田舎のPokémonGO事情
今日。2022年6月25日(土)。PokémonGOでモノズのコミュニティデイだった。
いつものように運動公園に行ったら中体連があっており、人でごったがえしていた。
スケボーをする青年たち。また、私のようにPokémonGOのモノズのコミュニティデイを狙いに来ている人など、とにかく人が多かった。
モノズの色違いは3匹捕まえた。11時から始まったが、14時ぎりぎりまでやるかと思って、途中、セブンイレブンでお昼を買っていたが、12時くらいで、もうすでに色違いも3匹捕まえたし、空模様も怪しくなってきたしで、帰ることにした。前に見た中学校時代の恩師が野球部を見に来ていたのもあって、再会したら「こいついつも一人で友達とかいないのかな」と思われるのも嫌だったので帰ることにした。
母校の野球部は驚くほど強いらしく、途中、PokémonGOから野球観戦に切り替えたが、運動公園の見物場まで野球ボールが飛んできた。「おお、打った!」と隣のおじさんが叫び、ふと見上げると私の方に一直線にボールが向かってきていた。とっさの反射神経でよけて、ボールは駐車場まで転がっていった。ボールを見てみたら軟式だったが、人間の力であんなに飛ばせるものなのかと驚いた。
軟式ボールを追いかけ、同じく軟式ボールを追いかけてきていて、ボールを見失ったらしいちびっこに「ハイ」とボールをあげた。そのときにスマホの電源がついており、PokémonGOの画面だったためか「あ、この大人、ダメな人だ」とでも言いたげに、お礼も何も言わずに立ち去って行った。多分、私の精神年齢はあのちびっこたちより低いかもしれない。
都会──と言っても京都だが──では大人も普通にPokémonGOにはまっていて、「一緒にミュウツーを獲りに行かへん?」と散髪屋のお兄さんに声をかけられたりしたり、都会では大人もPokémonGOをしているのだ。田舎ではPokémonGOをしている大人はあまり見かけない。というかPokémonGOをしている人そのものをあまり見かけない。
私が知っている以上にポケモンが湧きやすい場所を田舎の皆は知っているのだろうか。
田舎では一人一台自動車を持つのが普通であり、都市部のベッドタウンに住む人などは、車で数十キロ先の目的地へ平気で行く。私の場合はガソリン代がもったいないのと、やっぱり事故るのが怖いという理由と、あと誘ってくれる友達が誰もいないという、悲しい三つの理由から、PokémonGOのためにわざわざ遠出しようとは思わない。
私が天候が怪しいと読んだ後、家に帰った数分後に豪風と土砂降りの雨が降ってきた。おそらく中体連の野球は中止になったか、コールドで母校が勝ったかいずれかであろうと思われた。
田舎のPokémonGO事情だけで1000文字を超えた。ちなみに田舎には「ポケモンの巣」すらないことも併記しておきたい。
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