最終話永遠に語り継がれる

カラミーソを倒した後僕らは国王に呼ばれた


「この度の活躍まずは感謝する有難う、さて本題に入ろう、君たち5人の活躍を記念して銅像を作り活躍を後世に語り継ごうと思っている」

「え!私達の銅像が!」

「4人ではなくて?」

ディスが喋る


「君ディスナイルくん含めて語り継ごうと思っておる」

「え!?いやそんな、私は魔族ですし…」

「君がエクステン君に力を貸したから勝てたのだ、だから君含めて5人なのだ」


「少し良いですか国王?お言葉ですがそもそも僕達が居なかったらどうして居たんですか?そんな事よりまず軍を整えた方が良いのでは?カラミーソはともかく下っ端の魔族にまでボロボロにされて居たじゃ無いですか」


「君の言うことは正論だ、だが…」


「だがもくそもへったくれも無いんですよ!次こう言う事になったらどうするんですかって事を聞いてるんです!困るのは国の人々なんですよ!国の人々の事を考えないでどうするんですか!それが国王の仕事ですよね!!」


「君!少し無礼じゃ無いかね」

王の側近が口を挟む

「良いのだ、この子の言っている事は正論で有る、しかしどうすれば良いのか…」


「僕達5人が国の軍を育て上げます、僕達が軍を強化させると言ったら多分僕の祖父ナザバル=ウィレーズも手を貸してくれる筈です。また軍の他にリバティスロゼッテスのカリキュラムも変えないといけないと思います。」


「リバティスロゼッテスまでもか!?」


「そうです今のカリキュラムでは到底魔法力は勿論応用力までも鍛える事は出来ません。実戦に関してもです。ですが実戦に関してはディスナイルが適役かと、ディスナイルは魔族の女王です。カラミーソが居なくなった今魔族はこのディスナイルに従わなければならなくなりました。そこでこの国と平和条約を結び実戦で本物の魔族と対面出来る様になればもっと応用力適応力が上がるでしょう」


「それは本当か!それが本当なら国民が安心して暮らせる」


「私がお約束します」

「銅像を作るのは勝手ですがこの二つの事が出来てからでも良いのでは無いでしょうか?」


「うむ、そうじゃな、それではたった今より軍及びリバティスロゼッテスの指導権をエクステン=ウィレーズ、ルマ=リーナイト、ガレティア=アルロス、クロノロス=ヴァーリル、ディスナイルの5人に与える」


「ですが国王!良いのですか!こんな子供達にそんな権限を与えて!?」


「五月蝿い!其方たち、この子達と戦って勝てるとでも言うのか!それよりこの国民達の為だ、文句が有るなら後でじっくり聞こう」


こうして僕達は指導権を貰った

「3人は一旦それぞれ家に戻りな、この事を親に伝えたらどんなに驚く事か」


「エクは戻らないの?」


「僕はディスと一緒に魔族の元へ行ってくるよ、融合してるからディスは一人で行動出来ないからね。こっちの用事が終わり次第僕も一旦村へ戻るよ」

「分かった、怪我に気をつけるんだよ?ってエクとディスなら大丈夫か」

と笑顔で言うルマ


それを聞いた二人も笑顔になる


次の日エクとディスは魔族の元へ向かった


「うぉっ!なんだお前この前の!カラミーソ様の仇!」

案の定こうなる事は予想済みだ


「待ちなさい!」

「この声はディスナイル様!?よくぞご無事で」

「この方に助けられたから私は今生きている、私の恩人に手を出さないで」 


「申し訳御座いません、ディスナイル様がここへいらっしゃったと言う事は何かご用件が有ると言う事で?」


「そうね、私達魔族は王都ヘズシルと平和同盟を組み、軍事協力をする事にした」


「そ、そんな!俺たち魔族は人間と共に生きられない生物、だから200年前に封印されたんですよ!」


「ヘズシルの王と契約してきた。今後一切我々魔族とは争わ無いと、私を見てみなさい人間と友好関係を築いている。人間と共に生きられないと言う事は無いって事だ」


「ですがその件に関してよく思わない者も居るでしょう。その者達にはどう伝えろと?」


「私が今から全員に伝える、皆んなを呼びなさい」

流石女王だ。


「皆久しぶりね、ディスナイルよ、私達魔族は人間と友好関係を築く事にした、王都ヘズシルに軍事協力をする」

「だけどもよー俺たち魔族だぜ?見ただけで人間に嫌われるに決まってるな」


「その件は大丈夫、ヘズシルの王が国民に言って有る

魔族は魔物最強格の者達、彼らがここにいると言う事はそう簡単に魔物達がやってこないだろうってね」


この事を聞いた魔族達は喜んだ、根は優しい人たちなのだろうと僕は思った


取り敢えず、バルザンにここを任せて僕達は村に戻った


「エク!お帰り、こんなに傷だらけになって、お腹空いたでしょ?エクの好きな物を用意したわ、さぁ手を洗ってらっしゃい」

「あっそうそうその前に、紹介する人が居るんだよね」

「おっ彼女か?」

茶化す父

「ナザ爺には紹介したけど、魔族の女王、ディスナイル、ディスが居なかったら僕は死んでいたと思うよ」


「まぁそうなの!?エクを守ってくれて有難うディスナイルさん」

母に礼を言われ照れるディス


「まぁそんな事より早く食べようぜ、折角あったかいご飯が冷めるぞ」


「そうね、ほらディスも座りな」

「いやでも私…」


「ほらほら遠慮しない、エクを助けてくれたお礼って言っちゃなんだけど、大勢で食べた方が美味しいじゃない」


「ではお言葉に甘えて」


食事が終わった後僕はナザ爺に例の件を相談した


「ほほぅ、指導権を君たち5人にか」

「そう、で、ナザ爺にも手伝って欲しいんだ」


「まぁ良いじゃろ、軍の魔法使いをビシバシしごけば良いんじゃろ?」


「そうその通り、リバティスロゼッテスはルマとクロノスがやるけど何か有ったら二人にもビシバシ言って欲しいんだ」


「そうなったら、わしも王都に向かわなければなぁ、婆さん一人置いて行くのもな」 


「その件なんだけど、僕らの家族を王都へ連れて行けるんだ」


「つまり婆さんも連れて行けるってわけじゃな?それなら心置きなく行けるな」


ナザ爺の手伝いを貰えることになった


数ヶ月後

軍も学園も成長し、しっかり良くなった

これにより僕らの銅像が作られた


魔族達も国民と仲良くやって居る


「コラァ!何怠けてあるんじゃ!この程度の練習あの子達は9歳の時からやっておるぞ!」

「ふえぇぇ…」

「何だらしない声を出しておるんじゃ!」

ナザ爺の激が今日も飛ぶ


「えー今回は半詠唱魔法をやって行きましょう、半詠唱のコツは…」

ルマも良くやっている


「剣に遊ばれている、それでは剣本来の力をしっかり出せない」

ガレティアはいつも通り剣に関しては人一倍凄い


「やはり魔族強いな!」

「この前よりかなり良くなってるじゃん」

クロノスは魔族達と特訓か、彼らしい


あの後ディスナイルと僕は契約を解除した、ディスナイルの病気を治す事に成功したため、ディスは今日も魔族達を上手くまとめている


僕は何をやっているかって?

今僕は軍の第一部隊隊長を任されている

まぁ前任の隊長には申し訳ないけどね


あっそうそう僕達の活躍が各国に広まりつつ有り外交が上手く行ってるらしいね


あっヤバ!特訓の時間だ!!

これじゃガレティアやディスに怒られちゃう


「おいエク遅いぞ、そんな事だから剣の腕が鈍るんだ」

「ごめん、それじゃ僕の腕がどれだけ落ちたか見てくれるかい?」

「勿論だ、それじゃ行くぞ!」


今日も剣の合わさる音が聞こえる 


今日1日も平和に有る様に

そう願うエク達であった


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この世界で最強の魔族と融合!? リバースボトル @KNN_Reverse0722

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