138 アニメ、マンガ、児童文学①
児童文学とマンガの表紙の謎にもどります。
ところで『かいけつゾロリ』シリーズ(1987年~)が2022年10月24日に『同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数、としてギネス世界記録に認定されたというニュースがありました。原ゆたか先生おめでとうございます!
ゾロリって、読み物の途中でマンガになったり、絵の遊びもあって面白いんですけど、出版社はかつて『ズッコケ三人組』シリーズで、漫画が図書館に、と批判されたこともあるポプラ社です。
ポプラ社には、むらいかよ先生の『おばけマンション』シリーズ(2002年~)もあり、こちらも途中でマンガが挿入されて楽しいです。
ポプラ社以外にこういう形式の本あるかなと思ったら、おかべりか先生の『おばけやさん』シリーズ(2011~2017年)が見つかりました。偕成社。
学研は、マンガのわかりやすさ、親しみやすさ、読みやすさという有効性を主張して学習マンガシリーズを立ち上げましたが、児童向けのエンタメ系読み物に漫画家の絵がつくと、登場人物をより〈キャラ化〉させることにつながるような気がします。
〈キャラ化〉てことで、次回はものすごくアニメ化など映像化作品も多い講談社青い鳥文庫の表紙を追いかけてみます。きっとなんかわかるはずだ!←まだなにもしてない。
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