応援コメント

第1話 これが棟梁の仕事ぞっ」への応援コメント


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    芸術のありかたは多様だと思ってますが……使われてこそといった文章が心にのこりました。
    後世にのこってこそと、わりと本気で考えていたので目からウロコだったのです。
    成熟した文化圏では、芸術が暮らしにしっかりと溶け込んでいるのです。
    そんなありかたが理想なのかもです。きっと。

    作画中の描写が現場の臨場感たっぷりな感じで、読んでいてとても楽しかったです。

    棟梁としての覚悟やプライド、狩野の進む道……源四郎はほんとに大きなものを背負っているのですよね。
    孤独なのかもですが、仲間の存在を認め、ともに進めるのは得がたい救いでしょうか。

    作者からの返信

    代 居玖間 さま


    お読みいただきまして、ありがとうございます。

    日本刀はまだいいのですが、大工道具や包丁なんかは名工のものから使われて、使われて研がれてなくなってしまうのです。
    陶器なんかも、名物と言われるほどの茶道具でも、割れちゃえばせおしまいですし。

    この時代、工芸と芸術の境目は曖昧ですしね。
    しかも、源四郎(狩野永徳)の作など、権力者の建物に描かれ、権力闘争で焼かれてなくなってしまっています。

    芸術は永遠、なんて言えるのは、現代に生きる私達だからからかもしれません。

    コメント、ありがとうございます。