134 ラノベの挿し絵、とか。余話①
131 ラノベの挿し絵。とか。
綴りかた日記/倉沢トモエ - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816452221508425967/episodes/16817330650032799401
↑こちらにコメントをいただきまして。
この回では〈児童文学〉てことで調べてましたが、そういえばとにかく人気の絵柄を使うラノベの表紙で追っていくともっとわかりやすいかも……ありがとうございます。
というわけで今回は氷室冴子先生の作品から。とりあえずwiki調べなどで、記憶を補いながら。
振り返ると、氷室冴子先生のデビュー時って、まだ〈ジュニア小説〉が存在していた時期なのですよ。
なので、『白い少女たち』(1978)の藤田ミラノ先生の表紙。小説も真面目な内容っぽいから表紙も真面目かなと思いましたが(1980年代後半視点)、藤田ミラノ先生は〈ジュニア小説〉の時期の女学生の(ここ重要かも)人気叙情画家です。
『なんて素敵にジャパネスク』(1984~1991)は峯村良子先生、『クララ白書』(1980)『アグネス白書』(1981)の原田治先生。原田治先生の表紙は今見ても可愛くて好きだなあ。
そういえば80年代ってイラストレーターが花形職業(死語)だったんですよ。なので、10代の女子の読み物の表紙が雑誌や広告でよくみるイラストレーターによる、というのは普通にあり得たんだろうなあ。
そんな中でも『なぎさボーイ』(1984)は、表紙、挿し絵とも漫画家の渡辺多恵子先生で、当時の少女マンガ絵なんですけど、この時期の読者はイラストレーターのイラストも、マンガ絵も親しみやすいものだったということでよいですかね。
で。そこから90年代に入ると、ラノベ的な本の表紙はすっかりいわゆる少年少女マンガ系の絵柄のみになった印象が。「コバルト」本誌のイラストコンテストでもそれ系の絵がキラキラしていたなあ。
で、ちょっと思い出した当時のある雰囲気があるので、次回に続きます。
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