34日目
6時くらいに起きたけど二度寝した。結局9時に起き上った。適当に目玉焼きとカフェオレで朝ご飯を済ませ、午前中は絵ばっかり描いてた。はぁ、なんかもういっそのこと芸術科の学校に進学してやろうか。冗談です。
昼食。サンドイッチが食べたかったのでレタスとハムを雑に挟んで作ったけれど全然足りなくて、でももう1回作るのも面倒で、レタスだけむさぼり食いした。美味しい。
午後には少し勉強していたけれど、注文していた漫画が届いたので読んだ。束の間の一花。気になる人は自分で調べて。わたしが言いたいのは教師と生徒の恋愛的な、まぁ全然違うけどザックザクのザックリ言えばそういうこと。多分。
大切な人が突然消えた時の喪失感、ふとした時に見える面影、いや幻覚。物語の先生が元社会教師に信じられないくらいそっくりというかモロ元社会教師で。だけど関係性は元担任の方が近いかもしれない。とにかく若干泣いた。あの日の日記を読みなおしたくなったので何百回目か分からないけどもう1度読もうと思う。
冬と春の狭間、絶妙なにおいの風。風が強い日だったから、風のことばかり覚えてる。苦しかった胸と止まらない涙と終わらない悲しみ。吐きそうなほどこみ上げる嗚咽。遠ざかる大切な人の姿。
今となっては遠い日のことで、もう何年も前のことのような、なんなら前世くらいの話のような気もする。先生に会えなくなってからは別の世界だから。懐かしいなぁって黄昏られるくらいには遠くなったけど、傷が癒えたとかそういうわけじゃない。未だに面影を見る。いや見えないから探してるだけ。うーん。寂しいなぁ。
そういえば、学校がリモートになるらしい。いや学校がリモートっておかしいか。授業が。なんかよく分からないけれどさ。
でもわたしの学校はなんでか分からないけれど夏休み前に端末を持って帰らせなかったので誰一人として学校支給のタブレットを持っていない。全生徒のタブレットは学校にあるということ。つまりリモート始業式は物理的に絶対不可能。バカだよなぁ。持って帰らせたらよかったのに。あっちにも思惑はあるのかもしれないけどさ。はぁ。だから始業式の日は一応1時間くらい登校するらしいけれど、しばらくクラスメイトにも先生達にも会えない日が続くというわけだ。はぁあああ……わたしは人不足なんだよ。とにかく。
彼女にも会えない先生にも会えない彼の連絡は一向に無いクラスメイトにも会えない?!そんなの耐えられるかって…。嫌んなるなぁ
なつやすみ 高菜めい @saya0409
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