへと顔みせに繰り出す。
もうカーテンの向こうで怯えていた彼女はいなかった。
音楽に力をもらったトニアは、堂々とした佇まいで会場に馴染んでいった。
ベッテは束の間の休憩をとり、軽食やワイン片手に歓談している来客を眺めているミハウの隣に並ぶ。
「ねぇ」
「なんだ」
飲みかけのワイングラスを手にしたミハウは、ベッテに視線を向けることもなく返事をする。
「もし、今また手首に紋様が現れたら、ミハウはその相手を探す?」
「は?」
ベッテの突拍子もない問いに、ミハウは彼女を訝しげに見た。
「…………いいや、ないな」
「ない?」
「ああ」
「本当?」
「ない」
「絶対に?」
「絶対にない」
ミハウは一度ワインを口につけると、「ありえない」とダメ押しを加えた。
「そんなもの、必要ないって分かるだろ」
「えぇ?」
疑わしい声を出すベッテに、ミハウは挨拶回りをしているトニアとネルフェットを視線で示した。
「あいつらを見てたら、そう思うのも悪くない」
「あら。随分と冷静なのね」
「なんだそれ」
ミハウはベッテをじろりと見た後で、はぁ、とため息をこぼす。
「手を取り戻してしばらく経っただろ。どうだ。もう感動も何もないか?」
「そうね。恐怖から逃れて、ようやく時間を取り戻した感じ」
ベッテは両手をじーっと見てからぽつりと呟く。
「そうだミハウ。今度の演奏会でアルヴァーさんの曲を演奏しましょうよ。私、演奏したい。もちろん歌うのはあなたね」
「強引に決めるなよ」
「あら。不快?」
「…………いいや」
ミハウはワインを飲み干し、近くを通ったウェイターの持つトレイにグラスを乗せた。
「生半可なものは披露しないからな」
「当たり前でしょう」
ミハウとベッテは目を見合わせて、その時を思ってささやかな高揚に口角をじわりと上げた。
「お二人ともー!」
そこへ、花びらの詰まったバケットを抱えたピエレットがやって来る。
珍しくパーティーに出席しているピエレットは、研究所にいる時とは違って髪も綺麗に整え、化粧もばっちりしていた。本来彼女はこういったお洒落が大好きだった。ピエレットはにこにことしながら二人に手の平一杯の花びらを渡す。
「これを、わぁって、上に放り投げてくださいねー!」
この後のダンスタイムで使う演出の一つだった。ミハウは一枚の花びらを拾い上げ、不思議そうに見つめる。
「これ、なんか花びらの割に細くないか?」
「ガーベラの花びらを模したんです! ネルフェットの要望で」
「ガーベラ?」
ミハウはピエレットを見て首を捻った。
「あら、素敵じゃない」
ベッテは手の平に乗せた花びらの山を見下ろしてくすっと笑う。
「じゃあ、わたしは皆に配ってくるので、よろしくお願いしますねっ!」
ピエレットはそう言うとぱたぱたと駆けて行っては花びらを配りまわった。
会場を駆け回るピエレットの後ろでは、挨拶回りを終えたトニアが旧知の友人に捕まったネルフェットが戻ってくるのを待っていた。
和やかな雰囲気に、トニアはすっかり緊張を忘れて朗らかな表情で会場を見回す。
ここにいる全員が、国民たちが自分のことを手放しで受け入れてくれるとは思っていない。
しかし今、ほんの僅かでも希望を手にした気がした。
すべては自分次第。ここから気を引き締めて、勿論、過度に頑張りすぎずに新たな世界を見ていこう。
トニアは自分を励ましながら、不安に勝る楽しみを想い顔を上げた。
「トニア。お待たせ」
ネルフェットが駆け足でトニアのもとへと戻ってきた。トニアは首を横に振り、気にしないでと微笑みかける。
「そろそろまたダンスタイムか」
ぼそっと呟いたネルフェットは、いそいそと動き出した音楽隊の方を見る。
「ねぇネルフェット。一緒に踊ろうよ」
トニアはネルフェットにずいと近寄って瞳を輝かせた。トニアは運動の中でダンスが一番好きだったが、これまでネルフェットと一緒に踊ったことはない。機会もなかったため、しばらく人前で踊るなんてことはしてこなかったが、こうも気分が高まってくると見ているだけなんて損だ。
「えっ……? で、でもなぁ……」
ネルフェットは気まずそうに眉を下げて「うーん」と目を逸らす。
「さっきのダンスの練習で、他の練習は全然できなかったから……」
要するに、練習が間に合わなかったから踊りに自信がないということだろう。王子として完璧を求める彼は、少しでも不十分だと思うとダンスを避けたいのだ。
トニアは彼の葛藤の表情に、一歩下がって体勢を下げる。
「!? と、トニア……!?」
トニアが片膝をついてネルフェットを見上げると、彼は焦った様子で彼女と目を合わせた。
「ネルフェット王子、どうか私と踊ってはいただけませんか?」
敬意を込めた眼差しでトニアは片手を差し出す。
「で、でも……、トニアに恥をかかせるだろ……?」
「ふふ。そんなことないよ、ネルフェット。ええと、別に、恥をかいてもいいんだけどもね」
トニアはまだ手を取るのを躊躇うネルフェットに微笑みかける。
「ダンスは、どれだけ踊るか、じゃなくて、どう踊るか、だよ? 相手次第でも変わる」
「トニア……」
「周りの目なんて気にしないで? 踊りたいように、好きなように踊ろうよ」
「…………うっ」
トニアの眼差しに負けたのか、ネルフェットは恐る恐る彼女の手を取る。
「よろしくお願いします! ネルフェット王子?」
「……調子狂うな」
「それでいいの!」
トニアがネルフェットの手を取って踊り始めると、見計らったように会場内にはトニアを迎え入れた時の荘厳な音楽とは違う、軽やかで弾む曲が響き渡る。
トニアが音のする方向を見ると、バンドが演奏しているのが見えた。
ネルフェットの手を握り、トニアは幸福感で満ち足りた優美な笑顔で音楽に合わせて踊り出す。
彼は少し戸惑いながらも、彼女に倣ってぎこちなくリズムを取り始める。
不器用なダンスに見えるだろう。けれどトニアは一緒に踊れたことが嬉しくて、自然と笑い声を弾ませた。
次第にネルフェットも音楽に乗ってきたようだ。まだ少し恥ずかしそうにはにかみながら、笑い声を上げる。
胸の底から湧き上がる爽やかな興奮に誘われ、周りの皆も明るい曲調に合わせて思い思いに身体を揺らし始め、会場は一気にライブ会場のような高揚感に包まれていく。
誰かが合図をしたわけでもなく、それぞれが一斉に手に持った花びらを上空へと投げた。
ベッテとミハウも降り注ぐ花びらを見上げ、表情を綻ばせる。ベッテは肩に落ちてきたいくつかの花びらをミハウの方へとわざと投げつけ、くすくすと控えめに笑った。
トニアとネルフェットを中心に、今この空間を祝すように無数の花びらが舞い落ちカラフルな彩が会場を覆い尽くす。
降り注ぐ多幸に包まれ、トニアとネルフェットは互いに愛しさを滲ませた瞳で見つめ合い、顔を寄せた。
新たなる希望を歓迎する宴は、街中を巻き込んで一晩中続く。
宮殿を中心として幾重にも連なる様々な音が、心地良い諧調となっていつまでも鳴り続けた。
"運命"の副作用にはご注意を 冠つらら @akano321
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます