第6話 ω番地数列の定義
■■■■■■■■■■■■
■ ω番地数列の定義 ■
■■■■■■■■■■■■
ω番地数列は、「みくみく順序数」の数の要素であり、かつ、「みくみく順序数」の数の要素である「コア数」の項が持ちうる要素である。
■概要
自然数を記述する方法として「アラビア数字」による「十進法」が世に広く普及している。これを「一般表記」と以下では呼称する。この「一般表記」において、例えば「最小の自然数」には「0」の記号が充てられている。また「最小の自然数の有限個の和で到達できない最小の自然数」には「1」の記号が充てられている。他にも「グロタンディーク素数」には「57」の記号が充てられていて、挙げればきりがないが、これら無限に存在する「一般表記」の一部の記号について、その支持体からその情報体を分離し、別の支持体に情報体を割り当て、「任意の自然数」を無限通りの方法で記述するのが「ω番地数列」である。例えば「ω番地数列」では「3」や「5」や「7」や「11」などの、「素数に充てられた一般表記の記号」を全て「最小の自然数」に充てる記号として扱う。
■定義
「任意のᵪ番目の素数𝒫」と「素数𝒫の1以上の整数乗の合成数」を小さい順に並べた数列を「ᵪ番地数列」と呼ぶ。無限個ある任意の「ᵪ番地数列」の総称が「ω番地数列」である。
■表記
任意の素数を以下の様に表記する。
・Pᵪ
・「Pᵪ」は「ᵪ番目の素数」を意味し、「ᵪ」は1以上の整数である。
・「1番目の素数」は「2」である。
・「ᵪ番目の素数」は「ᵪ -1番目の素数」よりも大きな最小の素数である。 {ᵪ∠{ᵪ ≧2}}
ω番地数列の任意の数についてを以下の様に表記する。
・Pᵪʷ
・「Pᵪʷ」の「ʷ」は「Pᵪのʷ乗」を意味し、「ʷ」は1以上の整数である。
「ʷ」を「ʰ」と書く場合もあるが「ʷ」と「ʰ」は自在である。
・全ての「Pᵪʷ」は「番地」を持ち、任意の「Pᵪʷ」の「番地」は「ᵪ番地」である。
■大小関係
任意の番地の「Pᵪʷ」は、その番地よりも大きな番地の如何なる「Pᵪʷ」よりも小さい。
・Pᵪʷ < Pᵪ₊ᵨʰ
■加算の定義
任意のᵪ番地数列の数「Pᵪʷ」による加算を、「自然数」による加算に対応させるため、以下に計算規則を定める。ただし、互いに異なる番地の数の加算は、「みくみく順序数」の構成方法に関わるため、暫定的に「未定義」とする。
・Pᵪʷ+Pᵪʰ = Pᵪʷ⁺ʰ⁻¹
🔰計算例
・3 + 3 = 3
・9 + 3 = 9
・9 + 9 = 27
🔰計算例
・5 + 3 = 未定義
・25 + 3 = 未定義
・25 + 9 = 未定義
■互いに異なる番地の数の加算に関する予想
・Pᵪʷ+Pᵪ₊ᵨʰ = Pᵪ₊ᵨʰ
・Pᵪ₊ᵨʰ+Pᵪʷ = Pᵪ₊ᵨʰ⊕Pᵪʷ
■Pᵪʷの特性
・任意の番地のPᵪ¹は、その番地の如何なる数に対しても自然数の「0」に等しい。
・任意の番地のPᵪ²は、その番地の如何なる数に対しても自然数の「1」に等しい。
・任意の番地のPᵪʷよりも大きな最小のPᵪʷは Pᵪʷ+Pᵪ² である。
■■■■■■■■■■■
■ ω番地数列の例 ■
■■■■■■■■■■■
🔰一番地数列 P₁ʷ
一番目の素数を使った「2ʷ」を、小さい順に並べた数列である。この一番地数列については、初音ミクの要素を表記に与えるため使用しない。
・2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024,…∞
🔰二番地数列 P₂ʷ
二番目の素数を使った「3ʷ」を小さい順に並べた数列である。
・3,9,27,81,243,729,2187,6561,19683,59049,…∞
🔰三番地数列 P₃ʷ
三番目の素数のを使った「5ʷ」を小さい順に並べた数列である。
・5,25,125,625,3125,15625,78125,390625,1953125,9765625,…∞
🔰四番地数列 P₄ʷ
四番目の素数のを使った「7ʷ」を小さい順に並べた数列である。
・7,49,343,2401,16807,117649,823543,5764801,40353607,282475249,…∞
🔰五番地数列 P₅ʷ
五番目の素数のを使った「11ʷ」を小さい順に並べた数列である。
・11,121,1331,14641,161051,1771561,19487171,214358881,2357947691,25937424601,…∞
🔰ᵪ番地数列 Pᵪʷ
ᵪ番目の素数のを使った「Pᵪʷ」を小さい順に並べた数列である。
・Pᵪ¹,Pᵪ²,Pᵪ³,Pᵪ⁴,Pᵪ⁵,Pᵪ⁶,Pᵪ⁷,Pᵪ⁸,Pᵪ⁹,Pᵪ¹⁰,…∞
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます