ガスト 至福のフレンチコース

 ボンソワール、日本の貧乏人の皆様。ミーはおフランス帰りの涼格ザンス!

 今日はミーがおフランスにいたとき、よく食していた本場のおフレンチコースを紹介するザンス。


 チミたち貧乏人は知っているはずないザンしょうけど、おフランスには「ガスト」という、それはもう有名な高級レストランがあるザンス。

 おフランスのセレブたちは、毎晩のようにガストに通ってはセレブな食事とセレブな会話を嗜むザンスよ。もちろんミーもおフランスにいたときにはよく通ったザンス。


 そんなガストが今季、期間限定で出した特別メニューが、今回ご紹介する「至福のフレンチコース」ザンス。

 お値段は税込1990円。ドリンクバーは含まれてないザンスよ。ガストはだいたい1人1000円で食べられるザンスから、その倍もするという超高級コースザンス。

 ガストに通うセレブも、さすがにこのコースを注文するのは二の足を踏むザンスが、もちろんミーはおフランスにいたとき、毎日のように食したザンスよ!



 このスペシャルコースを監修したのは、L'alliumのシェフ、進藤佳明。ミシュランガイドの一ツ星レストラン「ジョンティ・アッシュ」の料理長だった男ザンス。

 まあ、チミたち貧乏人には縁のない店ザンしょうけど。なにしろ、この辺の店でコースを頼んだら3万円はするザンス。


 そう聞くと、さすがに頭の悪いチミたちでも、ガストの「至福のフレンチコース」が、実はおトクな値段だと気づくザンショ。ミーはセレブでお金持ちザンスけど、だからといって無駄にお金を遣ったりはしないザンス。本物のセレブは賢くお金を遣うものザンスよ!



 このコースの前菜は、「3種の前菜盛り合わせ」ザンス。


 去年の「感動ハンバーグコース」に付いていたサラダは、見た目はほとんど普通のガストのサラダなのに、ちょっとした工夫の積み重ねで、その味を数段クオリティアップさせているという、魔法のような逸品だったザンス。あれは本当に監修シェフの腕が冴える見事なサラダだったザンスね。


 一方、今回のコースの前菜は、いつものガストの素材を使いつつも、いつものガストとは全然違った料理に仕上げているところに面白味があるザンスね。

 まあ、チミたち貧乏人には量が少なくて物足りなく感じるザンしょうけど、おフレンチの前菜は腹を満たすものではなく、愛でるものザンスよ!



 スープは「カリフラワースープ ~カリカリバンチェッタとクルトン添え~」ザンス。

 まあ、ガストでは飲み放題のスープバーがあるザンスから、スープにありがたみを感じる人は少ないかもしれないザンスね。けれどたまにはこういう手の込んだスープを食すのも一興ザンス!



 メインは「ビーフ100%ハンバーグ ペリグーソース ~ごぼうのチップをのせて~」。付け合わせは「クリーミーマッシュポテトと温野菜」「卵の赤ワインマリネ」ザンス。

 ハンバーグはいつものガストの100%ビーフハンバーグザンス。鶏肉を混ぜていたかつての激安ハンバーグのガストのイメージから脱却できていないチミたちは知るよしもないザンしょうけど、今のガストのハンバーグはかなり旨くなっているザンス。その分、お値段も上がっていて、チミたち貧乏人には手が出せなくなっているザンスがね!



 デザートは「ブランマンジェプラリネ」ザンス。チミたちにもわかるように言うと、ババロアとかパンナコッタみたいなもんザンスね。



 ちなみに、チミたち貧乏人のために一応教えてあげると、メインの「ビーフ100%ハンバーグ ペリグーソース」を単品で頼むと1290円ザンス。単品ならいつものガストとそんなに違わないザンス! ……と、頭の悪いチミたちなら飛び付きそうになるザンしょうけど、よく考えるザンス。あと500円出すだけで、前菜とスープ、パンとデザートが付くんザンスよ。どっちがオトクか、ない頭を必死に絞ってよ~く考えてみるザンスね。 



 と、いうわけで、今日はミーがチミたちに、ちょっとだけおフランスのセレブな界隈の雰囲気をお伝えしたザンス。せいぜいセレブ雰囲気の残り香だけでも味わいながら羨ましがるといいザンス。オ・ルヴォワール!




 ……余談だが、このフレンチコース、全部ネコロボではなく店員が運んできたのだが、その店員の手がめっちゃ震えていたのが印象的だった。やはりガストのメニューとしてはかなり高いので、頼む人が少ないのかもしれない。

 確かに高いっちゃ高いが、高級フレンチのシェフが、カツカツの予算とガストの仕入れている素材で、自分の名を傷つけないような料理を量産せにゃならんという無茶ぶりに苦心した末の作品を味わうのは面白いので、興味とお金があるなら一度は試してみるのをおすすめする。


 しかし、現場にしてみれば、このコース料理はかなり面倒くさそうなので、できれば頼んでほしくないだろうな、という気はする。フレンチ専門店なら同じものばかり作るし、配膳する人も慣れているから問題ないが、ガストはいろいろな料理を作らにゃならんし、高級コースを運ぶときにどうすべきかなんてレクチャーを受けているはずもない。

 忙しいときにこのコースが大量に注文されたら厨房は地獄と化しそうである。

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