公務員試験に11回連続面接で落ちている(多分、大事にしているものを見透かされたのでしょう)

 書きたくないけど書きます。


 カクヨム中毒なのかもしれません。カクヨムに書いても一円にもならないし、自分の個人情報を載せることにも抵抗があります。


 家族のことも書きたくなかった。それでも書いてしまう。


 今回のテーマはタイトルの通りです。僕は統合失調症になった後の就職先として国家公務員か地方公務員を目指してきました。


 国家公務員は、2018年に障害者水増し問題を受けて、新たに障害者を国家公務員に迎え入れる、という事件がありました。


 2018年。僕が統合失調症になり、閉鎖病棟隔離室に入れられたのも、ちょうど2018年5月17日。


 統合失調症の陽性症状により、「僕を国家公務員にするために、国がこのタイミングで障害者水増し問題を発表してるのだ」と強く思いました。


 しかし、一回目の試験は受けることができませんでした。受けようと思えば受けられたのに、精神障害者保健福祉手帳の申請を、一ヶ月ほど遅らせてしまったのです。それで、応募締め切りのギリギリでアウト。受けることは出来ませんでした。


 また、2018年5月から三ヶ月という長期入院を強いられたため、大学を四年生で卒業することが困難になり、留年が決定していた、ということも、国家公務員試験を受けなかった理由でもあります。


 なのに、「国家公務員試験は僕のために行われているんだ。僕は警察庁に行って公安警察のゼロの一員になるんだ」と本気で思っていました。長期で働いたことが無かったので、誇大妄想が全く止まるところを知りませんでした。


 「2019年にもう一度試験があるだろう。その時に国家公務員試験を受けて通れば就職も安泰だ」そんな甘っちょろい考え方で、四年間就学を続けていた同志社大学に別れを告げて、中退という形で実家に帰ることになりました。


 実家に帰った要因は、他にも色々あるのですが、国家公務員のそれも警察庁に入る、というのが当面の目標でした。何も知らない、子供のような考え方でした。


 そして2019年。就労移行支援所を自習室として使いながら、2019年の試験を待ちました。その結果、2019年度も国家公務員試験が開催されることが決まりました。


 しかし、誤算。大学時代の僕はアホなので、国家公務員というと東京の霞が関で働く人種を、そう呼んでいるのだと勘違いしていました。地元の九州ないしは熊本県でも国家公務員はたくさん働いていたのです。


 なので、2019年度の試験区分も、当然九州ブロック。東京に行くことは、父親に相談することなく、言語道断で熊本県内にある、実家から通える国家公務員を目指すことになりました。


 さて、2019年度の一次試験。筆記試験ですが30点満点中22点。合格ラインが九州ブロックでは20点だったため、一次試験は通過することになりました。九州ブロックは合格ラインが高かったため、ぎりぎりの合格でした。


 そして二次試験。熊本県内にある四つの官庁を受けましたが、全て不合格となりました。


 同時に県職員試験も受けました。一次試験は合格しましたが二次試験で3つある分野の全ての課で不合格を受け取りました。


 そして2020年。国家公務員試験はなくなり、県職員試験だけ受けました。一次試験は開示結果をもらい、全体の一位で通過することができました。そして二次試験。開示結果を見たのですが、一般事務や教育事務では、面接ではまず相手にされていませんでした。警察事務だけ、少しだけ点数が高かったです。


 そして国家公務員のステップアップ制度。非常勤職員として働く障害者が、常勤職員となる試験もありましたが、こちらも面接で落ちました。


 そうまとめすると、2年間、面接試験でいうに11もの組織から不合格を突き付けられたのです。


 個人的な分析をすると、どうしても夢を捨てきれていない状況が、面接官にバレバレだったのかな、と思います。


 小説家になりたい、という思いで同志社大学文学部哲学科に入学しました。その夢を捨てきれていないから、こうしてカクヨムを、始めたり、病気に負けて消してしまったりを繰り返しているのです。


 夢という足かせが、職務にすべてを捧げる覚悟を妨げているのだと感じました。


 ちなみに、小説家になりたいとは、もう思っていません。こうやって、現実に起きたことを淡々と書くだけで精いっぱいです。


 もし、何かの職務に就いたとしたら、そのあとは、カクヨムからも引退するか、更新が止まるかのいずれかでしょう。


 とにかく夢が、甘い罠が、僕を前へと進ませないでいます。夢を捨てたい。でも捨てきれていないのがバレている。


 あと、まあ、統合失調症と睡眠障害がある時点で採用する側は慎重になると思います。昨今のコロナ禍のなか、市職員として働いている友人がいますが、仕事が終わるのが午前3時とかざらにあります。彼は大卒枠のエリートコースなわけですが、僕に同じことをしてみろ、と言われてもできないと思います。


 非常勤職員をしてみて感じました。働くのは全力投球をしないとダメなのです。人生の時間の全てを捧げる覚悟が無いと、普通の人のようには働けない、普通の人くらいに給料は貰えないのだと実感しました。


 さて、今年は前へ進めるのでしょうか。どこの団体を受けるかは秘密ですが、一次試験の筆記や適性検査で落ちないことを願っています。

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