卓哉さんは、他人とは根本的に分かり合えないものだと境界線を引いて、初めから誰にも期待していないんですね。実は私自身も割と近いところはあるんですけど。
ただの憶測ですが、彼には自分で声を上げなかったせいで見捨てられた過去でもあるんでしょうか。仮にそうだとしても、自分も他人の声なき声を拾おうとしないのは八つ当たりみたいなもんですね。
まぁ、それはそれとして。
未成年を如何わしい店に連れてったのは完全に通報案件ですね。よもや、連れていって欲しいという希望の声が上がったから、それを汲んで……?笑
ヘイトは貯まりますが……これまたいいキャラだなぁ卓哉さん。この流れでこの人、絶妙ですよ。すごくいい。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。今日もコメントありがとうございます。
卓哉さんの人となりは、ほぼ解釈していただいた通りです。というか私も言語化はしていなかったので、ほえ〜と感心しました。
今回の物語で触れることはないのであっさり言いますが、『見捨てられた過去』を卓哉さんは持っています。
それはもちろん行雄くんや、いま彼の周りにいる学生たちとなんら関わりないことですが。
通報案件についても、ご明察の通り。これは従弟にねだられたから、という付加要素もありますが。
イカサマもある程度はレクリエーションに必要と考えているようですね。
卓哉さんはある意味で狂言回し的なポジションに居るかもしれません。
一つの価値観の反対には別の価値観があり、共存・排他・不可侵などなどの対応ができますけれど、彼は共存の山に住んでいます。
行雄くんたちは不可侵の山に住んでいて、排他に住む田村くんたちとは敵対的になり……
みたいなことを考えていった結果、卓哉さんは仙人みたいな価値観の持ち主になってしまったという。
すみません、わけがわかりませんね。
要は、お褒めいただけて良かったです。
編集済
認めたくない、真の心変わりか、元々そうだったのか。分からなかった見嶋くんも残念に悔しく思っているだろうね。
>ああ、アレだ。みんなで旅をした時の、消滅集落。
ここへ来てと、思いました。
作者からの返信
続いてこんばんは。
認めたくないというのは卓哉さんの言い分のことでしょうか。彼は言い逃れでなく、心底そう信じているようですね。
行雄くんのほうであれば、認めたくないでしょうね。