上に立つ者だと己の考えだけで行動できず、立場に縛られることもありますよね。
間に入る人間が讒言するともう最悪……。
緊迫の騎射戦でした。
あんなに長くて取り回しの面倒な弓を馬を御しながら放つなんて、武士は凄いなと思います。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
小学生の頃だったら、この手のトラブルは、教師とか親とかに言えばまだキャンセルできたでしょう。
でも社会に出ると自分でやらねばならず、それが自分でない同僚や部下が起こしたとなるともう……失礼、愚痴が過ぎましたね^^;
騎射戦の描写は、原典の今昔物語をアレンジしたものです。
緊迫感は、おそらく原典の賜物でしょう^^;
ちなみに原典だと、太刀の金具に当てさせてリフレクトしたり、腰帯に当てさせてダメージ減を図るとかして、もう人間業じゃないんですけどね(笑)
で、武士は、弓を手放したら後戻りできないから、騎射に終始するよう心掛けていたのでしょう。
遠距離攻撃の手段を失ったら致命的でしょうから。
それを騎馬突撃で覆せるのは、それこそ平将門くらいでしょう。
将門公は弓も神業でしたが。
ありがとうございました。
やはり武蔵野の作品だったんですね。
前回、大賞をとられた作品も、こうした歴史物だったと思います。
応援しています。
こちらは文学作品部門ですよね。
私も今、武蔵野の作品を書いてますが、ライトノベルで挑戦です。頑張りましょうね。
作者からの返信
あれから一年、自分なりに成長とは言わないまでも、「こなれて」きたのではないかな、と思い、再挑戦です。
前回、中間選考を通過したのは、戦国の武蔵野が舞台でしたので、今度は思い切って古代まで遡りました^^;
応援、ありがとうございます。
私はライトノベルを書く自信が無いので、消去法という意味でも一般文芸部門で挑みます^^;
ライトノベルで挑戦とのことで、ぜひ、頑張って下さいませ。
ありがとうございました。
矢が無くなったと率直に告げる宛、破顔する良文、ふたりとも粋ですね。
諍いの無益をみんなが悟れば、アフガンにも平和が訪れるのに……と。
作者からの返信
元々二人とも、争う気が無いんですね。
ただ、武士として競うのはやぶさかではなかったのでしょう……男だし^^;
で、何らかの「きっかけ」を欲していた、あるいは水入りの機会を互いに窺っていたところ、宛が矢が無いと言い……。
今昔物語だと、良文の方から言い出したみたいなんですけど、拙作では、宛の方から言う形になりました。
書いているうちに、何となくそうなってしまいました^^;
何かと合戦ばかりしているイメージの武士ですが、こういうこともあるんだよ……と伝える古人の「粋」が感じられるエピソードです。
今を生きる方々も、古人に倣うよう、願うばかりですね。
ありがとうございました。
拝読致しました。
騎射の描写に引き込まれました!(^-^)
引き絞られた弓から放たれる矢、それを刀で切り落とす腕。
それほどの力を持ちつつも、力を出しきったら微笑み合いながら手を握りあう度量、爽やかなスポーツマンのようですね!実際は殺し合いなんですが(^^;)
素敵なエピソードをサルベージされて現代風に仕立て直した物語、とても面白かったです!
作者からの返信
騎射関係は、これは原作「今昔物語」のおかげです^^;
でも原作も「盛って」いるところもあるので(腰帯で矢を受けてダメージ減衰とか)、その辺はオミットしました(笑)
この時の平良文と源宛、もしかしたらお互い察していたのか、それとも実は事前に打ち合わせをしていたのか、まるで柔道の試合のように、矢の「試合」をしているような感じになっています。
いずれにせよ、源平双方の棟梁がここまでやり合ったのなら……という、丁々発止の戦いだったのでしょう。
ちなみに原作「今昔物語」はここでエンドマークとなっております。
ここから先は、私の想像を交えてお送りします^^;
ありがとうございました。