第4話
蘭丸竜介は流山を旅していた。彼は証券マンだったが会社が倒産してしまった。東和証券という会社だが、社長が芽衣子の父親なのだ。
呉服新川屋店舗にやって来た。流山市加6丁目にある土蔵造りの商家だ。
新川屋は幕末の1846年(弘化3年)に創業した。現存する店舗建物は1890年(明治23年)に、大工土屋熊五郎によって建てられたもので、2004年(平成16年)11月8日に国の登録有形文化財に登録された(官報告示は同年11月29日)。
『あぶない刑事』の町田透役を演じた仲村トオルは流山の中学校出身らしい。『さらば あぶない刑事』で幕を閉じたが、その後透はどうなったのだろうか?
赤城神社ってところも見た。
市内を流れる江戸川の左岸(東岸)、平坦な土地に盛り上がった海抜約15メートル、周囲350メートル余りの小山の上に鎮座する。この小山はかつての洪水の際、群馬県の赤城山の山体の一部が流れてきてここに流れ着いたものという伝承がある。一説に赤城神社のお札が流れつき里人たちが祀ったのが当社の始まりともされる。
これに基づき当社は群馬県の赤城山にある赤城神社の末社であるという。また、流山という地名もこれに由来すると言われる。一説には、鎌倉時代の創建ともいう。
流山にある小さな銀行に3人の男が押し入った。その目的は金庫の金を強奪することにあったが、彼らはけっして冷徹な手練れとは言い難く、出だしからトラブルにも見舞われ、その杜撰な計画は早々に暗礁に乗り上げてしまう。まず仲間の1人、百瀬が怖気づいて逃げ出し、残る2人でなんとか銀行の無血占拠には成功するものの、金庫を開くとあてにしていた大金は他に移された後で無く、しかも手間取っているうちに通報が行ったのか、あっという間に警官隊に現場を取り囲まれてしまった。そして洋介と蘭丸の2人は、人質を取って銀行に籠城するという最悪の選択肢を選ばざるを得なくなった。
洋一は元警備員で従業員の事情にも通じ、銃を手にしつつも手荒な手段を取ることを選ばない。もはや果たすべき目的も叶わず、唯一の望みは安全に脱出することしかない。しかし彼らは大量の警官隊に追い詰められ、集まったマスコミに問い詰められ、そして観客たちには何故かヒーローのように祭り上げられていく。
人質にしていた織江はすっかり洋一になついて、口で奉仕してくれたりイタレリツクセリだった。
織江は陣屋の中で女性の遺体を見つけた。彼女は首を絞められて殺されていた。
『あなたが殺したの?』
織江は洋一に尋ねた。
『邪魔だったからな』
何とかしないと自分も殺される。
織江は作戦を練ろうとしたがアイデアが浮かばなかった。
洋一はバリアって魔法を使って人を寄せつけなかった。織江が陣屋にやって来たときには魔法が丁度切れた。
その翌日、蘭丸竜介が仲間になった。
織江は江戸川大学近くのアジトに監禁されていた。
蘭丸はヘビースモーカーで指についたヤニの匂いを嗅いでいた。
『昔は列車でも灰皿があったんだよ』
かなりの昔の人のようだと、織江は思った。
蘭丸は1985年入社らしい。荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』や尾崎豊の『シェリー』が流行ったそうだ。
『シェリーって日清カップヌードルのCMソングだったんだぞ?』と、蘭丸。
『へぇー』
織江は『トリビアの泉』を意識した。
『1985年ってバブル景気がスタートした年ですよね?』て、織江。
『よく知ってるじゃん。スーパーマリオブラザーズが発売された年でもある』
蘭丸が言うと、チャイムが鳴り百瀬がやって来た。
鈴江は宵闇の江戸川沿いを歩いていた。
妖怪に遭遇した。おそらく手長婆だと思った。
下総地方(千葉県など)に伝わっている。白髪の老婆と言われるが、普段は水中にいて姿を見せない。水辺で子供が遊んでいると、水中から長い手を伸ばして「水の中に引き込むぞ」と脅かすものとされる。実際にこうした妖怪が子供に危害を加えるわけではなく、水辺で遊んでいて事故に遭いそうな子供を戒めるための語彙として用いられている。
が、鈴江は妖怪を殺せばコロナが収束するのではと思い、安藤たちに相談した。
俺は朝焼けの江戸川沿いを歩いていた。
茨城県猿島郡五霞町と千葉県野田市の境界付近にある関宿分基点(関宿水閘門のやや上流)で利根川と分かれ、千葉県と埼玉県、東京都の境を南に向かう。千葉県市川市付近で、本流である江戸川と旧流路である旧江戸川に分かれる。
現在の江戸川の最下流部は放水路として建設され、行徳可動堰(江戸川河口堰)を通り、千葉県市川市で東京湾に注ぐ。1960年の河川法改正に伴い、この区間の名称が江戸川放水路から江戸川になったものの、依然として「江戸川放水路」と呼ばれることも多い。
現在でも天然ウナギが捕れるほか、江戸川の河口付近は、三番瀬など東京湾でも数少ない干潟が広がる地域でもあり、トビハゼの北限生息地となっている。汽水性の希少なトンボであるヒヌマイトトンボの生息地の一つでもある。
利根川から江戸川に流れる水は関宿水門で水量を調整され、江戸川下流の住宅地が水害に遭いにくいようになっている。江戸川は北千葉導水路からの水を合わせて首都圏の上水道を支えている。しかし、江戸川が比較的人口の多い地域を流れるため、水質が良いとは言えず、浄水場によっては高度浄水処理を行っている(東京都水道局の金町浄水場など)。
旧江戸川河口近くに位置する浦安市堀江の清流神社内にある堀江量水標の零位は、Yedogawa Peilの略である「Y.P.」(ワイ・ピー)と呼ばれ、利根川や江戸川、霞ヶ浦、鬼怒川、小貝川など利根川水系の河川を測量する際の基準面となっている。これはお雇い外国人として招聘されたオランダ技師リンドが明治5年に設置したものである。p Y.P.0m=T.P.-0.8402mである(「T.P」はTokyo Peilの略で、東京湾の平均潮位を零位として、山の標高や河川などの水位を測量する時の基準面となっている。
俺は荒屋にやって来た。鍵は閉まっていたがドアを激しく蹴飛ばした。
「おのぇっ!」
リーゼント野郎が叫んだ。
「結城やっちまえ!」
ブタみたいな奴が言った。確か、蘭丸って奴だった。
「卓、助けに来てくれたのね!」
5人人間を倒すと魔物を倒せるってことを俺は思い出した。
洋一の手がホルスターに伸びた。俺は警察拳銃ニューナンブで洋一の胸の当たりを狙った。
「このとおりだ!助けてくれぇ!」
蘭丸は土下座して命乞いして来たので、助けてやることにした。
手錠をかけられると涙を溢した始めた。
「きっちりと反省するんだぞ?」
織江が俺の胸に飛び込んできた。
飛び切り激しい夜になることだろう。
流山殺人事件 鷹山トシキ @1982
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