第20話 手と手
「なーなー、甲斐ぃ」
休み時間になるとすぐに佐藤が寄ってくる。最近は甲斐といろいろな事情を共有したことに味を占めたのか、さりげなく下の名前で呼ぶようになっていた。だが甲斐は特にそれを咎めたりはしない。
「なんだよ」
「もうすぐ文化祭じゃん? 最後フォークダンスするらしいって生徒会の奴から聞いたからさ、俺、告っちゃおうかなあ~」
「だれに」
「上島陽奈に」
甲斐はさっと振り向いた。
「だめだ」
「なんで」
「俺とつきあってるから」
佐藤は目をぱちくりとさせた。それからがばりと大げさにのけぞる。
「えええええ! マジ? ついにちゃんと? ついに?」
「ばか。声が大きい」
「くっそー、マジかよ。えーいつから? いつからなんだよお」
甲斐はしばし考える。
「……そういや、いつからになるんだろうな」
あの公園での出来事から、と解釈していいものなのだろうか。自分としては、あれは決死の告白のつもりだったが。
「はあ? なんだよそれ。ってか、いいなああ、くっそー先越されたぜええ」
頭を抱え、大仰にわめいたその時だった。騒ぐ佐藤の耳を、誰かの指がおもいきり引っ張り上げた。
「いでででで!」
「こら悠人。だれがだれに告るつもりって?」
見上げれば、席のすぐ後方に女子生徒が立っていた。他クラスだろう、甲斐の知らない生徒だった。だが佐藤はよく知っているらしく、たちまち顔から血の気が引いていく。
「あー、えっと、さっきのは、冗談で……」
「ちょっと、こっち来てくんない?」
女子生徒はにっこりと笑みを浮かべ、ずるずると佐藤を引っ張っていく。
「ひえええ、助けて、助けて甲斐ぃ!」
「頑張ってくれ。悠人」
「え、待って今、今、悠人って! 甲斐が俺を悠人って!」
彼の叫びは教室の外へと消えていく。一部始終を見ていた吉田と伊藤が笑い声を上げながらやってきた。
「ばっかだなー。また怒られてやんの」
「今のは?」
「あれはあいつの彼女だぜ。去年からつきあってる」
「――え?」
甲斐はぽかんと口を開く。
「知らなかったのか? まあ、無理もないか。あいつそういうところシャイだから、めったに話題にもしないし、一緒に帰ったりもしねえんだよな。でも彼女はそれがイヤで、ああやって時々怒りに来るんだよな。見てるこっちは楽しいけど」
甲斐は愕然とした。全然知らなかった。では今までの陽奈に対する思わせぶりな発言はなんだったのか。――甲斐の脳裏に、佐藤のしたり顔が浮かぶ。やられた、と思った。
彼はおそらくふたりのやんごとなき関係を見抜き、甲斐を焚き付けようとしたのだ。そしてそれが見事なまでにはまってしまったというわけだろう。
「ところで、上島陽奈ってだれだよ」
「そうそう。教えろよ」
吉田と伊藤が近くの椅子を引いて座り、甲斐に迫る。甲斐は困ったように視線を泳がせた。
「えーと……」
視線の先の廊下に、ちょうど他クラスの生徒が固まって歩いてきた。化学の教科書を抱えている。その一番後ろの、少し離れたところに陽奈がいた。もう眼帯をしていない。綺麗な、澄んだ瞳がふたつ、すっと動いて、こちらを見る。瞬間、さっと頬が赤くなって、急いで目をそらした。
「おい、何にやけてんだよ」
「リア充うぜえ。リア充うぜえよ」
両方から叩かれる。「うるさいな、もう」とその手をはねのけながら、陽奈が教室の壁に消えるまで、その背を目で追っていた。
*
数日前の土曜日に遡る。
電車の中で、陽奈はしきりに謝っていた。
「ごめんなさい、ほんとうに……」
「いや、いいって。今から行っても開館には間に合うから」
甲斐は苦笑顔でスマホ画面を示してやる。電車の到着予定時刻は九時四十分。
「それに、水族館は遊園地と違って、そんな厳密に開館時間に行かなくても、じゅうぶん楽しめると思うけど」
「そういう問題じゃなくて……」
申し訳なさそうに陽奈が目を伏せる。ずいぶん表情が柔らかくなったものだ。以前より感情が出るようになった。少なくとも、甲斐の前では。
陽奈が気にしているのは甲斐との約束に遅れたことだ。甲斐は改めて、しょんぼりする陽奈を見下ろした。遊園地のときに着てきたあの白いブラウスに、今日はなんと膝丈の黒いサロペットを着ている。そんなものを持っていたのかと驚きつつも、目は自然と店のタグを探していた。もちろん、丁寧に切り取られている。キャスケットも健在だ。
きっとこの日のために前もって決めていたのだろう。今朝は慣れない準備に追われていたのだ。そう考えると、健気さに胸がきゅっとなる。
「遅れたっていっても五分もないくらいだろ。そこまで謝りたおされたら、次に俺が十五分くらい遅れたときに困るからやめてくれ」
「十五分も、遅れるの……?」
「たとえだ。たとえ。ほら、もう次の駅だから」
車内に取り付けられた小さな画面を指してやると、陽奈の眼がぱっと輝いた。頭のなかはすでに、これから向かう水族館でいっぱいなのだろう。
新滝濱駅から地下鉄に乗り換え、降りた駅で徒歩五分のところに『新滝濱マリン館』がある。改札を出ると水族館のポスターや看板がところどころに飾られており、道を示してくれていた。
「わたし、くじらが見たい」
駅から出たところで唐突に、陽奈が言った。
「くじら?」
「うん。大きくて、ゆっくりしてて、かわいいから」
陽奈が両腕を広げる。それは明らかに、腕の幅以上の大きさを示していた。
「もしかして、シロナガスクジラとか、そういうのが見たいのか?」
「うん。テレビに映ってたことがあって、ずっと直接見てみたかった」
きらきらした瞳を見ていると、とても言い出しづらい。言い出しづらいのだが、早いほうが傷も浅いだろう……と、甲斐は口を開く。
「シロナガスクジラは、水族館にいないぞ」
「――え」
「世界中のどの水族館でも飼われてないはずだ。大きすぎるんだ。あんな巨体を飼える水槽は存在しない」
陽奈の表情にみるみる影が落ちる。「そう」と小さな声がぽつりと漏れて、甲斐は慌てて手を振った。
「ほら、イルカ。イルカはクジラだから。同じだから。イルカ見よう。――ああ、シャチはどうだ? シャチもクジラの分類だし、ここで飼われてるはずだから……」
必死に慰めたが、陽奈の表情は晴れなかった。よほど楽しみにしていたらしい。もっと事前に聞けていたらと、甲斐は内心で悔やむ。
だが到着したときには陽奈の顔もいくらか晴れて、たどたどしくチケットを購入すると急ぎ足でゲートをくぐった。
「あ、カメ! カメがいる」
ゲートをくぐるとすぐに大型の水槽があり、様々な生き物が水のなかを優雅に泳いでいた。オレンジ色の魚の群れをくぐり抜けるようにして、大きなカメがゆったりと足を動かしている。
「乗れそうなくらい、大きい」
「乗ってどこに行くんだよ」
「竜宮城でしょ」
おとぎ話にすぎない話なのに、当然のように彼女は言った。ガラスのほうへ身を乗り出して、しげしげと眺めている。そのままガラスをすり抜けて水の向こうへ行ってしまう気がして、甲斐はその場をすっと一歩、下がった。
「陽奈」
陽奈の肩がぴくりと揺れ、遅れてゆっくりと振り返る。ホールの薄暗さでわかりにくいが、赤面したように顔をうつむけていた。
「な、名前……」
「まだだめだった?」
「いや、でも、だって」
陽奈がもごもごと口ごもる。ここ最近、甲斐は少しずつ名前で呼ぶようになった。彼の声で名を呼ばれると、あたたかい水が瞬時に染みわたるような心地になって、それがたまらなく恥ずかしかった。
「もう、いい。それよりなに」
つっけんどんに話題を変える。甲斐は吹き出しそうになるのをこらえて、館内図を見せた。
「ショーがあるんだ。ペンギンと、アシカと、イルカ。あとカワウソとかいろんな生き物の食事風景が見られる。君の好きなところに行こう」
「えっ」
たちまち館内図がひったくられた。大きな瞳で端から端まで瞬時に、舐めるように眺める。
「ペンギン……アザラシ……あ、カピバラ。ああ、ジュゴン……」
「ゆっくり考えて。たぶん、全部は見られない」
陽奈の眼が、怪訝そうに甲斐を見上げる。甲斐は館内図をのぞき込み、指で指し示した。
「全部回ろうとするとどうしてもショーと食事時間が被ってしまってるんだ。ほら、これを見たらこっちが見られないし、これの間は、こっちも食事だから」
たちまち、陽奈の眉間に深い皺が寄った。久々に見る表情だ。
「なんとか、ならないの」
「いや、まあ、最悪俺と君で別れて、君がショーを見てる間に俺は動画を撮っとくとか」
「それじゃ意味ない」
難しい顔をしたまま陽奈は館内図とにらみ合っている。さらりと嬉しいことを言ったことにも気づいていないようだ。
「でもさ、また来れるから」
そう微笑みかけると、陽奈が目を上げた。すっと眉間が元に戻る。
「そうだった……」
「そう。何度でも来れるんだ。まあ、あんまりしょっちゅう来るお金はないから、ほどほどにだけど」
「だいじょうぶ。わたしが持ってる」
「そういうことじゃなくてさ……」
陽奈の金銭感覚は世間一般よりだいぶずれたところにある。それが遠くから定期的に大金を振り込む母親のせいであることも、生まれつきそういう環境であったことも、陽奈の口からすべて聞いた。甲斐もまた、弟と母の事情、それから夏休みの間に和解したことも含めて、すべてを陽奈に打ち明けていた。
問題がすべて解決したわけじゃない。とくに陽奈に至っては、環境は何ひとつ変わっていないのだ。それでも彼女はこうして生きている。あの日公園で約束してからずっと、生きてくれている。家は物理的に離れていても、心は寄り添っていた。
「決めた」
「どう行くんだ」
陽奈が館内図を順番に指し示すのを、甲斐はじっと見つめた。
「じゃあ、このアザラシとピラニアは諦めるんだな」
「諦めてない。こっちに行く道に水槽があるから、歩きながら一瞬、見れる」
「ああ、なるほど」
「ちょっとだけ背伸びしたら見えるはず」
この思いつきは彼女の執念だ。甲斐は素直に関心する。
こうしてふたりは予定に沿って水族館を巡った。ふよふよ動くクラゲに合わせて手首を自然と動かしていたり、イルカが一番高いボールにタッチした瞬間に熱狂した声を上げたり、カワウソが餌を手に愛らしくかじりついているところを何度もスマホで撮影したりと、陽奈が一番、この水族館を楽しんでいるように甲斐は思えた。
「あれだろ、アザラシの水槽」
アシカショーへ向かう道すがら、甲斐が脇に伸びた通路の奥を指した。水槽の前には人だかりができており、透明な壁の向こうでは飼育員らしき長靴の足が行き来しているのがかろうじて見える。「アザラシ、見えるか?」
陽奈は人だかりに近づき、つま先を精いっぱいに伸ばした。
「あなたは、見えるの」
「うん、まあ」
甲斐ほどの背丈の人間はあまりいない。少し首を巡らせば、飼育員の足下で水に浸かりながら餌に食いついているアザラシが見える。
「ずるい……」
ぼそりと泣きそうな声が聞こえて、甲斐は思わずくすっと笑ってしまう。
「見たいか?」
「……」
陽奈はしかめっ面のままうつむく。これが肯定の反応だというのは甲斐もなんとなくわかっていた。
「わかった。……じゃあ、ごめん」
甲斐はさっと腰をかがめ、後ろから陽奈の腰に手を回す。
「えっちょっあっ」
ぐい、と身体を持ち上げられ、パニックになった陽奈は足下をばたつかせる。
「なにしてるの、ねえ、なにしてるの!」
「痛い、痛いって、暴れないでくれ。あんまり持たないから、写真を撮るならはやく撮って」
いくら小柄といっても、同年齢の少女を持ち上げ続けるのは、普段から筋トレでもしていない限り難しい。頭に血が上りそうになりながら、部活をやめていなければ違っただろうかと悔やんでしまう。
陽奈は顔から火が吹き出そうになりながら、甲斐の言葉にスマホを持つ手を精いっぱいに伸ばし、素早く連写する。まさにアザラシが口を開け、魚が飼育員の手を離れて宙を舞う瞬間が綺麗におさめられた。
「もう、いい、おろして」
甲斐はゆっくりと陽奈を下ろす。首や背中に汗がふきだしていた。思わずふうと息をついていると、
「……ありがとう」
と蚊の鳴くような声で囁かれた。甲斐は汗をぬぐいながら笑う。
「またいつでも」
「もう次はないから」
そう言うとすたすたと早足で通路を出てしまう。吹き抜けの明るい場所へでると、陽奈の真っ赤になった耳が見えた。
地下鉄を降り、新滝濱から次の電車に乗り込むと、思ったよりも中は空いていた。ちらほらと席が空いているのが見える。
「あそこ空いてるけど、座るか?」
車内右側の真ん中に、ちょうど二人分の座席があった。陽奈はうなずいた。
「窓際がいいよな?」
そうと知っていたわけではないが、なんとなくそう思って訊ねてみる。途端に陽奈はむっとしたような顔をした。さすがに違ったか、と思ったが、陽奈は黙って窓際に座ってしまった。間違いではなかったらしい。
なんとなく、彼女がどういうものを好むのか、少しずつだがわかってきた気がする。陽奈は好奇心旺盛だ。景色が動くものが特に好きなのだ。そこに映るのが動物でも、機械でも、空でも、人でも。
「もう夕方とか、早すぎるよな」
隣に腰を下ろしてつぶやくと、陽奈もかすかにうなずいた。
「うん……」
じんわりと寂しさの込み上げるような声だった。日の傾きかけた空をじっと眺めるその顔が、薄らと窓に映っている。
電車が動き出しても、しばらく互いに無言だった。陽奈は相変わらず車窓の外を向いている。
と、その肩がぐらりと傾き、甲斐の方へ倒れてきた。頭は完全に甲斐の肩へもたせかけている。
「だいじょうぶか?」と訊ねかけたが、口を噤んだ。陽奈の瞼は閉じられている。唇がほんのわずかに開いていて、寝息をたてていた。
さすがに疲れたよな、と思う。午前中からずっと、飽きずに水族館を巡っていたのだ。一つの水槽にじっと時間をかけて、しげしげと観察したり写真を撮ったりしていた。これがすごい、あれがすごい、といちいち甲斐に説明してくれた。休むことなく全身ではしゃぎ続けていたのだから、そろそろその糸も切れる頃だろうと思う。
「おつかれさま」
そう囁いて、なにげなくポケットからスマホを取り出す。ちょうどそのタイミングでスマホが震えた。
〈甲斐、今ひま? もしかして、だれか女の子デートだったりして?〉
佐藤のチャットだ。甲斐はたちまち不審そうな半眼の眼差しになる。どう返したものかと思案していると、再び通知があった。
〈てか、甲斐ってちゅーとかすんの? 想像つかねーんだけど〉
ご丁寧にそれらしい絵文字までつけられている。品のない台詞に深々
とため息をつき、佐藤とのチャット画面を閉じた。
肩に頭をあずける陽奈の顔を、そっと見下ろす。陽に反射して、金粉をはたいたようにきらめく睫毛が見える。無防備に薄く開いた唇。途端に佐藤の台詞が脳裏をよぎったが、甲斐は小さく首を振る。
彼女を起こさないよう、慎重に手首を動かす。くっつきそうなところにある彼女の白い手を、柔らかく包み込んだ。夏なのに冷えた手。だが冷え切った甲斐の心をさすって温めてくれた手だ。甲斐はその指に、そっと自分の指をからめた。
これでじゅうぶんだ。
ふと、甲斐は手のなかのスマホ画面を覗いて、眼をしばたたかせた。
「あれ」
画面は今、チャットアプリのホームに切り替わっていた。いつもは画面の上部に佐藤や吉田、伊藤の欄があり、最近になって亜樹もよく上がってくるようになっていた。しかし今は、トップに『上島陽奈』がある。NEW、と小さな赤い表示がついている。これはユーザー情報に何か変更があったときにつけられるものだ。そして、何もない灰色のデフォルト表示だった彼女のアイコンが、大口を開けたアザラシになっていた。
迷わずそのアイコンをタップする。陽奈のページ上部に、魚群をかき分け泳ぐアオウミガメが大きく表示されていた。
いつの間に変えていたのだろう。
「楽しんでくれたんだな」
胸が詰まるあまり、そう呟かずにはいられなかった。右手のなかの陽奈の手をぎゅっと握りなおす。
「また行こう」
眠る陽奈に向かって、そう小さく囁いた。
甲斐は知らない。佐藤のチャットが来たあたりで、陽奈は起きていた。うたた寝してしまったことに気がつきすぐに身を起こそうとしたが、瞬間、自分の置かれている状況に思い至り、たちまち青ざめる。
今起きてしまったら、あまりに気まずい。だからそのまま寝たふりをしていた。電車が到着すれば否が応でも起きなければならないし、移動のどさくさで何事もなかったように振る舞えるからだ。
ところが陽奈が寝ているのをいいことに、彼は手まで絡めてしまった。咄嗟に引っ込めたくなるのをぐっとこらえながら、努めて平静に、瞼を閉じ続ける。
だが困ったことに、視界を遮断していると繋がれた手の感覚を強く意識してしまう。自分とは違う、少し硬くて骨張った、大きな手。こうして触れるのは夏祭りのとき以来だった。あのときは人混みに揉まれて意識するどころではなかったけれど、自分を導いてくれたあの手だと、今更ながらに思い出す。
寝たふりをしたままさりげなく外すこともできなくはなさそうだが、このままにしておくことにした。仕方がない。これは不可抗力なのだから。……
自分の唇がほんのりと笑みを滲ませていたことに、陽奈はいつまでも気づかなかった。きっと、自分の家に帰るまで。
俺と彼女の自殺予定日。 シュリ @12sumire35
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