ココスの配膳ロボが「もこもこちゃん」になる
すかいらーくグループやココスで導入された配膳ロボは定着しつつあり、もう雑記でこいつらについて書くようなことはないんじゃないかと思っていたが、意外と早く新しいネタが転がってきた。
ココスに行くと、配膳ロボにアップデートが施されていた。
まず、移動中に流れるBGMが変わった。以前はすかいらーくグループのネコロボと同じやつだったが、現在は「藁の中の七面鳥」に。
画面に表示されるキャラクターも変わった。以前は謎の1つ目だったのが、謎の白いキャラクターに。
家に帰って調べてみると、謎の生物は「もこもこちゃん」というらしい。以前からこっそりココスに棲み着いていたようである。
ココスというと、以前のマスコットキャラはドラえもんだったし、今はラスカルを使っている。
そのラスカルも最近は出番が減っていて、どちらかというと大きな子供向けの、期間限定コラボのキャラのほうが目立っていた。
もこもこちゃんはラスカルよりもさらに目立っていないが、ココスのメニューのイラストを担当している北澤平祐という方のキャラクターだそうで、彼がメニューのイラストを担当するようになった2022年からずっとメニューに描かれていたようである。
音声も変わっている。以前は機械音声丸出しのカタコト日本語で喋っていたが、遊園地かなんかのマスコットキャラみたいな喋り方をするように。たぶん、もこもこちゃんをイメージした声なんだろう。
ただ、一部の音声が未アップデートのままで、「トレイにお済みの皿をお載せください」的な音声は以前のカタコト音声のままだった。もこもこちゃんの化けの皮が剥がれた瞬間。
すかいらーくのネコロボは、ロボのデザインからしてネコをイメージした形状になっているのに対し、ココスのロボはもこもこちゃんをイメージして作られているわけではない。なのでどうしても外見とキャラクターの間にミスマッチ感がある。ロボの色も黄色で白くないし、もこもこもしてない。初期状態の1つ目の方が、キャラとしては統一感があった。
無理にもこもこちゃんのキャラを被せず、そっけない音声だけ変えれば良かったんじゃないかと思うのだが。
今回のアップデートによるBGMや音声の変更により、ココスの配膳ロボは、なんとなく子供っぽい、遊園地みたいな雰囲気を纏うようになった。ちょっと大人には気恥ずかしい感じに。
そう考えると、すかいらーくのネコロボはいい塩梅のバランスだったんだなと思う。子供にも受けるけど、子供っぽすぎもしない。語尾に「にゃ」とか付いている割には、意外と浮いている感もなかったりする。
あと、私のよく行くココスでは、配膳ロボが2台体制になっていた。未だにガストでは1台のところが多いのだが、ココスは本格的にロボを使っていく気なのかもしれない。
よくロボ同士で通り道がカチ合っていた。何を言っているかよく聞き取れなかったが、「通りまーす」だか何だか、ロボ同士で何か言い合いながら道を譲り合っていた。
今回のアップデートがココスにとって正解なのかはわからないが、わかったことはある。ココスはあくまで子供向けを意識している、ということである。だから家族でゆっくり座れるような円卓の席を用意したり、マスコットにドラえもんやラスカルを使ったりしている。
そして、誕生日には写真撮影や、ハッピーバースデーの曲を店内に流したりするサービスを行ったりもしているわけである。一応、おっさんが誕生日用のデザートを所望したときにも「写真撮影するか」と訊いてはくるが。本当に撮影してもらったら相当寒いことになりそう。
実際、ココスは小さい子供連れの客が他のファミレスよりも多い。
最近は大きな子供向けのコラボイベントが多かったから、すっかり忘れていた。
ついでなので、しゃぶ葉のネコロボについても言及しておく。
ガストやしゃぶ葉のネコロボは、「あずき」だの「あんこ」だのとおいしそうな名前が付いているが、しゃぶ葉のネコロボは韓国フェアの時に名前が「チュクミ」とかに変えられてしまい、韓国フェアが終わると名札自体が撤去されて名無しになってしまった。
現在でもその扱いは変わらない。今でも奴らは名無しである。
ただ、思い返してみると、ガストのネコロボもいつの間にか名札がなくなっていたような記憶もある。ちゃんと確認していないが、そんな気が。
ということは、名札を撤去するのは、すかいらーくグループ全店で行われたのかもしれない。
代わりに、季節やイベンドごとに前面にステッカーを貼るようになった。雛祭り仕様とか。
ガストのネコロボは長らくポンコツのイメージがあったから別にいいのだが、そのガストのネコロボがポンコツっぷりを発揮する傍ら、ずっとテキパキ働いていたしゃぶ葉のネコロボが、せっかく副店長候補まで上り詰めたはずなのに、いきなり名無しの役職なしに降格してしまったのはどうなんだろうと思わずにはいられない。
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