陸橋
2012.12.5
弱いまま 抱き締めたい
暗いまま 見つめていたい
愛せるか そのままを
殺せるか そのままを
このなけなしの孤独と 居場所を知らない声を
空元気の詩の隠し味にして
愛そうとした星と 嫌おうとした星を
繋いでみたら生まれた光を 愛せたら
雨の中 寒いからと
晴れたなら 暑いからと
言えること 言えないで
言えないこと 言ってしまったり
あの底無しの孤独と 出来損ないの覚悟で
手放す気のない命をほんのり彩って
愛そうとしたあなたを 嫌おうとしたあなたを
選べなかった 一つの形を 愛せたら
盲目の体も 包まれていたんだろう
温かい居場所も知っていたんだろう
どうすればいいんだろう そのままでいいんだろう?
行き場を失くしても足場は在るけど
重いまま 繋いでいたい
青いまま 汚れていたい
愛せるか そのままを
殺せるか そのままを
どの道無くなった過去も いずれ得るだろう未来も
後悔に似せた希望で ちゃんと唄うんだよ
愛そうとした星を 嫌おうとした星を
嫌えなかった 一つの形を 愛していいんだよ
その奥底の悪魔と 取り繕った衣装で
向こう岸の観客にそっと馴染ませて
疑っていた本当も 信じ抜いた嘘でも
最期の時はきっとなんだか温かくて
そんなわがままな夢さえ 愛せたら
詞 ささきゆうすけ @yusukesasaki
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