ロアッソ熊本、天皇杯ベスト4進出おめでとうございます!

──『全てを出し切るという本当の意味は、犠牲を厭わないという意味だ』──

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 タイトルから書いています。後半はロアッソ熊本とは関係のない文章になっていくと思います。

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 2023年8月30日(水)。22時53分。仕事が休みの日。


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 今日のロアッソ熊本のコーナー。


 天皇杯準々決勝。ベスト8。vs.ヴィッセル神戸。HOME。1-1(PK4-3)。勝ち。○。


 ベスト4進出おめでとうございます! BS1でずっと観ていました。


 こんなことを言っては白けてしまうかもしれませんが、死力を尽くした戦いとなりました。お互いに死力を尽くしたという雰囲気ではなく、ロアッソ熊本が確実に死力を尽くした戦いとなりました。


 怪我人も2人出ました。酒井選手が怪我をしました。道脇豊選手も鎖骨を抑えて全く動けなくなりました。PK戦の直前ではロアッソ熊本の選手の人数は9人になっていました。上村選手も脚をっていました。


 正直、疲労度などから言っても。また、ヴィッセル神戸には大迫勇也選手、武藤嘉紀選手、山口蛍選手、酒井高徳選手、などなど。日本代表で並々ならぬ経験をしてきた選手たちが勢ぞろいしています。


 どんなに雰囲気でプレッシャーを掛けても動じない選手だらけだと思っています。


 なので。PK戦は。「このPK戦で勝てたら語り継がれる伝説の試合になるだろうな」と思うほどに、伝説という言葉が出るくらいに、勝つ確率は低いのではないのかと思っていました。


 勝ちました。


 田代琉我選手ですよ。ゴールキーパーの。あの方のPKの蹴った方向が完璧でした。試合後のインタビューで「死ぬ気で戦った」と仰っていましたが、本当に死ぬ気の覚悟の決まった試合運びだったなと思います。怪我人で10人になった後も、ただ守るだけ。ただ耐えるだけ。最もきついサッカーをやったと思いますが、死ぬ気で耐え続けたのだと思われます。


 気持ちで勝っていました。大抵は、負けた時の美談として、「気持ちでは負けていなかった」とか言われることが多いですが、気持ちで勝っていた上に勝負でも勝ちました。その勝負で勝った要因が主に気持ちというのは、サッカーの試合はそうそう見るものでは無いかと思います。


 こんなことを言ってしまったらまた白けてしまうかもしれませんが、スラムダンクの山王工業戦を思い出しました。スラムダンクの最終巻。桜木花道が怪我をして終わります。山王工業戦に全てを出し尽くした湘北高校は、続く愛知代表の愛和学園(だったような)にボロ負けしてお話は終わります。


 そんなことを言ってしまったら、次の柏レイソル戦はどうなるのですか。負けるのですかと言われてしまいそうになりますが、負けてほしくはないですね。もちろん勝ってほしいです。しかし、今回のヴィッセル神戸戦で負傷者が多く出たこと。将来が嘱望しょくぼうされていた17歳の道脇豊選手がまさかの負傷をしてしまったこと。ヴィッセル神戸に死力を尽くして勝った、他チームのサポーターから見てもロアッソ熊本の執念に驚かされるほどの死力だったわけですが、その代償も大きくなったというのが結果として出てしまいました。


 勝ったのは嬉しいのです。ロアッソ熊本が新たな歴史を刻んでくれたことは本当に嬉しいのです。楽天がバックに付いている、大金持ちのクラブを叩いたことは、叩けたことは本当に凄いことだと思います。


 ただ、やはり。新たな歴史を創るということはここまで大変なことなのかとも思いました。J2のリーグ戦は降格圏ぎりぎりです。これから怪我人が出たことからますます厳しい戦いになっていくでしょう。


 それでも。全てを出し尽くして天皇杯のベスト4まで勝ち上がりました。全てを出し尽くす。死力を尽くすという本当の意味を教えてくれた、サッカーを観ていて初めて感じた残酷さでもありました。


 これが戦いというものか。これが覚悟というものか。


 戦術の話に移ると、後半の途中からは完全にロアッソ熊本のペースになっていました。THE 大木マジック。後ろの選手がどんどんオーバーラップして追い越していく。追い越していった先にボールのパスを出し、トップスピードでボールをトラップするので、相手DFは絶対に着いていくことの出来ない、ショートパスでのスピードアタック。美しく、観ていてワクワクするサッカー。J1神戸でも着いていくことは出来ていませんでしたし、J1ですら、あのスピードでオーバーラップをするチームはほぼ無いのではないのでしょうか。


 ロアッソ熊本だけの、特殊戦術。大木マジック。


 ロアッソ熊本は良いチームになりました。あとはセンターフォワードですかね。オーバーラップとショートパスで崩していった先に、例えばサイドを崩してチャンスになったときに、ペナルティーエリア内に人がいないのが難点でした。昨年は髙橋選手がいました。今年も石川大地選手がいました。ところが中盤戦で靭帯損傷。絶対的なセンターフォワードがいれば、もっと楽な試合も増えたのかなと思います。


 道脇豊選手も怪我をしてしまいました。点を点で合わせるだけで決めてくれるフォワードがいれば、ロアッソ熊本が得点するシチュエーションも増えていきそうな気がします。


 以上、今日のロアッソ熊本のコーナーでした。

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 もうすぐ午前零時ですね。まだ書くことや書けることはたくさんあるのですが、もう寝ましょうか。明日は仕事ですし。睡眠を優先しましょう。今日から満月でPokémonSleepではGood Sleep Day らしいですよ。早く寝ていつも通りの一日を過ごして生きましょう。

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