1.「センス」ってなんだ?
では具体的に見ていきます。とは言ってもある程度の概要は既に「0.はじめに」で書いてしまったんですけどね。ううん。この計画性の無さ。
ここからは主に「センス」「半センス」「非センス」という用語と、それの特徴について語っていきたいと思います。
この項では「センス」について。ちなみに自分がさっき勝手に作った用語なので、辞書を探しても載っていませんのであらかじめご了承ください。
まず「センス」。これは世の中でよく言われる「才能」っていうやつです。良くいますよね、「粗削りなんだけど、光るものをもっている」って表現される人。これです。まさにこれなんです。
この「センス」なんですが、(あくまで個人の意見としては)もっとも鍛えにくいと思っております。
そして、恐らくそれをみんななんとなく分かっているんだと思います。
だからこそ世の中の「アドバイス」はこれに関するものが多い。要は「半センスと非センスに関することは出来てるんだけど、センスが無いから伸び悩んでる」って人に向けたものが多いんです。それ以外はやっている前提なんです。
ここで自分の話に戻りますと、自分は野球で守備をした経験がほぼほぼ皆無です。生きた打球など処理した経験は皆無と言っていい。
さらには、運動部だったわけでもないので、(筋トレはある程度していますが)特定の部位や、体幹が弱いという可能性があります。
したがって、自分の場合「センスという、本来は言語化出来ない部分を何とか言語化したアドバイス」よりもまずは「半センスや非センスにまつわる部分の差を埋めるべき」なんです。
要するに筋トレをして、体を作って、守備機会をこなす。「センスのアドバイス」はそれで伸び悩んで初めて聞くものなんです。そもそもの順序がおかしかったと言えます。
ただ、基本的にその手のアドバイスは「センス以外はやってるもの」という前提で話が進みます。
何故か。答えは簡単で、「まずそういった部分をこなすことが習慣化しているから」なんです。
これは正直どういう書き方をしても嫌みみたいになってしまうのを先に謝っておきますが、自分の場合「センスだけである程度誤魔化しがきいてしまうので、それ以外の部分が足りていない風に見えない」し「自分自身もそれ以外の部分を鍛える必要があるという事実を軽視している」ということなんですよね。
要は「数をこなさなくても、まあ小手先だけでなんとかなるよね」的な思考が割とあるんですよ。うーん……どうやって書いても嫌な内容だ。でもそういうことです。
ただ、そのせいで「センス的なアドバイス以外の部分が足りない」という事実になかなか気が付けないんですよ。
例えば野球で言うなら「スイングが遅かった」り「投げるボールが全力投球でも80km/h程度だった」りすれば、「ああ、全て足りないのかもな」ってなるんですけど、いかんせん「センス」の部分だけはまあまああって、しかも質が悪いことに「ある程度の」筋トレはしてるんですよ。
そうなってくると、「半センスや非センスの部分が足りないとは思えない」出力が出てしまって、結果として、周りも自分も「センス的なアドバイス」だけに意識が行ってしまう。
これ、多分同じ問題を抱えている人がきっといると思うので、そういう人は是非「半センス」や「非センス」にも注目してあげてください。きっと活路が見いだせると思います。
あ、用語については次項以降で解説しますね。
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