神さまは私をまだ見捨ててはいなかった(普通の人に近づくための試練を与えられている)

 今週は五連勤です。間の水曜日。


 疲れました。家に帰って、疲れを実感しています。脳内がじんじんします。高校時代に戻ったような、そんな感じです。


 甘い大学生活を過ごしたなあ、と思っています。


 今回も残念ながら、統合失調症(本物)的なことは何一つ起きません。


 ほどよい疲労で、幻聴を聞く余裕すらありません。


 脳がじんじんします。


 普通の人は、これよりもっと長く働いて、週五日勤務は当たり前で、休日は家族サービスとか行うわけです。


 さらに言えば、僕の仕事は基本座ってやる仕事なので、一日中立ちっぱなしの仕事もあるでしょう。僕の疲労度なんて疲れではないと思う人もいるでしょう。


 そうです。これがやっと普通一歩手前なのです。朝6時くらいに起きて七時くらいに出勤し、帰ってくるのは8時前。帰った後は寝るだけ。何も考えずに次の日また起きる。

 

 統合失調症になる前は、朝早く起きていませんでした。何の目標もなくただ大学へ行って、適当なところに就職できればいいや、とだけ思っていました。


 何も考えていませんでしたし、何も努力してもいませんでした。強いて言うなら小説を書こうとしていたのですが、全く評価されませんでした。


 大学3年になっても長期インターンなどは行かず、ひたすら孤独に読書と楽しいことに励んでいました。正直、自分なんてクズで、一人暮らしさえできてればそれでいいや、なんて思っていました。


 コンサータ飲んで、ぎりぎり大学生活を送れるくらい。

 コンサータ飲んで、ぎりぎり非常勤職員を全うできるくらい。


 普通の人はもっと苦労している。やっぱり統合失調症は天罰としか思えなくなっています。


 そして、今が非常勤職員生活なのに、これで精いっぱいと思っている自分がいます。甘いです。普通はもっと困難です。


 一人暮らしだったら、非常勤職員にもなれなかったでしょう。甘くて甘くて、どこまでも甘い。


 何が言いたいか分かりませんが、僕はもっと上へ挑戦します。普通へと手を伸ばします。努力します。継続します。


 僕を実家に閉じ込めて、普通のつらさを体験させるために、神さまは私を統合失調症にしました。


 コンサータを取り上げられて、絶望的でしたが、一年かかってコンサータを服用できるまでに環境を整えました。


 就職も無理だと思いながらも、非常勤職員には合格したのです。お金も貰えるようになりました。


 時間はかかれど、人と比べればスロースターターだけど、神はまだ私を見捨ててはいなかったのです。


 だから、私も努力します。けど、安楽、怠惰もします。


 今日も何も起こらず、明日も多分何も起こらず。そう願います。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る