うん。まあ、「端から中世の国同士のルールを無視して殲滅戦をしかけてくる」相手だから、サイ達少数を殺せれば勝利でそうしないと自分がいつ殺されるかわからないと考えるならこうなるだろうなあ。
そういう相手なのだから、戦力が劣っている側が、相手の国や第三国の事情を汲んで、敵の中枢を叩けるチャンスを逃す「強者ムーブ」を現実でするのなら驕りだし。
そのことを、味方ではない者に知られた時点で、こういう状況になるのは自明の理なんだけど、物語としてサイを「善人」よりに描くなら、やはりこういうパターンなのだろうなあ。
戦わずに譲り合うのが「善」だけど、殺し合いを始めたのなら、それは互いの「必要悪=正義」同士の獣としての奪い合いでしかない。
それでも、「敵即滅」と考えないサイの「必要悪としての戦い」と、「敵即滅」と考えるサンデッガ王の「絶対正義を騙る“ 悪 ”としての戦い」。
物語として対決の図式に当てはめるには、サンデッガ王は恰好の相手というわけですね。(((・_・。)ウンウン
作者からの返信
コメント、どうもありがとうございます。
そうですね、サイは恐らく、アルトカルを始末したことでサンデッガ王はおとなしくなるだろうとたかをくくってしまったんです。考えが甘かったんです。
雷の魔女やサイみたいな大火力の魔道士に頼り、他に大きな戦力を持たないというタースベレデの戦略思想も恐らく影響していますね。
タースベレデとは異なり、サンデッガにはアルトカルと魔道士部隊以外にも通常戦力はわんさかあるわけで、そのあたりをあいまいにした結果がこれです。
というわけで、図式はいよいよ対立の方向へ……?
結局、マヤピスのせいで、死地に立たされている。。。
作者からの返信
コメント、どうもありがとうございます。
結局戦争は人任せじゃダメですよね。