なぜ夕方になるとフラフラになるのか?(僕の身体はサイボーグ)

 先ほど、『いつおのれを捨てた?』を書いてから、ばたりと倒れました。


 フラフラな状態で前の文は書いたのです。中身もほとんど覚えていません。


 倒れた後、気力で起き上がりフラフラのなか、家事当番としてあてられている、お風呂掃除をしました。

 

 本当にフラフラでした。そのあと晩ご飯まで寝込んでました。瞑想しているような感じです。


 いつも仕事の後ってこうなんです。だけれども、晩ご飯を食べると復活する。そして夜までハッスルして睡眠障害に陥る……。


 なのですが、なんで夕方になると、倒れるくらいの睡魔というか、気分の落ち込みというか、とにかく動けなくなる状態に襲われるのか。


 犯人はあいつです。コンサータです。


 コンサータが悪さしているのではなく、コンサータの効果が切れるのがちょうど夕方6時頃なのです。つまり夕方の6時ごろになると本来の自分が出てくる、というわけです。


 本来の自分はいつも睡魔と戦っていました。人間は他人になることはできないので、人間の仕組みとして、本来からそうなっていると思っていました。


 しかし違うんですね。発達障害と診断されてからは救われたような気持になりました。


 「自分の睡魔は怠けでは無かったんだ。ちゃんとした病気だったんだ。勉強しても一向に身につかないのは努力してなかったわけではないんだ」と。


 コンサータさえあればうんぬんかんぬん……。という話はしたいですね。しましょう。


 コンサータを高校時代から飲んでいたら別の国立大学には行けていたと思います。学歴厨みたいですけど。センター試験で失敗することなど無かったはずです。


 しかし、こうとも取れます。コンサータを飲んでいない状態が本来の僕の実力なんじゃないかと。


 でも多分、眠気に襲われ続け、大人になるにつれて多くなる仕事量についていくことができなくなり、コンサータを飲んでいなかったら、自分から命を絶っていた可能性もあります。いつも眠いのだから、いっそのこと永遠の眠りについてしまえ、みたいな感じで。


 薬に完全に依存する形になっていますが、「僕は薬でできている」と思っています。現代版サイボーグだとも思っています。


 薬で起きて、薬で心を平板化して、薬でアレルギーを抑えて、薬で眠る。僕の大半は薬でできています。もちろん、統合失調症の向精神薬のほうは減らしていきたいですけれど。心が平板化するってマジで楽しくないです。

 

 幻聴やらが起こってきたらジプレキサで撃退します。というかしてます。ジプレキサの感想は、脳と頭蓋骨の間にヘルメットを敷き詰められたかのような、不思議な状態になります。幻聴にはジプレキサが効いているな、と思っています。あと、深く眠れる効果もあるので、睡眠障害の改善に少しだけ役に立っているように感じます。


 僕の身体はサイボーグ。これは大学生の時にコンサータを飲み始めてからずっと思っている、僕のアイデンティティです。

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