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  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    良文おじいちゃんも宛さんも、「なんと気持ちのいい男たちだろう……」と爽やかな気持ちになっていたら、「あ、エピローグあるのね」からのヒャッハー系坂東武者参上だったでござる(汗)
    悪だくみを滔滔と述べるヒャッ……弟を成敗する良文おじいちゃんが強者の貫禄たっぷりで大好きです。

    そして宛さんの息子が、かの有名な渡辺ツナもとい綱と。
    「脳内で独立していた二つの話(今回なら将門公と頼光四天王)に時代的な繋がりが生まれる瞬間」が歴史の醍醐味の一つだよ派なのでテンション上がりましたw

    楽しかったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ちなみに「何と気持ちのいい男たちだろう……」までが、原典(「今昔物語集」)のお話です。
    でもそこまでで終わらせたら、単に現代語訳(?)しただけじゃんと思ってしまいまして……ヒャッハーの登場だあ!(笑)

    良文おじいちゃん、実は一族の中でも将門公に心情的に味方だっただけに、同じ一族のヒャッハーには容赦しません(笑)

    そして今回のヒャッハーを書いたもう一つの理由、それがヒットマンリボー〇、じゃない、渡辺綱さんです^^;
    この人、宛さんのことを調べたら出て来ました。
    で、「繋がる瞬間の醍醐味」を味わい(笑)、ぜひ盛り込みたいと思いまして^^;

    ありがとうございました!

    編集済
  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    拝読致しました。
    二人の情誼はヒャッハーな愚弟により破壊されるも、助け出した遺児は命を繋ぎ、やがて歴史に名を残す。
    その爽やかな交流が世に遺されたようで、とても情緒深い閉め方だったと思います(^^)
    殺伐なまでに活気があり、ぎらつくほどに強欲な坂東武者もイイですけど、そればっかだと胸やけがですね...(^^;)トシガトシナダケニ?
    爽やかな読了感、面白かったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この頃の平家って何かヒャッハーな人が大体で、ケンシロウ(将門)を追い詰めていくイメージです^^;
    そんな世紀末な殺伐とした坂東。
    だからこそ、平良文と源宛の友情が光る、そして後世に伝えられたのでしょう。

    ちなみに源宛が若くして死んだのは史実らしいです。
    そしてどういうわけか、その子の渡辺綱は摂津源氏の一員として名をはせます。
    その辺のミッシングリンクに、良文をからませてみました^^;

    お楽しみいただけたようで、何よりです!

    ありがとうございました。

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

    拝読致しました。
    騎射の描写に引き込まれました!(^-^)
    引き絞られた弓から放たれる矢、それを刀で切り落とす腕。
    それほどの力を持ちつつも、力を出しきったら微笑み合いながら手を握りあう度量、爽やかなスポーツマンのようですね!実際は殺し合いなんですが(^^;)
    素敵なエピソードをサルベージされて現代風に仕立て直した物語、とても面白かったです!

    作者からの返信

    騎射関係は、これは原作「今昔物語」のおかげです^^;
    でも原作も「盛って」いるところもあるので(腰帯で矢を受けてダメージ減衰とか)、その辺はオミットしました(笑)

    この時の平良文と源宛、もしかしたらお互い察していたのか、それとも実は事前に打ち合わせをしていたのか、まるで柔道の試合のように、矢の「試合」をしているような感じになっています。
    いずれにせよ、源平双方の棟梁がここまでやり合ったのなら……という、丁々発止の戦いだったのでしょう。

    ちなみに原作「今昔物語」はここでエンドマークとなっております。
    ここから先は、私の想像を交えてお送りします^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    02 見(まみ)えるへの応援コメント

    拝読致しました。
    部下につきあげくらって一騎打ちとは、なかなか世知辛いですね(^_^;)
    的当てでポイント制三本勝負……てわけにもいかないですよねえ。
    でも立位でも騎射でも、なかなか弓では討ち取るのは難しいような?
    どんな戦いかたなのだろう、とあれこれ考えてしまいます(*´▽`*)

    作者からの返信

    これがeスポーツの格闘ゲームで、という世の中だったら、もっとマシなのかもしれません(笑)
    ましてや、アーチェリーのポイント対決なんて、夢のまた夢……^^;

    それでもタイマンに持ち込んだのは、源平双方ともガチンコバトル(全面戦争)よりは被害が少ないと思ったのでしょう。
    まあ、「ろくでなしブルース」みたいな展開と思っていただければ……(古い(笑)

    ありがとうございました。


  • 編集済

    01 燻(くすぶ)るへの応援コメント

    拝読致しました。
    こちらの平家さん、ずいぶんと脂が抜けて、さっぱりした対応ですね。
    それでも、血の気の多い悪党どもがわっしょいわっしょいやりたくて、無理やり御輿に担ぎに来ている図を想像すると、気の毒ですがちょっとくすりと来てしまいます(^^;)
    そんななか、お隣さんが人数つれて挨拶に?
    さて、物騒な隣人なのか、それとも話せばわかるタイプか…?

    作者からの返信

    この平良文という人は、かなり「できた」人で、平将門の乱でも将門に同情的だったと伝えられています。
    そして源宛という、とある源氏の人がお隣さんです。
    この頃の「武士」は、いわゆる「武士の起こり」で日本史で習う武士たちで、平たく言うと、ガンダムのコロニーのスペースノイドみたいな感じです(笑)

    そんな「開拓者」たちが、土地だの水だのをめぐると、そりゃあ「やっちまう」世界なのですが……平良文と源宛は、果たして。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     そっちに繋がるんかーい>▽<
     まさかの頼光四天王より前世代だったとは……。
     板東は後北条が台頭、権現様が治めるまで、しょっちゅう血まみれで争っているので、驚きの友誼でした。
     良い史実を知れました^^ 面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    そうなんです。
    まさかの源頼政さんのご先祖のあのお方の四天王へと繋がっていくのです。
    頼政さんが挙兵したときも、渡辺さんの子孫はガチバトルを繰り広げることになるのですが、その勇猛果敢な一族のオリジンがこの人でした^^;

    たぶん渡辺綱さんが、自分が坂東から摂津へサバイブできたのは、平良文のおかげだと知っていて、この話を伝えたのではないか、と思います。
    あと、おっしゃるとおり、あの世紀末ヒャッハーな坂東で、まさかのろくでなしブルースの世界を構築したという、稀有な事例(稀有、というところが哀しい(笑))だから、「珍しい」として伝えられたのでしょう^^;

    ありがとうございました!

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     一騎討ちのシーンに魅入られました。
     怨恨がないからこその爽やかさ、互いを知ったからこその

    「だから、やめる」
    「争うは、無益」

     いいですね! 面白かったです。

    作者からの返信

    「やるじゃねえか」「お前もな」みたいな決闘でした(笑)

    何というか、さすがにお互いに棟梁らしく、手下たちの暴走であると見抜いている冷静さを持っていたことが幸いでした。
    その上でタイマンを張って、「あ、こいつ、強くね?」と二人とも思ったからこそ、「一緒に開墾しようぜ」「オッケー」な男の友情が築けたのではないか、と思います^^;

    ありがとうございました。

  • 02 見(まみ)えるへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     き、几帳面な不良二人による、川辺の決闘!?
     というイメージでした。
     源宛さんも平良文さんも気持ちのよい人だなあ、と想うと同時に門さんの影響を改めて感じました。面白かったです。

    作者からの返信

    何だかんだ言って、源くんも平くんも、「番長」同士であり、しかも前田太尊とか薬師寺とか、そういう感じの番長でした(笑)
    闘うは闘うんだけど、それはタイマンだから、手下のお前らは文句なしな、という感じで闘います。
    将門さまがいろいろと動いてくれたおかげで、ガチバトルは朝廷の介入を呼ぶし、やめようみたいな空気があるかもしれません^^;

    ありがとうございました。

  • 01 燻(くすぶ)るへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     こ、交渉だって>▽<
     そんな、平安時代の板東は血まみれ陰謀スプラッタではなかったのか?
     さっきまで読んでた戦国時代の中国地方がより危険ぽいぞ>▽<(酷い言い分
     あ、そっか罠なんだ(あまりに酷い

     奥州藤原家が台頭するまでの関東一連の流れを見ると、どうしても、ね。どのように決着するのか楽しみです。

    作者からの返信

    平安時代の坂東は、あれですね、陰謀というか某世紀末な世界観で、ヒャッハーな方たちのパラダイスだったんでは。
    何というか、食わなきゃ食われるというこの状況、謀略よりも暴力という感じです(酷い

    そんなわけで、平さんのおうちのお話。
    ご近所の源さんから、お話があるってよ……というオープニング。
    まあアレですね、中島が「磯野~、一騎打ちしようぜ!」と来た感じでお願いします(どこが世紀末なんだ(笑)

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    またもや、いい話で、それを書いている四谷軒さんの愛が感じれて、またもや、大泣きです。

    読ませていただき、本当にありがとうございました。
    頑張って作品紹介を拙い文章ですが、書かせてください。

    この作品に出会えたことを、心から感謝して。

    作者からの返信

    これは「今昔物語集」を書いた、あるいは編集した人たちの功績が大きいと思います。
    こういう、いい話を取材し、それを載せて、語り継ごうとした先人のおかげです。
    武士という人たちの、高潔な一面を拾い上げ、伝える……その端っこに、拙筆ながら加わらせてもらったなぁ、と思う次第です^^;

    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

    なんか、涙出てきたんですが……。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この殺伐とした「武士の起こり」の時代にも、こんなことがあったとは、という感じです。
    だからこそ、「今昔物語集」で語り継がれてきたのでしょうけど。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    こんにちは。
    今昔物語集の該当の話を読んでいたことをきっかけに、拝見しました。既に言及なさっているように、武士同士の和解は珍しい話だとおもいます。

    本作のなかでも、とりわけ印象に残ったのは、さっぱりした良文と、ぎらついた良正の対比です。

    投稿いただきありがとうございます。

    作者からの返信

    こんにちは。
    今昔物語集のあの話を読んでいたとは……該博、恐れ入ります。
    仲直りというか、隣地との諍いを、逆に同盟関係構築に持って行くところが凄いな、という話だと思いました。
    いや、源宛と平良文が高潔な人物だからこそ、ですが。

    平良正は、調べると、平将門に対して挑発したり、将門討伐を渋る平貞盛を煽ったりしている人なので、今回、物語の香辛料として登場していただきました。
    こういう悪役がいないと、逆に平良文のような好漢が引き立たないと思いまして。

    こちらこそ、ありがとうございます。

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

    二人とも潔い!
    魅力的だから人が集まるのだとよくわかります。
     憧れます  (〃∇〃o) ポワ~

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この時代にしては珍しく、この二人は「人」であることをお互いに選んだというところが、美しいですね。
    だからこそ今昔物語に載って、今世まで伝えられたんじゃないか……と思うわけです^^;

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    こんにちは。
    武士の黎明の時代、その空気を感じるお話でした!
    渡辺綱の父親が坂東にいたとは知りませんでした。源氏も平氏も東国・畿内・西国にまたがって勢力をひろげ活躍しているのを忘れてはいけませんよね。
    冒頭、郎党どもが無理な訴えを持ち込む様子は、まさに武家の棟梁に周囲がなにを期待しているかがあらわれていると思いました。後の世で武士道として洗練されるようなきれいごとだけでなく、やくざの親分のように理も非もなく部下の利益を守るのも棟梁の器量。そのなかでも、武勇と爽やかな身の振りを矜持とする初期の武士の姿が目にうかぶようでした。

    作者からの返信

    おはようございます。
    お星さま、ありがとうございます。

    このお話は、今昔物語と、ネタ本の「埼玉の歴史ものがたり」のおかげで書けました。
    特に、渡辺綱のルーツであるという点は、ネタ本に載っていたので、これは書くしかあるまいという謎の使命感(笑)で書きました。
    この「武士の起こり」の時代、おっしゃるとおり、源平共に各地へと広がっており、その流れで、渡辺綱の父・源宛も坂東へやってきました。
    しかし宛は若くして死に、残された綱を、平良文が摂津へ連れて行ったんじゃないか、だから今昔物語に話が載っているんじゃないか、という私の妄想を盛り込ませていただいた次第^^;

    そして、郎党の揉め事、これはもう、各地の武士の家で日常茶飯事といっていいくらい起こっていたことかと思います。
    で、ここで対応を誤ると、郎党から見放されるし、「敵」の武士からは舐められて、最悪、侵略されてバッドエンドです。
    たぶん、そんな争いごとの中で大きくなっていったのが、平清盛の家であり、源頼朝の家だったのでしょう。
    しかし、そんな相争う武士たちの中で、奇蹟的に和解へ持って行った平良文と源宛のこのエピソード、「珍しい」からこそ後世に伝えられたんだろうなぁとシニカルに思ってしまいます。
    でもその「珍しい」のが、「美しい」とされ、いい意味での「武士道」へ至る道となったのではないかと思い、書かせていただきました。

    ありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    コメント失礼いたします。

    心理描写や戦闘描写がうまいですね。
    その時代にいるような臨場感を覚えました。
    ラストも清々しくて、楽しませてもらいました。
    そういえば、この時代のお話では、こういう清々しいラストは珍しいかもしれませんね。
    あと、各エピーソードタイトルが格好よくて、かつお話にぴったりですね。

    作者からの返信

    恐れ入ります。

    描写については、今昔物語という原典のおかげです。
    原典をとっかかりに、いろいろと想像を膨らませて書きました。

    殺伐とした「武士の起こり」の時代、平将門の乱のように土地や名誉を盗った盗られたと相争う時代、源宛と平良文の二人は、そうはならなかったというところが白眉です。
    だからこそ、このエピソードが今昔物語に収められたのでしょう。
    逆に言うとそれだけ争いが絶えなかったのかもしれませんが……。

    エピソードタイトルは、参加している「同題異話」の自主企画において、「燻る」は、「くすぶる」と「くゆる」のどちらでもいいですよ、と説明書きがありまして、そこから着想を得ました。
    自分でも密かに気に入っているので、「格好よく」「ぴったり」とおっしゃられると、とても嬉しいです。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    武士が武力なり知力を用いて戦いに勝つ物語だけではなく、殺しあいの無意味さを知り仲直りする物語がある事に感銘を受けました。とても現代的なテーマで、素晴らしいと思いました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    まさかこんな話が今昔物語にあるとは、私も知らなくて、驚きと共に感銘を受けた次第です。
    やはり古典というものは豊穣で、今に通底するテーマを内包しているものなんだなぁと感心しました^^;
    殺伐とした「武士の始まり」の時代でも、こんな素晴らしいことがあったんだよ……と紹介することが出来て良かったです!

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    高揚しながら読んでいき、最後に出てきたビッグネームに、より興奮しました。
    合戦の描写に臨場感があって、手に汗を握りながら、本当に見ているような気持ちになりました。現代人の誰も見たことがないものを、描けるというのは素晴らしいと思います。
    そんな、命のやり取りをしたからこそ、辿り着ける境地というのもあるのだと、しみじみ思いました。元になった物語も、非常に気になります。

    最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!

    作者からの返信

    レビュー、ありがとうございます。
    この時代、平安の武蔵野を生きる兵(つわもの)、その生き様を訴えかける、名レビューだと思います。

    源宛と渡辺綱の父子関係は、調べていくうちに判明して、これは載せなきゃと思って、結構無理矢理でしたが、盛り込みました。

    合戦のシーンは、実は原典の今昔物語に負うところが大きいです。
    さすがに、(原典に載っている)太刀の金具に当てて矢を返すとか、腰帯に当てさせて負傷の度合いを減じるとかまでは書けませんでしたが。
    しかし、ここまでやり取りをして「なかよくて」に至るというところが、原典・今昔物語に載るに値するエピソードになった所以かと思います。
    殺伐とした平安の武蔵野ですが、こういう仲になった武士たちもたしかにいたんだよ……と今に伝えてくれる、貴重なエピソードだと思います。
    ちなみに、元になった物語は、ネットで読めます。
    「源宛」で検索すると出てきます。

    それでは最後に、こちらこそ、自主企画に参加させていただいて、しかもこのようにご評価いただき、誠にありがとうございました!

  • 02 見(まみ)えるへの応援コメント

    今昔物語は現代語訳版を読んだ事があるんですが、このエピソード、全然覚えていませんでした!
    武蔵野愛をお持ちの四谷軒様にぴったりのテーマですね!

    作者からの返信

    おそらくこのエピソード、現代語訳されているかどうか微妙な立ち位置です。
    完訳版なら載っているかもしれませんが。
    私も、図書館の郷土図書コーナーの本で紹介されていて知ったので、とてもマイナーなエピソードだと思います。

    武蔵野愛……やはり生まれ育った土地なんで、思い入れがあります^^;
    この武蔵野賞に応募したくて、カクヨムを始めた口なんで、これは書かなきゃ、と思ったのです。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    この作品に出会えて歴史小説も面白いと思いました。
    語り口や登場人物の心の動き、鮮やかに脳裏にうかぶ情景描写に引き込まれて
    読み終えたあとも心地よい余韻を覚えました。
    この他の作品にも目を通していきたいと思いました。
    素敵な作品をありがとうございます。

    作者からの返信

    恐縮でございます。
    第01話から第03話までが、原典である今昔物語に載っている話です。
    そして、この第04話が、もしかしたらこういう展開があったのではないか、という私の想像です。
    で、遥彼方さんのコメントを拝見して、原典の今昔物語と私の想像を連結させるという試みは、うまく行ったように思えます。
    こちらこそ、素敵なコメントをありがとうございます。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    鮮やかな展開、とても感銘を受けました。今昔のほうも見てみたのですが、あの素材をここまでふくらませるとは。脱帽です。

    作者からの返信

    お星さまもありがとうございます。
    恐縮です。
    何と言うか、今昔物語を読んだ上で、wikipediaで、登場人物とその周囲の人物や事件の情報を閲覧したおかげかと思います。
    応募したい賞の関係で4000字しか書けないので、結構削った方なのですが、「ふくらませる」とおっしゃっていただいて、まことに嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    彼等坂東武者は開拓領主なんで、郎党同士のいざこざでぶつかることも多々あったのだろうと思わせていただきました。
    弓の上手が名声となる坂東武者ですから、一騎討も弓となるとどちらかが命を落とさないと終わらないのではとハラハラしましたが、互いに認め合ういい結末でよかったです。
    渡辺綱の父の話なんですね。鬼退治の伝承しか知らなかったので面白かったです。

    作者からの返信

    レビューありがとうございます。
    武士=騎馬武者のアクションを活写する名レビューだと思います。
    また「炎」と「燻る」という言葉を使っていただき、拙作の象徴というかモチーフというか、そのあたりを見抜いてもらい、感謝の念に堪えません。流石です。

    さて、坂東武者=開拓領主は至言ですね。
    平将門の乱もまた、そういう側面から、土地だの水だののいざこざが、大きなファクターであったのでしょう。
    しかもそれが、武芸=弓がどちらが上かという争いにつながると、もう、西部のガンマンの決闘のように死が決着となること、必定と思われます。
    でも、拙作の、というか今昔物語のこのエピソードの二人は、そうではなかったというのが、この時代この地域において、輝きを放っています。
    こういうこともあった、というのが、いかに珍しく、かつ美しかったからこそ、伝えられたのだと思います。
    そこに感じ入って、拙いながらも筆を執った次第です^^;

    源宛が渡辺綱の父というのは、資料にした埼玉県の郷土図書に載っており、「これは」と思って、盛り込みました。
    綱を坂東から摂津へ連れて行ってくれたのが平良文かも、という空想も添えて^^;

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    武張った時代だからこそ咲く友誼というのもあるのでしょうね。
    人の心とは面白いものです。

    そして最後に出てくるビッグネーム。
    宛は知らなかったので驚きました。

    作者からの返信

    源宛は21歳で亡くなり、それは渡辺綱の生まれた年です。
    たぶん、その際に領地を奪われたのではと思います。
    でなければ綱は摂津渡辺ではなく箕田にいるはずですから。
    源宛は源頼光の姉妹を妻としているので、頼光の甥にあたる綱を託すのは自然です。
    じゃあ箕田から摂津へ誰が、と考えると、この今昔物語のエピソードがクローズアップされるわけです。

    遺弧を託すに足る人物、平良文。
    良文は平国香らが坂東に行った際も京に残り、そのまま武人として昇進し、鎮守府将軍、陸奥守に就任した人物です。
    その良文が宛の遺児・綱を預かり、京へ、そして摂津へと届けたというのは、ありそうな話だな、と思ったのです。

    そしてその良文と宛が「なかよくて」となったのは何故か、を渡辺綱が伝えたのでは、とも思ったのです。

    ……まあ、マイナーな人が大好きな私の悪い癖=妄想が発動した結果です^^;

    長文失礼しました。
    ありがとうございました。

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

    上に立つ者だと己の考えだけで行動できず、立場に縛られることもありますよね。
    間に入る人間が讒言するともう最悪……。

    緊迫の騎射戦でした。
    あんなに長くて取り回しの面倒な弓を馬を御しながら放つなんて、武士は凄いなと思います。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    小学生の頃だったら、この手のトラブルは、教師とか親とかに言えばまだキャンセルできたでしょう。
    でも社会に出ると自分でやらねばならず、それが自分でない同僚や部下が起こしたとなるともう……失礼、愚痴が過ぎましたね^^;

    騎射戦の描写は、原典の今昔物語をアレンジしたものです。
    緊迫感は、おそらく原典の賜物でしょう^^;
    ちなみに原典だと、太刀の金具に当てさせてリフレクトしたり、腰帯に当てさせてダメージ減を図るとかして、もう人間業じゃないんですけどね(笑)
    で、武士は、弓を手放したら後戻りできないから、騎射に終始するよう心掛けていたのでしょう。
    遠距離攻撃の手段を失ったら致命的でしょうから。
    それを騎馬突撃で覆せるのは、それこそ平将門くらいでしょう。
    将門公は弓も神業でしたが。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    最後まで緊張が解けず、素晴らしい物語でした。
    さすがですね。

    堪能いたしました。

    完結、おめでとうございます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    原典の今昔物語所収の「合戦う語」が良かったのが大きいと思います^^;
    この話を紹介できることができて良かったです。
    そして、この話をお楽しみいただけたようで、何よりです。

    ありがとうございました。

  • 04 燻(くゆ)るへの応援コメント

    戦記物には珍しいハッピーエンドだったんですね。
    仲良きことは美しきかな……武者小路実篤でしたか。
    ご完結おめでとうございます。🎊
    武蔵野文学賞の首尾をお祈りしております。

    作者からの返信

    第03話までが今昔物語で伝えられている内容で、この第04話は私の創作であり、ボーナストラックです。

    この「合戦う語」は、平将門の乱の前の出来事だと伝えられていますけど、そうすると源宛が幼過ぎるような気もするので、乱の後、と設定しました。
    でも源宛は21歳で早逝するので、平良文と「なかよくて」の期間があまりありません。
    しかも、息子の渡辺綱が生まれた年に死んでしまうのです。

    このあたりの整合性というか、もしかしたら、源宛は死にあたって、平良文に息子を摂津に届けてくれと頼んだのでは、と想像しました。
    平良文は鎮守府将軍を務めた勇将であり、源宛としても安心して息子を託せたんじゃないかなぁ、と。
    ドラマ性が欲しくて、ちょっと悪役に出てもらったりしましたが、そういうことがあったんじゃないか……という、ちょっとした着想を書きたくて、書いてみた一作です^^;

    ありがとうございました。

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

    やはり武蔵野の作品だったんですね。
    前回、大賞をとられた作品も、こうした歴史物だったと思います。
    応援しています。
    こちらは文学作品部門ですよね。
    私も今、武蔵野の作品を書いてますが、ライトノベルで挑戦です。頑張りましょうね。

    作者からの返信

    あれから一年、自分なりに成長とは言わないまでも、「こなれて」きたのではないかな、と思い、再挑戦です。
    前回、中間選考を通過したのは、戦国の武蔵野が舞台でしたので、今度は思い切って古代まで遡りました^^;
    応援、ありがとうございます。

    私はライトノベルを書く自信が無いので、消去法という意味でも一般文芸部門で挑みます^^;
    ライトノベルで挑戦とのことで、ぜひ、頑張って下さいませ。

    ありがとうございました。

  • 03 交(まじ)えるへの応援コメント

    矢が無くなったと率直に告げる宛、破顔する良文、ふたりとも粋ですね。
    諍いの無益をみんなが悟れば、アフガンにも平和が訪れるのに……と。

    作者からの返信

    元々二人とも、争う気が無いんですね。
    ただ、武士として競うのはやぶさかではなかったのでしょう……男だし^^;
    で、何らかの「きっかけ」を欲していた、あるいは水入りの機会を互いに窺っていたところ、宛が矢が無いと言い……。
    今昔物語だと、良文の方から言い出したみたいなんですけど、拙作では、宛の方から言う形になりました。
    書いているうちに、何となくそうなってしまいました^^;
    何かと合戦ばかりしているイメージの武士ですが、こういうこともあるんだよ……と伝える古人の「粋」が感じられるエピソードです。
    今を生きる方々も、古人に倣うよう、願うばかりですね。

    ありがとうございました。

    編集済
  • 02 見(まみ)えるへの応援コメント

    武蔵野ですか。
    これは角川さまの純文学に出されてもいい予感がしております。

    作者からの返信

    ええ、武蔵野です。
    私がカクヨムに来るきっかけですので、再挑戦です^^;
    ありがたいお言葉をいただき、恐縮です。

    ありがとうございました。

  • 02 見(まみ)えるへの応援コメント

    家康が入ったときですら都と比べてなにもないのに驚いたのですから、当時の武蔵野は、さぞかし広々としていたのでしょうね。\(^o^)/
    坂東市は将門の終焉の地ですね。以前に訪ねた記憶があります。
    弓の一騎打ちですか。珍しいですね。でもないのかな?

    作者からの返信

    曠野、という表現がふさわしい感じだったのでしょう。
    広大な武蔵野、その広々とした関東平野がどこまでも見晴るかす感じで、地平線が見えたのではないでしょうか。

    弓の一騎打ちは、珍しいかどうかは、私にもわかりません^^;
    ただ、元ネタとなった今昔物語にそう記されているので、それに倣いました。
    そして、「合戦(かっせん)」ではなく、「合戦(あいたたか)う」という表現を使っているのが味噌だな、と思います。
    この物語の内容(拙作だと次回の3話目まで)を、この表現ひとつで象徴し、響かせているところが。
    古人の知恵というか文才は凄いものだな、と思います。

    ありがとうございました。

  • 01 燻(くすぶ)るへの応援コメント

    お。
    掌編とのことですが、なかなかいい出だしですね。

    平安期の武蔵野は、西部開拓時代の西海岸のように殺伐としながらも活気があふれてたんでしょうね。
    鎌倉武士も大概ですが、その萌芽は既にありそうです。

    作者からの返信

    恐縮です。
    いやあ、謀略祭りはやっぱ無理でした^^;
    そんなわけで武蔵野賞も込みで、拙作を書いた次第。

    この「武士の起こり」のあたり、おっしゃるとおり、フロンティアな感じですね。
    そういえば、かつて、やる夫スレの「梅松論」(足利尊氏)スレで、1stガンダムのコロニーのスペースノイドと考えると分かり易いと、言っていました。
    源平合戦は、シャア(頼朝)とアムロ(義経)が手を組んで地球(平家)を襲ったと考えればいい、と。
    それを見て、なるほどなぁと思った記憶があります。
    で、今回、そんな「感じ」を心がけて書いてみた次第です^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    01 燻(くすぶ)るへの応援コメント

    前作が完結されたと思ったら、もう始まりましたか、つぎの作品。日々刻々と紡がれていて、すばらしい作家魂ですね。👏
    坂東は少なからぬ所縁がある土地なので、親しみが湧きます。
    「合戦ではなく、兵として合戦う」の意味を探る一編となりそうですね。
    平良文は、首が空を飛んだ将門と関係があるのでしょうか。

    作者からの返信

    いやこれは武蔵野賞を狙っているので4000字の掌編です^^;
    これを投稿したら、もうすっからかんなので、しばらくはヨム主体になります。
    これは今昔物語で見かけた(正確には子どもにつきあって図書館に行ったら、郷土図書で見かけた)一編の物語がベースです。
    陰謀ばっかり書いていたので、さっぱりしたのが書きたくて書きました。
    平良文は、平将門の叔父です。
    拙作では、将門と親しかったけど、乱の起こる前に鎮守府将軍の勅命が下り、陸奥へ行くことになり、乱後に坂東に帰ってきたという設定です。

    ありがとうございました。
    お星さまもありがとうございました!

    編集済