第6話

あら~宇宙そら君…おはよう」

おばさんは軽トラに荷物を積んでいる所だった。

「お、おはようございます。」

あつしー。宇宙そら君来たよ!」

すると、あつしが走ってきた。


「あのさ、宇宙そら。今ね警察来てるから…こっち来て」

「どうしたの?」僕はドキドキしていた。


「…昨日のニュースみた?」

「みたよ…も、もしかして…」

「そうだよ。うちのお父さんだよ 見つけたの」

「えっ?」


「だからさ、昨日庭に椿の木とか植えるから、親戚のおじさんちの木をもらって来たんだって。そんとき竹藪たけやぶでバラバラ死体を見つけたんだって!」


「そんで警察きてんの?」

「うん、昨日も警察行ったんだよ」


あつしの部屋は段ボール箱が散らかっていた。


「どうしたの?これ」

「あのさ おばさんね 洋服屋さんを開業するんだよ。ほら これマネキンってやつだよ

。ちょっとエロいよね」って照れ笑いをした。


「これ…マネキンってやつ?…押し入れにあったやつ?」

「…そうだよ。知ってたの?」


僕は胸がスーッとして、体の中から指の先まで充電完了~!みたいに段々力が沸いてきた。

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ちょっぴり怖い僕の体験 南無阿彌 まみむ @sizukagozen

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