ルックバックについて。

荒川 麻衣

あくまでも自分の感想

才能があって、愛されれば、死んでもいたんでもらえる。


ルックバックは、そう言うつらさを、わたしに突きつけてくる。


わたしは、凡人だ。


若くして何かをやり遂げたわけでもない、何か優れた才能があるわけでもない。


そして、人間関係にも恵まれなかった。


ああいう作品が時に残酷なのは、

「才能があれば供養されたりたらればの物語が作られるけれど、

才能や知名度のある人間は全然そうじゃないんですね」である。


才能がないものに、あの物語は残酷過ぎる。


子役時代に、才能の塊みたいな人、

特技がある人、

華がある人を山ほど見てきて落ち込んだ。


と思ったら、どうもトップレベルの

オーディションに選ばれても落ち込むらしい。


残酷な物語を提示されて、

「傑作だー」と手放しに喜べるほどの才能が、わたしにはない。





以上。

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ルックバックについて。 荒川 麻衣 @arakawamai

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