第八話最終決戦

とうとう2日経ち決戦の日


3人はあの平原に向かった

そこにはカラミーソが居た


「やっと来たか、あと1人居ないようだが?やはり腰抜けだったか」

「エクが居なくても私達で行ける!」

「さぁ行くぞ」


最終決戦が始まった


魔王軍はカラミーソただ1人

対する防衛隊はルマ、ガレティア、クロノロスの3人

国の軍はあえて呼ばなかった

戦力の差が有り過ぎて邪魔になると踏んだからだ


「私達2人は再度エレメントバーストを発動させる、ガレティアは時間を稼いで欲しい」

「分かった、それじゃ手筈通り」


ガレティアはすかさず前に出た

「ウィンドアップ、アクティブウィレーズ」

速度を上げる

アクティブウィレーズを支えるのはエクだけじゃ無いガレティアも使えるのだ

この時の為にエクがガレティアに教えていたのだ


「ハァァァ!ゼロ距離ウィンドボム」

一気に距離を詰めウィンドボムを放つ

続け様に斬りかかる

「想真術閃光」


目に見えない速さで斬りかかる、この技の途中で攻撃を喰らうとカウンターが発生する


案の定カラミーソが黙って受けてるだけでは無かった

「早いだけだ」

カラミーソが殴る

「かかったな」

カウンターが発生した

相手が爆発する


氷の槍の爆発アイシクル・ランス・エクスプロージョン


カラミーソ向かって一気に飛んでいく

カラミーソに刺さった瞬間体内から爆発する


「まだだ!」

元素の槍の弾幕エレメント・ランス・バーリッジ

4元素の槍が弾幕となって飛ぶ

これも耐えられる


「こっち出来た!」

ルマとクロノスが出来た様だ


「大自然を司る精霊よ」

「自然の断りを作りし神よ」

「我々に魔を封じる自然の力を!」

『エレメントバースト』


過去最大火力


煙の中から無傷のカラミーソが出てきた

「まぁ前回より火力、詠唱スピード、共に上がって居るがまだまだだな、これで最後だ」


カラミーソが詠唱を始める

ルマとクロノスが防御魔法を貼る

「ブーステッドシールド」

「憎しみを力に闇のパワーを怨念として解き放つ『嘆きのdieジェスト』」


「ヤバい!!」

ブーステッドシールドが破れる


直撃

「うっ!」


「まだ意識が有るか、しょうがないこれで終わりだ」

「もうだめだ」そう3人が思った


「何!?」

カラミーソの魔法が止まる

正確にいうと誰かに止められたってことの方が正しい


「誰だ!」


「前回戦ったメンバーは4人だったよな?僕が最後の1人忘れてちゃ困るよ」


「エク!」

「お前何やってたんだよ特訓にも来ないで」

「すまんすまん、奴に対抗出来る力を作ってたんだ。だけどもう安心して、ようやく完成したんだ、おいカラミーソ!進化した僕の力見せてやるよ」


そう言ったエクは腰のバックから何やら機械とメモリらしきものを出した

「さぁここからが本番だ!」


エクはバックから取り出した機械を右腕に取り付けた

「ウィレーズドライバー!」

機械から音声が鳴る

エクはウィレーズドライバーの上部を開け、中にメモリらしきものを入れた。


「変身!」

そう言ったエクはウィレーズドライバーのボタンを押す


瞬く間にエクの体に装備が装着される

装甲アーマードエクステン、ディスナイルフォームだ!」

さっきのメモリにディスナイルのデータを全て入れた

これで融合状態よりディスの能力を使えることになるだろう

「おーいエク互いの剣出来たぞい名前は邪剣-夜-」

「有難うナザ爺!」


エクは右手に聖剣-月-を、左手に邪剣-夜-を装備した


カラミーソに斬りかかる

「何!?」

皮膚に傷がつく

カラミーソは予想外だったのか引き始める

「逃がさない!」

エクが追いかける

カラミーソと速度は同等いや、それ以上だ

「聖邪一掃、ディメンションスラッシュ」


大ダメージだ


「まさかこの姿を見せる時が来るとはなぁ」


「エク気を付けてカラミーソの真の姿、さっきとは比べ物になら無いよ」

「分かったディスいや彩姉!」


「はぁぁぁぁぁぁ!」


人型だったカラミーソは竜人型になった


明らか戦力が上がり理性も無くなったようだ

「進化が有るのはお前だけじゃ無いカラミーソ!」


エクはウィレーズドライバーにもう一本はメモリを挿した


「絆!相手になく僕らにしか無い物!」

そう絆メモリだ

絆メモリでエクは装甲アーマードエクステンアルティメットディスナイルフォームに進化した


「アルティメットフォームスペシャルターボ!最初からフルパワーだぜ!」


聖剣-月-と邪剣-夜-が光り合わさる

この剣達が真の姿を見せる

聖魔剣月夜だ


「ウォォォォ!」

カラミーソが叫ぶ


「ルマ!クロノス!2人は結界を張るんだ!奴の攻撃がどこへ行くか分からない!人々を守るんだ!!後これを飲んで!」

エクは2人にエナジーポーションを投げ渡した


ルマとクロノスはエナジーポーションを一気に飲み干し結界を作り始めた


「女神よ私に弱き者を包み込む力をお貸しください『女神の布ヴィーナスベール』」

「精霊よ俺に弱き者を守る力を『精霊の壁スピリットウォール

これで安全だろう


カラミーソは魔法弾をあたり構わず発射し始めた


「月夜の光!」

エクは魔法弾を全て無効化した


カラミーソが殴りかかる

「!?」

躱すエク


「遅すぎるんだよ!」

カラミーソに1撃、2撃と斬りかかる

「ぐぉぉぉぉぉ」


月の小夜曲ムーンセレナーデ

カラミーソが圧倒されて居る

「…強い」

ガレティアもルマもここまでエクが強かったとは思っていなかっただろう

カラミーソが力を溜め始めた

最後の必殺だろう


「エク!これで終わりにするよ!」

「分かったディス!」


「人の辛さ、悲しみその全てをお前にぶつける!『魂の鎮魂歌ソウル・レクイエム』」


「フレイムバースト」

「うおぉぉぉぉぉぉぉ!僕たちの絆はお前なんかに負けない!」


カラミーソのフレイムバーストを撃ち破りカラミーソは灰になった


「カラミーソ、お前が僕に勝てなかったのは絆を繋ぐ仲間が居るかどうかだ、まぁ聞こえてないと思うけど」


戦いが終わったので有る

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