第16話:初めての弟子

「う、うう...」


少年達が目を覚ました


「目が覚めたか」


辺りを見渡したがあの魔物はもうどこにもいない


「な、なぁサイクロプスはどうしたんだ?」


「あの魔物はサイクロプスというのか?ならば、あの魔物は俺が既に倒した」


そう言って虚空に手を伸ばしてサイクロプスの死体を見せてきた


「え?あ....本当に倒したのか?」


「ああ、倒したぞ」


すると少年は黙りこんでしまった


「別に無理に信じろとは言わん。それよりも早く街へ帰るぞ」


そう言ってレントは歩き出した。そこで少年が話しかけてきた


「貴方の名前をもう一度聞かせて欲しい!」


(名前?一度言ったはずだが忘れたのかこいつは)


「俺の名はレントだ」


「レントさん...いえ先生!」


「は?」


先生?何故俺が先生なんだ?


「俺は..もっと強くなりたいです!さっきみたいに..どんな魔物が現れても仲間を守れるほど強くなりたいです!」


話の先が見えん...結局こいつは何が言いたいんだ?


「だから、俺を先生の弟子にしてください!!」


「は?」


この日、俺に初めての弟子が出来た。

....いや、弟子なんかいらないからな!?







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

最強の魔王は魔法学園に編入する!~異世界から来た魔王は学園で無双する~ _あるてーる @alutlu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ