今
前回より、またつまらない自分語りをさせてください。
大学受験、紆余曲折ありまして何とか合格。
地元国公立大学へ進学。奨学金も取れました。
大学受験期間にも色々とあったのですが、こうして文章化することもできない程の事がいくつかありました。
また環境が変わり、自分も変わって行こうとした矢先。コロナ禍に寄りオンライン授業。幸いなことに地元だったため友人には恵まれました。
でも良いことばかりではないというもの。
バイトを公に行う事が可能になると毎月家に二万円振り込むように言われました。
まさか奨学金を父に使い込まれるとは思いもしませんでした。
バイトを死にもの狂いでし、それが原因で大学になって入った部活では中々参加出来ず、私は先輩に嫌われてしまいました。
挙げ句の果てには酒で失敗までやらかす始末。
奨学金騒動はその後も何度かあり、何とかやりくりし2021年十月。母方の祖母を介護しなければならなくなりました。
生活習慣の違い、おばあさん独特の長話。嫌みな言い方。他の家族からの圧力。そのストレスから逃げたくて煙草を吸い始めてしまいました。
二度目の酒の失敗をやらかし、吐瀉物にまみれて。
「人生をやり直したい」
そう強く思い、禁煙から始めてみました。
コロナも落ち着き、度々友人と飲み会をする中で私は『変わった人』なんだそう。少し、悲しかった事を覚えています。
私に合う性格の女の子はいないのだそう。
それもそうでしょう。
選択を間違い、私は自身の性格を歪めてしまいました。
また大学は今までにも増して家庭間の経済格差も見えてきてしまいます。服装、所属できるサークル、彼女、車など。
親の車を使えたり、自身の車を持つ友人がいますが、私は中古の原付をバイト代を貯金して買うのが精一杯でした。
周りを見て、自分は悪い意味で『普通』では無いと気付い以来。どうにも暗い気持ちが拭えないのです。
多分、自分より辛い状況の人はたくさん居ます。
でも『普通』を願う事すら罪なのでしょうか?
昼飯代すら節約するためにコーヒーで膨らませた乾パンを食べる私を見て、
「貧乏くさ」
そう同級生の女子に言われました。戦時中か?といじられる事もしばしば。
服が少なく、同じような格好をしていると大学で笑われます。
キラキラと毎日が楽しそうな方々の話題にはサークル活動や恋愛のあれこれ。私がどれだけ望んでも手に入らないもの。
「普通そんなことしないだろ?」
私を嗤う方々はお決まりのようにこう言うのです。
よく分からない基準で測られて、その基準を満たさなければ腫れ物扱い。
それが『普通』なら、私は『普通』でいたくはありません。
教えてください。
どうやったら『普通』に生きられるのでしょうか?
ある大学生の散文的エッセイ。もしくは独白。 春菊 甘藍 @Yasaino21sann
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