139 アニメ、マンガ、児童文学②

講談社青い鳥文庫の表紙をざっくり追いかけてみよう! ざっくりだから緻密に調べている人は突っ込み頼む!(←ひとを頼る)

ということで。


【講談社青い鳥文庫 これまでに出た本&ためし読み】

http://aoitori.kodansha.co.jp/trial/?date=198010


↑こんな素敵なコーナーが。


こちらを追うと。


(……時々書影がないのは、私のデバイスのせい? それとも入手できないやつとか? ちがったらすいません)


青い鳥文庫は1980年創刊なんですが、80年代、コバルトと違って漫画家、アニメーターの表紙はなさそうです。そういえば子供の頃、青い鳥文庫は村上勉先生のイメージ強かったなあ。


90年代に入ると、少し様子が変わります。

児童文学! というより、少し楽しい読み物が入ってきました。

そのなかで和地あつを先生表紙の『長くつしたのピッピ』(1993)が、少しマンガ寄りの絵柄です。ピッピはれっきとした児童文学だけどけっこうはちゃめちゃ。大好き。


1994年に始まった、はやみねかおる先生の『名探偵夢水清志郎事件ノート』シリーズはアニメーター出身の村田四郎先生。完全にキャラが立ってます。関係ないけどドラマ版の和泉元彌、イラストそっくりで嬉しかったなあ。


1995年には松原秀行先生の『パスワードシリーズ』がはじまり、表紙は漫画家の梶山直美先生です。


1996年、はやみねかおる先生の『バイバイ スクール』、表紙が吾妻ひでお先生です。紛れもなく漫画家。


青い鳥文庫では、ざっくり見たところこのあたりからじわじわとキャラが立っているアニメ寄りのマンガ絵表紙が入ってきたようです。


なんか、ミステリからマンガ絵がはいってきてるの、気になりませんか?


●131 ラノベの挿し絵。とか。

https://kakuyomu.jp/works/16816452221508425967/episodes/16817330650032799401


こちらで話題にした笹川ひろし先生の本は『ハレー探偵長シリーズ』(ポプラ社、1986年から)です。

ズッコケの時代から10年位を経てみれば、さらっとアニメ絵で通用してるんですけど、これもミステリです。


児童文学の中でも、読書感想文を書くと高確率で怒られるミステリなら、マンガ絵、入りやすかったのかなあ。異論歓迎。


続きます!

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