黒い山羊
「フレイディア、戻ったぞー」
颯爽と城の城門をくぐると同時に、城の上層部から窓を割って炎を
「おそぉーいっ!!十年も何してたの!」
あまりの怒気に、引き
「精霊王の恩返しに合って、朝露の紅茶を飲んでいた」
「精霊王と、地獄の王が仲良くお茶会……で、また一階層下が出来るんじゃないでしょうね」
「最上階には精霊王が連絡してくれる、まぁ、大丈夫だろう」
説明に納得した様子の妹を見て、ホッと胸を撫で下ろしたフレイディン。その目前で、フレイディアの姿が元の美しい人形のような造形へと戻っていく。ちなみにフレイディンが激高しても、今回の妹と同じ状態になる。
「そう!!なら安心ね、精霊王は嘘が
「
「良いのよ、三千年前にアタクシ達を上層階から最下層階まで勘違いで堕とした張本人なんだから、当然の
こうして、今回の珍事は収束した。
地獄から 江戸端 禧丞 @lojiurabbit
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