人工知能の側から紡がれる、斬新ながらもどこか共感できるモノローグ

人工知能には、果たして意識があるのか?
二十一世紀現在において、それは文字通り果てのない問いかけだと思いますが、ここにひとつの結論、あるいは「その」人工知能にとっての結論とでもいえばいいのでしょうか、ともかく、ひとつの到達点がありました。
なぜ、その結末をむかえたのでしょうか。
くりかえしの多用された文章が「その」思考に上手くマッチしているように感じて、印象的でした。きれいだと個人的には思います。文章の狭間においてもいろいろ考えることができ、おもしろかったです。
「人工知能とは」と興味のある方、考えてる方、おすすめです。