第10話 銅賞 六作品目

 花七宝の影法師~天下ノ執事の弟、南北朝の世で奮闘す~


 作者 夕月 日暮


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054890793408


 はい、太平記、第一作です。じゃなくて、鎌倉末期から、南北朝の動乱期を描いた、作品です。主人公は、鎌倉幕府有力御家人の、足利家執事、高師直の弟、高しげしげ。じゃなくて、高重茂こうしげもちです。登場こそカッコ悪いですが、その才能を発揮し、九州に落ち延びていた足利軍、配下の将を少しずつまとめ、次第に信頼を得てと。そして、足利軍の反撃開始。途中悲しい出来事もありと、本格歴史小説の名にはじない作品です。と、面白い作品なのですが、さらに良い作品があったので、本当に接戦ですが、銅賞となりました。


 で、先生の講評です。


 この間、再放送でやっていた大河ドラマ太平記。その世界です。高師直、高師泰は知っていましたが、やや地味な弟が主人公ですが、良く歴史が調べてあって、正直凄いなと思いました。そして、展開も面白く、ただ、キャラクターが静かで、よく読んでいないと、だれがだれだか分からなくなる時があり、それがちょっと残念かなと。しかし、この辺りになってくると、無理やり差をつけるには揚げ足をとるしかないという。評価方法を考えないといけませんね。


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