第11話 銀賞 一作品目

 時の果ての朝~異説太平記~

 作者 マット岸田

 https://kakuyomu.jp/works/16816452218645238122



 はい、太平記二作品目です。こちらは、現代の人間が過去に転移してとファンタジー要素も入っていますが、それでも歴史小説としての形を崩さない良作です。主人公は転移した少年?と、それを助けた北畠顕家です。そして、その北畠顕家は女性だったという。ちょっと恋愛要素もありつつ、周囲を固めるわき役陣も面白く、読み応えのある作品でした。



 北畠顕家が女性という時点で、自分のイメージは、少し前に再放送していた、太平記の登場人物。後藤久美子になってしまいました。そして、親房は近藤正臣。ここに登場する親房はそこまで、あくの強いキャラクターではないですがね。最初の舞台は東北。なので、登場する人物の名は南部とか伊達とかそして、その一人一人のキャラクターがしっかりしているので読みやすく、面白い作品でした。ファンタジーと歴史の見事な融合を見せてもらいました。

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